「喜ばれるお菓子」の定義を考えてみた 2022.6.23(木)

コクハク編集部
更新日:2022-06-23 11:57
投稿日:2022-06-23 06:00
 おいしいお菓子をいただきました(ありがたや~)。それからというもの、以前にも増して「贈り物上手」になりたいと考えるように……。

御菓子処すだの「エンガトルテ」

 アラフォーです、いいトシです。大それたものではなく、さり気なく、「ほんの気持ち」をブツ(!)で示せるようになれたらいいなあ。

 新潟・柏崎にIターンした学生時代の友人から送られてきた、地元の人気店「御菓子処すだ」の「エンガトルテ」。スイスのエンガディン地方に伝わる伝統菓子をアレンジした焼き菓子で、バターをふんだんに使ったリッチなクッキー生地の中に、生クリームのたっぷりのキャラメルにクルミがざっくざくと入った“骨太”系のスイーツです。

 筆者は「リッチショコラ」という期間限定品をもらったのですが、コーヒーに合う! ちょうどいいサイズ感で、小腹が空いたときにもぴったりです。

 リッチショコラは、クルミのほかにヘーゼルナッツも入っているWナッツ仕様。生地もカカオ60%のチョコレートが練り込まれたココアタイプです。

 リピしたいと思い、店のHPを見ると実店舗は新潟県内に2店舗のみの展開。オンラインショップはあるものの、都内で買えないのね……と思うと、ありがたみもマシマシでした。5個入りで1050円。

京らく製あん所の「あんビスキュイ」

 横浜在住の方と打ち合せした際にいただいたのが、京らく製あん所の「あんビスキュイ」です。京都に本社を構える製菓会社が打ち出すブランドの新商品。おしるこやもなかを販売している同会社は、和菓子の命ともいえるあんこは得意中の得意です。

 こだわりまくっている「餡」をバターをふんだんに使ったビスキュイ生地で挟んだ、これまたフィンガーサイズなのに“骨太”系のスイーツです。

 実店舗は京都、大阪、そして横浜のみ。オンラインでも購入オッケー。

ほんの気持ちとして「喜ばれるお菓子」7カ条

 お菓子は、心温まる「ほんの気持ち」にぴったりの贈り物。そこにちょびっとだけ、特別感を出すにはどんな条件がいいのかしら……? まとめてみました。

1. オンラインでも購入できるけれど、店舗数や販売エリアが限られている
2. “知る人ぞ知る”感があったらなおよし
3. 上限1500円程度(2000円だと、ちょっと高いイメージ)
4. 自分自身に贈りたい(贈られたら嬉しい)と思うかどうか
5. 2週間から1カ月ぐらいは日持ちがする
6. 手乗りサイズの個包装(食べ過ぎ予防←ここ大事)

 そうそう。「息抜きもしてね」といったことばをかけていただきました。面と向かってではなくても、小さなカードを添えてもいいですね。さり気ない気遣いが感じられる「ことば」は大事であり、ジーーーンと響きます。

7. ことばを添える

 こちらも、加えまして。

 贈り物をする行為自体、“自己満”かもしれませんが、それをいっちゃあ、おしまいよ(苦笑)。7カ条を心に刻み、贈り物上手に近づけたらいいな、と思う今日この頃です。

 上記のお菓子はいずれもフィリングと生地の歯ざわり&コントラストが絶妙で、甘さの余韻も上品。ついつい手が伸びてしまいそうになる禁断のスイーツですので、「6. 手乗りサイズの個包装」は要注意です(苦笑)。

 でもって、「4. 自分自身に贈りたい」を実践されてもよろしいかと思っております。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「コチュマヨツナの味噌キャベツ」マッコリと一緒に韓国気分
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
「山わさびのせ豚ロースステーキ」あくまでも中火でじっくり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、さわ...
「長芋のチーズ焼き」意外な組み合わせとホクホク食感が新鮮
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
「定番のオム豚キムチ」ご飯が何杯でもいける“最強おかず”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「トンビ豆腐」豚の尾を“野菜だし”と3種の唐辛子でコトコト
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
「シラス山椒」爽やかな山椒が香る和風マリアージュの王道
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、和...
「ナスのひき肉詰めムサカ仕立て」余り食材がおしゃれに変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「ちくわの向こう側」えのき明太マヨがちくわにピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
黄身を崩して絡めたらも~最高! 絶品☆新玉ねぎのサラダ
 旬が短いからこそぜひ食べてほしい「新玉ねぎ」。通常の玉ねぎより水分を多く含んでいて辛みが少なく、柔らかな食感なので、生...
ぐっち夫婦 2020-04-28 15:10 フード
「クロスティーニ」あらびき肉とクリームチーズのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「マラケシュのポテサラ」4種のスパイスが食欲を刺激する!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
「ナスの生姜焼き」甘じょっぱいタレはだれもが好きな味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...
「ハッスルたらこ」お酒と白飯がグイグイ進む危険なおつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
「チーズの葉わさび和え」ダイエット中の人にもお勧めしたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
「大山鶏山椒煮」抜群の素材の味を引き出すシンプルな味付け
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「サバと大根の湯揚げ」醤油とバルサミコのポン酢ソースで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...