初めての女が激白!息子のカテキョは“童貞大学生”でした #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-08-22 17:27
投稿日:2022-08-05 06:00

まさか童貞だったとは!

 『えっ』と思いました。

 もしかして、女性と付き合ったことはないの? もしかして、もしかして童貞……? いえ、今の時代、彼女がいなくても、プロに手ほどきを受けることもあるでしょうし……。

 次の言葉を探していると、彼が口火を切りました。

『ずっと男子校で、勉強とバスケばかりしていたので、共学の大学に進学しても、女の子と話すらまともにできないんです。もっと勇気を持てればいいんですが……』

 この一言で、彼が童貞だとわかりました」

「女の人を抱いたこと、ないの?」

――続けてください。

「そう思った瞬間、私、腰を浮かせて彼の隣に座りました。ハッとする彼の顔を見つめながら、『女の人を抱いたこと、ないの?』と訊いたんです。

 我ながら、なんてハレンチだと思いつつも、彼は『はい……』とひと言。

 そして『抱いてみたいと思う?』と訊くと、こっくりとうなずきました。

 頬はもちろん、耳まで真っ赤に染めて……。

『もし……私が卒業させてあげるって言ったら……?』

 そう彼の太ももに手を置くと、少しだけためらったのち、彼の手が私の手の甲に重ねてきたんです。

 じっとりと汗ばんだ手が、彼の興奮を物語っていました。

 続きは次回

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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