更新日:2022-05-07 06:00
投稿日:2022-05-07 06:00
離婚したいわけじゃない、居場所が欲しいだけ
「ウチは妻の子どもを連れて、妻が再婚した夫婦だからね。子どもがいるって言っても俺の子じゃないから、なんとなく居場所がないままだったんだよね。
妻と娘は親子だから絆が深くて当たり前なんだけど、なんとなく俺の入る余地がないっていうか、俺だけ他人って雰囲気なのよ。
でも、妻と離婚したいって気持ちはなくて、ただ俺の居場所が欲しいだけ。一時的な居場所でいいから、不倫くらいが俺にはちょうどいいんだよね」
もともとの性格がおとなしいユウスケさんは、家庭内でも言いたいことが言えず、そのストレスを不倫によって発散していると自分を分析しています。「不倫をしているのはいけないとは思うけれど、今、不倫をやめて俺の居場所が奪われれば、家庭内の雰囲気はもっと悪くなると思う」と話します。
家庭を壊す気は全くない
「もちろん、今の相手とはいつかは終わりにするつもりだけど、今じゃないってだけ。だから、妻には申し訳ないけれど、もうちょっとそっとしておいてもらえたら嬉しいっていうのが正直な気持ちだね。妻の立場からしたら難しいのもわかるけどね……。
今の不倫相手ともそのうちに別れるし、その後また誰かと不倫をするかはわからないけれど、俺は自分のバランスを保つための居場所が欲しいだけだから、家庭を壊すつもりは全くないんだよね。
だからさ、意地でも不倫を認めるわけにはいかないよ」
◇ ◇ ◇
恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
ラブ 新着一覧
コロナ禍で、驚くほど多くの不倫カップルが会うことができなくなり、そのまま別れに至りました。そんななか、今でも仲が続いて...
「恋の寿命は3年」って、よく言われますよね。実際、今感じている新鮮な気持ちを3年経った頃にも感じていられると断言できる人...
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
意中の彼とLINEを交換したところまでは良かったのに、LINEをするたびに距離ができて自然消滅してしまった……なんてこ...
身長の低い女性は、基本的にはモテると言われます。小さくて可愛らしい動きにキュンキュンする男性も多く、実際にそれを自覚し...
将来的に結婚を考えている男性は、少し余裕のある女性を好む傾向があります。それまでの恋愛は同年代のワガママに付き合ってい...
恋愛中、片思いの彼に振り向いて欲しいからとLINEで駆け引きをする人って多いですよね。あえて未読スルーで焦らせてみたり...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。現在のシングルマザーの平均年齢は33歳、再婚率は26%と言われています。離婚...
「冷酷と激情のあいだvol.18〜女性編〜」では、ダブル不倫の相手と再婚をしたくて夫に離婚を切り出した女性・Wさんの心情...
あなたは恋人と別れ話をする時に、LINEや電話で話す派ですか? それとも会って話す派ですか?「重要な話ほど、きちんと話...
離婚後、新しい恋愛のチャンスがやってきた!?……と思ったのも束の間、元夫の方が自分に合ってたのかもしれないなぁ。そんな...
今、かつてないほどの出張ホスト人気が起きています。コロナ禍で夜の街に行きづらくなった女性たちが、マンツーマンで相手をし...
好きな人とデートに行った後、「楽しかったね!」とLINEしたのに既読スルーされた……なんて経験はありませんか? 多くの...
則夫の内縁の妻の連れ子が不憫で、養護施設に寄付をしたいと加奈子さんが言ったとき、則夫は最初、そのお金は預かれない、そこ...
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...