夜のベッドもねちっこくて…婚約者の豹変ぶりに悩む35歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-11-12 06:00
投稿日:2022-11-12 06:00

思いを伝えても…

 こういった事情から、婚約後のタカオさんは理沙さんが好きだった彼ではなく、別人のように思える機会も多いのだとか。

「もしも最初から今の彼だったら、好きになっていないだろうし、もちろん婚約もしていないと思います。だからこそ、これからどうするべきかがとても不安。このまま結婚した先に、充実した結婚生活が待っているのか……。

 彼に直接、思っていることを伝えたこともあります。だけど『俺は何も変わってないよ』と言われてしまい、それ以上の話になりませんでした。

昔の彼に戻ってほしい!

 できれば婚約破棄は避けたいので、以前のような彼に戻ってもらいたいんですよね。ただ、浮気をされていたとか借金があったとかではないので、私から婚約破棄を申し出ても揉めるだろうし。

 ベストなのは、このまま彼が私の好きだった彼に戻ってくれて、予定通りに結婚することだと思っています。

 彼、49歳まで一度も結婚したことがないんですよ。つまり今回が初婚です。もしかして、こういう性格が理由で、今までの彼女も逃げちゃったのかな? と邪推してしまいます。

 だって、私もやっぱり不安が大きくて、婚約中なのにハッピーな気持ちになれないんですよね。困ったものです……」

  ◇  ◇  ◇

 理沙さんから見ると、別人のように変貌した婚約者のタカオさん。しかしタカオさんはタカオさんで、今の理沙さんとの関係に苦悩を抱いていたのです。

 次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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