調味料は塩昆布だけ「鯛とカブの塩昆布和え」は日本酒でも白ワインでも

コクハク編集部
更新日:2023-11-11 06:00
投稿日:2023-11-11 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・麻布十番の「可不可」の宮下大輔さんに、簡単に作れる「鯛とカブの塩昆布和え」のレシピを教えていただきました。

塩昆布は食べる直前に和えて

 緑に囲まれた入り口は都心の喧騒を忘れさせてくれます。店内には木のぬくもりが感じられるテーブル席が並んでいて、“純和風”な空間です。

「素材を最大限生かして、簡単にできるおつまみにしましょう」と宮下さん。料理慣れしていない人でも、数分あれば一流店の味を再現できるとか。どれも基本的に日本酒と日本ワインに合わせられます。

 今回の調味料は塩昆布のみなので、刺し身用の鯛(たい)はキッチンペーパーなどでしっかり水気を切るのがポイントです。

「時間を置くと塩昆布が鯛に染み込んで彩りが悪くなるので、食べる直前に和えます。また、塩昆布は市販の状態だと長いので刻んでパラパラにしてください」

 鯛とカブの甘味が塩昆布と調和。お好みで刻んだシソを添えると華やかになります。

【材料】

・鯛の刺し身 切り身5枚
・塩昆布 小さじ1杯(刻み)
・カブ 2分の1個

【レシピ】

(1)刺し身用の鯛をそぎ切りにし、細かく刻んだ塩昆布と和える。

(2)カブは皮を剥きスライスし軽く塩をしておく。しんなりしたら①とさっと和える。

本日のダンツマ達人…宮下大輔さん

▼宮下大輔(みやした・だいすけ)
 1961年、山梨県生まれ。20代でダイニングバー「春秋」の開店にあたり、95年には麻布十番に「暗闇坂 宮下」を開店。レストランのプロデューサーとして数々の店舗に関わり、2015年に「可不可 KAFUKA TOKYO」をオープン。定期的に料理教室や地方のシェフとコラボしたイベント(現在は休止中)を開催し、「日本のいいものを見直せるお店にしたい」という。

▼可不可 KAFUKA TOKYO(かふか)
 日本の素材を使った料理と和酒(日本酒、日本ワイン)がテーマ。おまかせコース(9品程度)のみの提供で、国産の野菜と魚を生かした創作料理が味わえる。店内は木のぬくもりがある静寂な空間。壁には全国のワイナリー、酒蔵、生産者らのサインが寄せられており、オーナーのこだわりが感じられる。

東京都港区麻布十番2-7-14 2階

(日刊ゲンダイ2020年10月27日付記事を再編集)

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