「とうもろこしとクリームチーズのかき揚げ」アツアツが美味

コクハク編集部
更新日:2019-05-23 22:00
投稿日:2019-04-19 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は熊本市の創作居酒屋「旬家はちどり」の喰田信治さんに、とうもろこしの甘さにチーズがよく合う「とうもろこしとクリームチーズのかき揚げ」のレシピを教えていただきました。

イタリアン風にオリーブオイルと塩で

 とうもろこしのかき揚げは熊本の居酒屋定番メニューだそう。店によって、とうもろこしをタテに切ったもの、輪切りなど形もさまざま。

 はちどりでは、クリームチーズと合わせ、イタリアン風にオリーブオイルと塩でいただきます。クリームチーズを使ったメニューが多いのも熊本の特徴。馬肉や魚など鮮度のいい食材が豊富なだけに新鮮なものはシンプルに。その分、調理を加えるものは油で揚げたり、食べごたえのあるものが好まれる傾向が強いそうです。

「クリームチーズは日本酒、ワイン、サワー、どんな酒とも相性が良く、つまみに使いやすい食材です。パッと出せる便利な食材なんですよ」と喰田さん。

 クリームチーズは「2度揚げ」が基本。1度揚げた余熱で中のチーズに熱が入るようにして、もう1度揚げると衣はサクサク、中がアツアツに仕上がりますよ。

【材料】

・クリームチーズ 50グラム
・スイートコーン(缶詰・粒) 大さじ6
・小麦粉 小さじ2
・水 少々
・クレソン 少々
・バジル 少々
・塩 少々

【揚げ衣】
・小麦粉 小さじ2
・水 小さじ1
・卵黄 少々
・サラダ油(揚げ油) 適量

【レシピ】

1. ボウルに、クリームチーズ、スイートコーン、小麦粉、水を一度に入れて手で混ぜ、大さじ程度の団子状にする。
2. 揚げ衣用の小麦粉と水、卵黄を混ぜ、①をくぐらせる。揚げ衣はうっすら付くぐらいでOK。
3. 180度の油で2度揚げする。1度目は4~5分、2度目は3分程度。
4. 油を切って皿に盛ったら、クレソンとバジルで盛り付け、塩とオリーブオイルを添える。

本日のダンツマ達人…喰田信治さん

▽しょくた・しんじ
 旬家はちどり料理長。1977年生まれ、高校時代の居酒屋アルバイトから料理の道へ。創作和食の店で修業を積み、現在店舗の料理長に就任。開店当初のカラーを保ちつつ、地元の旬な食材を使った、年齢層を問わず好まれるメニュー作りに定評がある。

▼旬家はちどり
 豚肉・馬肉・魚など地元食材を生かした熊本市内の創作居酒屋で、地元リポーターの常盤よしこ氏もオススメの名店。熊本に蒸し鍋を初めてメニューに加えたことでも話題に。市内にグループ店舗の「ナナイロ」「奥ざしき たつのこ」がある。
熊本市中央区下通1―2―10
℡096・355・7818

(日刊ゲンダイ2018年1月30日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


白子の美味しさを最大限に味わえる「タチ入りキンチャク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・旭川の老舗居酒屋「独酌・三四郎 」の西岡...
インスタ映え「油揚げサンド」 少しずつ温めパリパリ食感に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
「シチリア風肉団子」刻んだアーモンドが程よいアクセントに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
味付けはあなた次第!どのお酒とも相性抜群 「挽き肉豆腐」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・阪東橋の広東料理店「壱龍釜」の唐子庭さんに...
「サバ味噌缶のチーズ焼き」フライパンいらずの簡単おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・歌舞伎町で25年営業の老舗「ぱいんつりー」...
種だと思ったら…「驚きのアボカド」は健康・美容にも効果的
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島のそばの名店「のぶ庵」の三宅泰子さんに...
美味しい糖質オフ「厚揚げのカリカリ焼きネギじゃこソース」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
ピリッと「シイタケのオーブン焼きブラックペッパー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
「saba-can」定番のサバ缶を野菜とスパイスでインド風に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・経堂のインド料理店「ガラムマサラ」のハサン...
中目黒で大人デート 「グルドボワ」最先端フレンチの魅惑
 世界で最も多くの星を持つ魅惑の美食都市「東京」。飲食トレンドリサーチャーの山口えりこが、10,000円以下で最高の料理...
山口えりこ 2019-05-22 06:01 フード
「のどぐろ煮付け」たった10分でおつまみにもおかずにもなる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒で新鮮な牡蠣とのどぐろを楽しめる専門...
3分で作れて激安「貝柱のずんだ和え」 味付けで西洋風にも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・向島の老舗料亭「櫻茶ヤ」の添野光二さんに、...
「レンコンの紅しょうが焼き」味付けいらずで冷めても美味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のミシュランにも掲載された割烹「ふ...
ワインに「ブルーチーズとドライフルーツのタルティーヌ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
「梅肉とワサビの香り和え」刻んで混ぜるだけでお酒のアテに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は宮崎市の板前料理店「福重」の福重浩さんに、簡単な...
恵比寿の超人気店「賛否両論」予約が取りやすい時間帯って?
 世界で最も多くの星を持つ美食都市「東京」。恋人と友達と家族と。美味しくて素敵な、記憶に残る時間を過ごしませんか?飲食ト...
山口えりこ 2019-05-28 05:32 フード