離婚に同意したよね? グダグダ夫にしびれを切らす41歳妻

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-10-29 06:00
投稿日:2022-10-29 06:00

何でこんなに時間がかかるの?

「離婚は、私から切り出しました。

 正直、頼りにならない夫に対してどんどん愛情が冷めてしまい、最初のうちは“夫婦なんて、こんなものかな”って諦めていたのですが、やっぱり自分の人生がこのまま終わるのはつまらないから、別れて自由になりたいなって思ったんです」

 有香里さんが夫に離婚を切り出したとき、夫は少し面食らった様子ではあったものの数日後には話し合いで離婚の合意をしてくれたとのこと。ところが、それから2カ月以上が経った今も、離婚届が提出できないことに有香里さんは苛立っています。

「うちには財産分与ってほどの財産もないので、本当に離婚届を提出するだけなのに、なぜか夫がノロノロしているんです。

 私が自分の欄を全部記入した離婚届を夫に渡してあるので、彼はサインをするだけの状態なのですが、何度急かしても『書いておく』と言うだけで、実際に書いてくれません。

 離婚をしたくないって様子でもないし、なぜここまでノロノロと時間稼ぎをしているのか、まったくわけがわからないんです」

何が原因なの? さっぱりわからない

 このまま離婚が成立しなければ、ずるずると時間ばかりが過ぎてしまうことに焦りを抱いているという有香里さん。夫婦仲はすでに終わっているのに、戸籍上の夫婦で居続けることを無意味でしかないと考えているそうです。

「離婚すると合意しながらノロノロしているのは、夫のもともとの性格が影響しているのか、それとも私には言えないなんらかの事情があるのか……。さっぱりわかりませんね。

 そもそも私が本心を聞いても言わない人ですから、聞くだけ時間の無駄って感じがします。

 それにしても、いつになったら離婚届を出せるのか……、本気でイライラが止まりません」

 ◇  ◇  ◇

 離婚を急ぐ有香里さんに対し、のんびりとした対応のヤスタカさん。ではヤスタカさんは、なぜ離婚に合意しているにもかかわらず、離婚届を出そうとしないのでしょうか。

 次回に続きます。

 

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


永久保存版 「意識高い系男子」とうまく付き合う5つの方法
 さて、なにかと話題の意識高い系男子。サイバー〇ージェントや、リク〇ートなどの“超一流企業”によく生息し、目線の高さ、将...
しめサバ子 2019-04-20 00:17 ラブ
30代からの恋愛…理想の男性に出会うためにすべきことは?
 働く女性が多くなった今、結婚年齢もどんどん上がり、アラサー、アラフォーでも婚活はこれから!という方は増えていると思いま...
しめサバ子 2019-04-06 03:25 ラブ
堕ちやすい罠…夫の浮気でメンタルを壊す妻がやっていること
「夫の浮気」が発覚したとき、うまく対処して被害を最小限に食い止められる妻と、立ち回り方を誤り、さらなる悲劇へと進む妻がい...
並木まき 2019-04-07 07:17 ラブ
恋愛中のLINE「既読スルー」が気にならなくなる3つの方法
 恋愛中の「既読スルー」って厄介なものですよね。自分が「?」を投げかけているのに返信が来ないと1日中もやもやしてしまった...
孔井嘉乃 2019-09-11 06:39 ラブ
婚活とは食べログ3.1くらいの隠れた名店を探すことである
 今回は、グルメのお店探しと婚活の共通点についてお話しさせていただきます。  新しいお店を探す時、すっかり定着した...
しめサバ子 2019-04-12 05:48 ラブ
結婚相談所で探すべきは…経営者好き女子にオススメの理由
 婚活の“最後の砦”といえば「結婚相談所」。男女ともに結婚願望が高まっている人が利用するため、成婚率は上がりますよね。 ...
しめサバ子 2019-03-31 05:53 ラブ
結婚すれば離婚も苦労 「疫病神でしかないダメ男」特徴3つ
 婚活を意識していらっしゃる読者のみなさまのなかには「もう、こうなったらダメ男でもいいから、とりあえずゴールインしちゃい...
並木まき 2019-03-28 06:12 ラブ
合コンで口説いてきた男性…実は「友達の婚約者」だった話
 日夜、いたるところで繰り広げられている合コンにも、それぞれにドラマがあるものです。日本合コン協会の会長をしている私のと...
田中絵音 2019-09-10 06:44 ラブ
本気で理想の相手と結婚したい女性のための「SNS投稿術」
 皆さん、SNSを利用していまいすか? 今回はSNSを婚活にうまく活用するテクニックについてご紹介させていただきます。 ...
しめサバ子 2019-09-14 06:11 ラブ
デート時に「クーポンを使う男性が好き」と言ってみる利点
 みなさま、デートでのクーポン論争はご存じでしょうか?  コトの発端は、みんな大好き「発言小町」。2012年に投稿...
しめサバ子 2019-09-09 14:07 ラブ
夫にするとケンカが絶えない男の微妙な“会話のクセ”3大NG
「あばたもえくぼ」「恋は盲目」とはよく言ったもので、恋愛中にはさほど気にならなかったことが、結婚後にはイライラの元凶にな...
並木まき 2019-09-10 09:27 ラブ
櫻井翔らハイブランドの巣 「慶應幼稚舎」男子の落とし方
 東京のハイスペック男子の代名詞ともなっている、慶應義塾幼稚舎。  嵐の櫻井翔をはじめ、品良く、育ちよく、お金持ち...
しめサバ子 2019-03-26 06:12 ラブ
ハイスペ男子に多い 交際後に豹変するサイコパス男の特徴
 付き合うまでは良かったのに、付き合った後に豹変する「サイコパス男」にこれまで遭遇したことはありませんか? サイコパス男...
しめサバ子 2019-09-09 06:11 ラブ
運命の人って? ビビッとこなくても実はそばにいたりする
 若いころにデキ婚や電撃婚をするならまだしも、恋愛経験を積めば積むほど「男性をどう選んだら良いのかが分からない」と臆病に...
孔井嘉乃 2019-03-26 06:13 ラブ
狙うべき男子は…合コンを効率的に活用するための恋愛戦略
 みなさん、金曜日の夜は、合コンを楽しんでおりますでしょうか? 最近では、出会いの場としては少しおとなしくなってきた感の...
しめサバ子 2019-03-26 20:06 ラブ
銀座で街コンも“階級”を間違え大惨敗…年齢の壁が分厚かった
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-10-10 22:31 ラブ