人に言えない「尿漏れ」問題 大きな声で笑ったら“じゅん”!

コクハク編集部
更新日:2023-01-26 19:05
投稿日:2022-06-28 06:00

3. プレ更年期を解消する漢方的養生

 東洋医学で考える尿漏れは、症状の原因やその人の生活スタイル、背景などで対処が異なりますが、その多くは「腎虚」を改善していきます。

 東洋医学にもとづいた漢方では、「養生」をすることで健康的に過ごせるように生命力を養い、高めていきます。養生には「食養生」や「生活養生」「経路(ツボ)の養生」などがあります。

 それでは、腎を元気にする養生を具体的にみていきましょう。

1. 食養生

 食養生とは、食物の性質や効能を活かし、食事を通して生命力を養うことです。腎虚におすすめの食材をご紹介します。

・黒い食材をとる
 黒キクラゲ、黒豆、黒米、黒糖、ひじき、わかめ、昆布など

・元気を補う食材をとる
 羊肉、牛肉、えび、椎茸、山芋、もち米、高麗人参、ナツメなど

・からだを温める食材をとる
 鮭、えび、ニンニク、ニラ、栗など

2. 生活養生

 腎虚は、どんなに寝ても疲れがとれにくいのが特徴です。

 3食きちんと食べる、早寝早起きをするなど、日々の生活を整えることで弱った腎は元気になります。また、腎は冷えに弱いので冷え対策も大切です。

・睡眠をしっかりとる
 睡眠時間を十分に確保するだけでなく、夜更かしをせず、朝はしっかり日の光を浴びることで1日のエネルギーが満たされます。

・からだを冷やさない
 とくに腎や膀胱に影響のある、腰から下半身を冷やさないようにしましょう。

3. 経路(ツボ)の養生

 ツボを刺激することで体内の血液やエネルギーを循環させ、全身に栄養を行き渡らせることができます。

 腎の働きを高めるツボをご紹介します。

膀胱兪(ぼうこうゆ)
ツボの場所:仙骨(臀部中央の平らな骨)にある上から2番目のくぼみの指2本分外側
押し方:気持ちいいと感じる程度の力で押しましょう。6秒を目安に押してゆっくり離し、6~10回繰り返します

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


今こそポニーテールを! 垢抜け“モテスタイル”に見せるコツ
 冬はストールを巻いたり、タートルニットを着たりと、首元がつまった服を着る機会が増えます。そんなシーンでのヘアがダウンス...
つけまつげ=古いは嘘! 時短で「今っぽ盛り」が叶うテク
 10年ほど前に大流行して以来、幅広い世代に使用され、バリエーション豊かに販売されるようになった「つけまつげ」。昔はして...
ついつい雑になりがち? 意外と知らない“正しい洗顔”の方法
 洗顔は当たり前に毎日すると思います。歯を磨いたり髪をとかしたりするのと同じで、何げない日常の一部になっていますよね。で...
ビューティークレンジングバームで大人の毛穴ケア!60秒でメイクオフの効果は?
 女性誌で話題の「ビューティークレンジングバーム」ってご存知ですか?メイク落ちの良さはもちろん、毛穴悩みまで改善させてく...
かわいい系からキレイ系にシフトする手っ取り早い4つの方法
「童顔って言われることが多かったのに、気がついたら年相応に見られることが多くなった」 「ガーリーなものが大好きだったけ...
七海 2019-12-04 06:00 ビューティー
乾燥対策は12月から! ボーナスで買って損しない美容家電3選
 例年、冬の乾燥警報は12月から増えていきます。たかが乾燥、されど乾燥。加齢とともに敏感になる女性の肌には、乾燥は大敵で...
ダイソー「URGLAM」4点を紹介! 秋冬メイクを100円均一で
 100円均一で買えるなんて信じられないくらい、アイテムがオシャレなダイソーコスメ「URGLAM」。ちょうど購入予定だっ...
腫れぼったさゼロ!「涙袋×ピンク」でモテる瞳のつくり方
 ツンとしたおすまし顔をしていても、まるでニコッと微笑んでいるように見せてくれるのが涙袋メイク。  けれど、白いアイシ...
ほっそり長い脚に見せたい!コンプレックス別ブーツの選び方
 寒くなり、朝夕は息が白くなる季節になりました。防寒対策としても、お洒落としても、ブーツを導入し始めている人は多いのでは...
七海 2019-11-30 06:00 ビューティー
毛の悩みとサヨナラ! 医療脱毛のアレコレを専門医に聞いた
 脇だけ脱毛を済ませたのですが、お手入れが劇的に楽になったので、他の部位も医療脱毛をしようか迷い中。でも医療脱毛ってどん...
エイジングケア専門医が語る「セックスと美容」の良い関係
 モデルやレースクイーンの経験を持ち、40歳で“奇跡のグラドル”として活動したり2019年はラスベガスで開催された「Mr...
2021-12-21 16:23 ビューティー
いくつ実践? セルフで“美バスト”を育む効率的なポイント3つ
 彼が女性らしさを感じる大切なパーツに、“胸”は欠かせません。「胸に自信を持ちたい!」「美バストになって、彼に喜んでもら...
化粧水はコットンと手のどっちがいい? 肌の水分量UPの方法
 洗顔後に化粧水を付ける時、コットンでつけるか、手でつけるか迷ったことがある方は多いでしょう。実際のところ、どちらが正解...
湿度が低い日も怖くない!デート前の「くせ毛」を時短で救う
 くせ毛の女子にとって、広がりやパサつきが気になる日のデートは、頭を抱えがちなシチュエーション。 「今日に限って、髪が...
小顔整形って? エラを小さくする「3つの方法」を詳しく解説
 プチ整形、アンチエイジング……気になるけれど、敷居が高くてよくわからない、そんなお悩みを抱えている方も多いのでは? コ...
妊娠線予防は?髪型は?プレママに役立つ産前産後の美容知識
 プレママ期間は赤ちゃんを迎える準備や妊婦検診など、何かと忙しい時期。気づけば自分のことは後回しになってしまっていません...