同情の余地なし…鬼嫁に「自業自得」な制裁がくだった日

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-05-15 06:00
投稿日:2019-05-15 06:00
 周囲から見て「鬼嫁」と評される女性には、制裁がくだることもあるようです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな鬼嫁にまつわる自業自得なエピソードを3選ご紹介します。

1:毎晩、酒浸りの鬼嫁に、自業自得な悪夢が…

「家の近くにある小料理屋に行くと、毎晩ひとりで来て大酒を飲んでいる40代女性に遭遇していました。

 その人はいつも『旦那は、家でひとり、コンビニ弁当食べてればいいのよ』とか『たいした稼ぎもない旦那だから、私はこのレベルの居酒屋にしか飲みに来れない』とかって、聞いている私が不快になるような発言が多い人でした。

 明らかにご主人をバカにした発言が多くて、こういう人を鬼嫁って言うのだろうなーって感じでしたね。
そんなある日、いつものようにそのお店に行くと、カウンターでその女性がギャン泣きしていたんです。

 聞けば、ご主人に女性がいたそうで、その人と再婚したいからと離婚届を置いて家を出て行ったとのこと。

 そりゃあ、あんな失礼な鬼嫁だったら、よそに女性を作りたくもなるよね…と、面識もないご主人に思わず同情しました。

 こういうのを、自業自得って言うんですよね、きっと」(33歳女性/製薬関連)

  ◇  ◇  ◇

 明らかに夫をバカにし、毎晩自分だけが酒浸りになっていれば、いつか愛想を尽かされても無理はありません。

 こちらの鬼嫁嬢は、気付いたときには「時すでに遅し」だったのでしょう……。

2:やりたい放題の鬼嫁に、姑からの制裁が…

「前職の同期だった女性は、結婚後は仕事をせずに、ご主人の稼ぎでやりたい放題に振る舞っていました。

 インスタでも、やけにリア充アピールが激しいうえに、合コンなんかも独身だって偽ってよく参加していたみたい。

 たまに女子会で会うと『みんなも、ウチの旦那みたいなボンクラと結婚しなよ。そしたら好き勝手な生活ができるよ!』って勝ち誇ったように言っていましたね。

 ところが、そんな彼女に天罰が下りました。

 ご主人のお母さんが大けがをして、ひとりで暮らすのが困難になったために、息子夫婦と同居することになったのだとか。

 これまで、嫁の悪行をさんざん黙って見ていたお姑さんは、同居を開始したと同時に、そんな嫁に厳しく接しはじめたそうです。

 ご主人も、嫁にバカにされていたのは気付いていたみたいで、姑が嫁いびりをしても『今まで好きにしていたんだから、自業自得でしょ』としか言わないそう。

 姑からいびられるのはかわいそうだけど、目に余るほど好き勝手にしていた人だったから、その話を聞いて私までちょっとスーッとしました」(44歳女性/保険)

  ◇  ◇  ◇

 夫婦だけで暮らしているときに夫をないがしろにしてしまうと、いざというときに夫も妻を助けなくなりがちです。

 嫁いびりをする姑にも問題はあれど、夫を大事にしていれば、夫だけは味方でいてくれたかもしれないのに……。

3:浮気ざんまいの鬼嫁に、ついに夫から制裁が…

「親しい飲み友達の女性が、既婚なのに浮気しまくりで、いつも年下男性とのアバンチュールにうつつを抜かしていました。

 それで、ご主人にはバレていないって聞いていたけど、実際には違ったみたいです。

 あるとき、その女性がとある年下男性に本気になり、離婚をしようとご主人と話し合ったところ、ご主人はこれまでの浮気を全部把握していたそう。

 さらには、慰謝料を請求してきたうえに『離婚だけは、絶対にしてやらない』と宣言したそうです。

 鬼嫁の悪行を知りつつも、時期を見て静観し、彼女が一番ダメージのあるタイミングで慰謝料請求とは、さすがだなって思いましたね。

 しかも協議で離婚できなければ、調停、裁判となるので離婚までに年月もかかるそうで、ご主人なりに悪妻を困らせようとしているんだろうなって感じました。

 実際、そんな彼女に愛想を尽かし、その年下彼氏も逃げたみたい。

 動揺せずに、きちんと制裁を下すご主人に、アッパレだと思いましたよ」(40歳女性/専門職)

  ◇  ◇  ◇

 離婚せずとも慰謝料の請求はできるので、もっともダメージを与えられそうな時機を見計らっていたのでしょう。

 浮気は許されることではありません。

 鬼嫁としての生活を謳歌していた女性には、制裁がくだることもあるみたいです。

 本来なら周囲に同情してもらえそうな出来事でも、“鬼嫁”のレッテルがあると「自業自得でしょ」としか思ってもらえないのも現実かもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


