「爆速ドリア」で料理上手な女になった? 2022.11.26(土)

コクハク編集部
更新日:2022-11-26 06:00
投稿日:2022-11-26 06:00

「絶対に作りたい」と思ったレシピ

 絶対に作りたい。

 記事を読んだ瞬間、そう心に誓った料理がある。爆速クリエイターおよねさんが教えてくれた「革命的シーフードドリア」だ。心をつかまれたのは、「生クリーム不要、片栗粉を使ってレンチンで作るホワイトソース」だから。

 わざわざ生クリームを買いに行き、弱火の鍋に付きっ切りで溶かしバターに薄力粉を炒めながら、事前に温めておいた牛乳をちょろちょろ加えつつ、ダマにならないよう混ぜ合わせる……考えただけでも気が遠くなるような行程でホワイトソースを作らなくていいのだという。

「ものすごくいいレシピ」

 もっとも、自分たちが運営するメディアで紹介したレシピである。手前みそ感が漂わないわけでもないが、担当編集(人気レシピ本を何十冊も手がけてきたツワモノ)が、「ものすごくいいレシピ」だと言い切った。

 自信た~っぷり言うからには、そうなのだろう。作ったろうじゃないの(笑)!

レンチンホワイトソースで作る「シーフードドリア」

 改めて、材料をおさらいする。

【材料】(女ひとり分=小ぶりなグラタン皿使用)
・冷凍シーフードミックス…80g
・ご飯(温かくても冷たくてもOK)…150g
・片栗粉…小さじ2
・顆粒コンソメ…小さじ1
・牛乳…150ml
・ピザ用チーズ…40g
・バター…3g

 今回の【作り方】は、紹介記事のダイジェスト版。それでも十分作れてしまう。それぐらい簡単だ。

1. 耐熱容器に冷凍庫から出したばかりのシーフードミックスを入れ、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で1分加熱。

2. ご飯、片栗粉を加えてよく混ぜる。

3. さらに顆粒コンソメ、牛乳を加えてよく混ぜる。コンソメは顆粒タイプがなかったため、固形(1個=小さじ1杯分)で代用したが、先にフォークでほぐしておけば、ノープロブレム。

4. フォークで小さく切ったバターをのせ、電子レンジで2分加熱。

5. 取り出して全体をよ~く混ぜる。さらに電子レンジで1分30秒加熱。

6. 取り出して全体を混ぜたら、ピザ用チーズをのせ、180度のオーブンレンジで8分ほど焼いて出来上がり。

(注釈:およねさんのオリジナルレシピは、オーブントースターで4分ほどの加熱。自宅にトースターのない筆者は、余熱なしのオーブンレンジで加熱)

手抜きしまくりドリアのお味は…

 お、おいしい……。生クリームを使っていないだとか、鍋を回してないだとか、包丁も使わず、フォークで混ぜ合わせただけの“手抜きしまくりドリア”などと申告しなければ(誰に?苦笑)、まったくわからないハイクオリティーな出来栄えだ。

 魚介類のダシ、牛乳、チーズ、バターがそれぞれいい仕事をしていて、そこに万能選手のコンソメが加えたので、とても奥深い味わいに。およねさん、ブラボー!

頑張らなくてもいいレシピを

「およねの爆速!女ひとり飯」は、《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》を掲げ、身近で手軽にゲットできる食材を使って、気合いを入れず、頑張らなくてもいいレシピを紹介している。

 もちろん、コンビニごはんやスーパーのお惣菜もいい。だけど、健康を考えたり、お財布の中身を気にしたりしたら自炊がいいに決まっている。なにより、ちょっと台所に立って料理を作ることで、思考がクリアになったり、もやもやした気分がリセットされる方々に向け、「爆速で作れるレシピ」を提案できたらいいよね。そんな思いから生まれた連載だ。

 毎日がんばる皆さま、ぜひリモートワークの合間の昼食、あるいはヘトヘトで帰ってきた夕食に試してください。自信た~っぷりで、おすすめいたします。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


“かえし醤油”の風味がお酒にピッタリ「そば屋のお新香」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地のそば屋「そば処 築地長生庵」の松本憲...
おもてなし料理にもなる「コンビーフのリエット仕立て」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
冷凍でもOK! 網で焼くだけで美味しく簡単な「焼き甘エビ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福井市の寿司屋「昌冨ずし」の楠さんにエビが主役の...
「焼きなすとアボカドのタルタル」夏バテ防止にも効果アリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
お酢を使わないから野菜が甘い「トマトとタマネギのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
いつもの冷ややっこが焼き肉のタレで大変身「辛いやっこ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
生青唐辛子の風味でお酒が進む 中国・湖南料理「咸鮮辣」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・三軒茶屋の「香辣里 (シャンラーリー)」の...
余り野菜がごちそうに「季節の野菜とベーコンのキッシュ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、野菜...
まるでフォアグラのようなコクとうまみの「半生鶏レバー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
「アスパラの肉巻き」今が旬の食材でおいしく疲労回復を
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
薄切りだから駄菓子感覚でサクサク食べられる「レバカツ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
ヨーグルトと酒粕で優しい味に「イワシの味噌粕漬け焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、味...
塩気とコクで日本酒が止まらない「空豆のアンチョビー和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
酸味と香りを楽しむ「ナスと豚しゃぶの梅干しカレー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷のカレーバー「ヘンドリクス 」の...
揚げ焼きで野菜の食感を残す「シュリンプ・ラタトゥイユ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ 」の市川路朗さん...
白子の美味しさを最大限に味わえる「タチ入りキンチャク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・旭川の老舗居酒屋「独酌・三四郎 」の西岡...