お酢を使わないから野菜が甘い「トマトとタマネギのサラダ」

コクハク編集部
更新日:2019-06-10 04:53
投稿日:2019-05-29 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワンダサンさんにタマネギが主役の「トマトとタマネギのサラダ」のレシピを教えていただきました。

 居酒屋やレストランでトマトとタマネギのサラダを注文すると、スライスしたり、くし切りにしたりしたトマトが主役。タマネギはみじん切りで、ドレッシングの材料になっていることが多いですよね。でも、ワンダサンさんが手掛けるサラダは違うんです。

「分量は、トマトが多めでも、タマネギも食感を残すように細めの角切りです。細切りにしたピーマンとともに、ぜひ食感を楽しんでください」

 トマトの赤、タマネギの白、ピーマンの緑が目に鮮やか。口に運ぶと、ピーマンとタマネギはシャキシャキと歯触りよく、程よい塩加減がトマトとタマネギの甘味を引き立ています。シンプルでサッパリとした一皿は白ワインやスパークリングに最適。

「お酢やワインビネガーは使いません。オリーブオイルと塩だけ。フレッシュなレモン汁を回しかけるのがコツです」

 なるほど、酢を使わないから、野菜の甘味で味がひとつにまとまるのですね。

「ボイルしたレンズ豆を加えると、ビーンズサラダになるよ」

 ぜひお試しあれ。

【材料】

・トマト      1個
・タマネギ 3分の1個
・ピーマン     1個
・オリーブオイル     大さじ1
・レモン汁     少々
・塩        少々
・こしょう  好みで少々

【レシピ】

1. トマトとタマネギを角切りにして、ピーマンは細切りにする。
2. 1にオリーブオイルを回しかけて、塩とレモン汁を少々。
3. よく和えたら、出来上がり。

本日のダンツマ達人…ワンダサンさん

▽ワンダサン
 エチオピア出身。東京・新宿のアフリカ料理店「ローズ・ド・サハラ」で腕を磨き、2008年2月に独立。「お母さんに時々送ってもらう」というエチオピアのミックススパイス「バルバル」を巧みに使用する料理で、スパイス好きをうならせる。

▼SAFARI
 ワニやダチョウ、カンガルーなどアフリカならではの食材もメニューに並ぶが、野菜たっぷり、油控えめのヘルシー調理。特に「ドロワット」は、タマネギとチキンのみのシンプルなカレーながら、複雑な味が印象的でランチの看板メニュー。
東京都港区赤坂3―13―1 ベルズ赤坂2階
℡03・5571・5854

(日刊ゲンダイ2018年6月21日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「真子ガレイのムニエル」ゴージャスな見た目でホムパにも◎
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉・流山のフランス料理店「CONCERTO」の...
「おからのお好み焼き」にハマってます! 2022.4.26(火)
 あらゆるものが値上げとなり、ひーひー言っております。なんでも“食卓の優等生”であるもやしも、値上げの危機にさらされてい...
「鶏むね肉のケイジャン風味揚げ」やば、ビールが止まらない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉・流山のフランス料理店「CONCERTO」の...
「鰆のコンフィ 西京味噌のクリームソース」フレンチ+和♡
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉・流山のフランス料理店「CONCERTO」の...
吉野家待望の親子丼 不適切発言にマジ切れした40女の食ルポ
 はい、突然ですがここで親子丼をどうぞ。  どうですか、鮮やかな玉子の黄色がおいしそうでしょう? ネギの緑も美しい...
「豚ロース肉のソテー粒マスタードソース」パンチ効いた味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉・流山のフランス料理店「CONCERTO」の...
「鶏もも肉のマッシュルームクリーム煮込み」簡単フレンチ♡
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉・流山のフランス料理店「CONCERTO」の...
お花畑だ!かわいすぎるカレーにうっとり♡ 2022.4.21(木)
 春ですね。東京の桜は散ってしまったけど、あちこちでいろんなお花が咲いていて、なんだかウキウキします。そんな季節にピッタ...
「クリームチーズ西京漬け」市販のクリチを1週間漬けるだけ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の和食居酒屋「魚殿」の皆藤航一さんに、...
激安で激ウマ!三ノ輪の「しらすどんどん」2022.4.19(火)
 お散歩の気持ちいい季節。前々から気になっていた東京・三ノ輪にある「餃子専門 さかい食品」を目指し、てくてくしてきたので...
「海鮮アボカド納豆」ドカ食い防止!お腹回りが気になったら
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の和食居酒屋「魚殿」の皆藤航一さんに、...
「ジャガイモ酒盗バター」至福の∞ループ!酒盗は業スーでも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の和食居酒屋「魚殿」の皆藤航一さんに、...
「牡蠣の味噌漬け」粉チーの至福ってやつは…濃縮うま味が◎
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の和食居酒屋「魚殿」の皆藤航一さんに、...
「春キャベツとサバ缶のアンチョビー風味」パスタ投入? もちろんグー!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のビストロ「ビストロ ヴォージュ」の佐...
自販機で購入!注目食材「ビーフン」を食す 2022.4.14(木)
 ロシアによるウクライナ侵攻の影響で小麦の高騰が続いています。食品メーカーのはごろもフーズは2022年2月の出荷分からパ...
「新玉ネギのピザ風チーズ焼き」生地不要、春の定番に決定!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のビストロ「ビストロ ヴォージュ」の佐...