残念! 本性がスケスケ…“ペラい男”のええカッコしいLINE
 女性の前でいい格好をしたがる「ええかっこしい」な男ほど、背伸びした発言で、自分に酔いしれたLINEを送りつけてきます。...
並木まき 2020-09-13 06:00 ラブ
自粛を逆手に…浮気癖がある夫のトンデモ「不倫デート事情」
 コロナ禍ではデートもままならないことから、浮気をする男性が減っているなんて話も耳にします。しかし一方では、どんなご時世...
並木まき 2020-09-12 06:00 ラブ
遊びor本命女性かどうかがわかる! LINEに表れる男性心理8選
 頻繁にLINEで連絡を取るようになった彼。でも、遊びか本命かって気になりませんか? 実は、連絡を取っているLINEその...
恋バナ調査隊 2020-09-12 06:00 ラブ
恋の仕方を忘れちゃった…恋愛ブランクから復帰するために
 離婚しようと思って結婚する人なんていないですよね。ほとんどの人が「これが最後の恋愛だ」と思って結婚するんだと思います...
七味さや 2020-09-11 06:00 ラブ
男性が彼女に会いたくなる瞬間6つ♡ 愛され彼女の特徴は?
 男性が付き合っている彼女に会いたくなるのは、どのような時なのでしょう? いつもは気まぐれでわがままな彼だったとしても、...
恋バナ調査隊 2020-09-11 06:00 ラブ
遠慮がちがいい? SNSで異性にモテるための3つのポイント
 感染症対策のために、直接対面ではなく、ネットを介して人とやりとりをする機会が増えています。つまりは異性へのモテもオンラ...
内藤みか 2020-09-10 06:00 ラブ
肉食男性って苦手…! 女性が嫌う6つの理由&上手な断り方
 女性の男性の好みは人それぞれ。穏やかすぎる草食男性が物足りなくて苦手だと感じる人もいれば、ぐいぐいとアプローチをしてく...
恋バナ調査隊 2020-09-10 06:00 ラブ
モテる男女から学べ!気になる相手を射止めるLINEの返し方♡
 容姿に関わらず、「モテる人」というのは確実に存在します。そこまで可愛くないのにモテる女子、かっこいいのにモテない男子…...
恋バナ調査隊 2020-09-09 06:00 ラブ
魑魅魍魎がうごめく…ライブ配信で“心底タマげたこと”3連発
 コロナ禍によって、ますますの盛り上がりを見せる「ライブ配信業界」。“ライバー”と呼ばれる配信者たちが、「ライブ」の名の...
並木まき 2020-09-09 17:21 ラブ
「今の趣味は妻」と断言!40代初婚男が同世代バツ1女と結婚
「結婚できるとは思っていなかった」「結婚願望がなかった」。そんな40歳オーバーの男女が結婚に至った経緯とは――。インタビ...
内埜さくら 2020-09-28 18:47 ラブ
婚活女性が「誰かいい人紹介して」と頼むべき人物像3タイプ
「彼氏がほしい」「そろそろ結婚したい」と思っている女性なら、マッチングアプリや合コンに精を出しつつも、願わくば「誰かいい...
田中絵音 2020-09-08 06:00 ラブ
男性のハートを掴む女性のモテ仕草♡非モテ仕草との違いは?
 男性を虜にする、“モテ仕草”をマスターしたいと思う女性は多いでしょう。でも、やりすぎると「あざとい」と思われがちなので...
恋バナ調査隊 2020-09-08 06:00 ラブ
気になる彼からLINEの返信がない…オトナ女子がとるべき行動
 せっかく連絡先を交換したのに、返信の速度が遅い、あまり返ってこない――。そんなことで悩んでいる方も多いと思います。 ...
若林杏樹 2020-09-07 06:00 ラブ
“逆プロポーズ”ってあり?男性の本音&やりがちなNG行動
 友達や同僚の結婚が続くと、焦りを感じてしまう女性は多いでしょう。彼氏がいる人は「いつになったらプロポーズしてくれるの?...
恋バナ調査隊 2020-09-07 06:00 ラブ
"女は待て"とは限らない!好きバレせずに男心を掴む勝負テク
 34歳独身です、友達に薦められてメリさんの本でメス力を勉強しています!  最近7歳年下の方が気になっています。と...
神崎メリ 2020-09-06 06:06 ラブ
妻が触ったところを除菌…コロナ禍の“神経質すぎる夫”の生態
 神経質すぎる夫との共同生活は「想像以上にストレス……」と嘆く妻も少なくありません。パートナーの性格はガサツすぎるのも問...
並木まき 2020-09-06 06:00 ラブ