タイ風鶏から揚げ「ガイ・ガティアム」ビールが止まらない!

コクハク編集部
更新日:2024-04-19 06:00
投稿日:2024-04-19 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック・チャームンクンさんに、タイ風鶏のから揚げ「ガイ・ガティアム」のレシピを教えていただきました。

タイ料理には欠かせないナンプラー!

 簡単に言ってしまえば、タイ風鶏のから揚げ。

 当然ながら日本のそれとは風味が異なります。その秘密はタイ料理には欠かせないナンプラー。タイ発祥の魚醤の風味がから揚げにアクセントを加え、黒コショウとニンニクの香ばしさが味に彩りを添えています。

「ガイ・ガティアムとは、タイ語で『鶏・ニンニク』の意味です。タイ料理の名前は食材や調理法を組み合わせたシンプルな名称が多いんです」

 こう話すのは、オールドタイランドをはじめ、複数のタイ料理店を経営する株式会社S.S.Cの川口洋代表取締役。

 かつて世界中を旅し、外務省職員として中東の大使館で働いていたこと。そこでタイ人と知り合い、タイという国に引かれたのがきっかけなんだそう。

「日本に戻ってきて、霞が関で働いていた時から、タイ料理のお店を出したいと思っていた。そこで一念発起し、外務省を辞めて料理の修業をしてから、2004年に自由が丘にクルン・サイアムというタイ料理店を出したのが最初です」

【材料】

・鶏もも肉 180グラム
・小麦粉 30グラム
・水 適量
・フライドガーリック 適量
・紹興酒(なければ料理酒) 小さじ2
・パクチー 適量

漬けダレ
・オイスターソース 小さじ2
・薄口醤油 小さじ1
・ナンプラー 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・粗びきブラックペッパー 少々

【レシピ】

(1)鶏もも肉を一口サイズに切り分け、混ぜ合わせた漬けダレに漬け込む。

(2)ボウルに水と小麦粉を入れて衣を作る。

(3)1に2を絡ませ、170度に熱した油(分量外)で揚げる。

(4)カリッと揚がったら油から上げ、余分な油を落とす。

(5)熱した別のフライパンで4とフライドガーリック、紹興酒を入れて、強火でさっと絡めて器に盛り、パクチーを添えて完成。

本日のダンツマ達人…ウィラサック・チャームンクンさん

▽ウィラサック・チャームンクン
 1975年10月、タイ出身。18歳から33歳までタイのレストランで働き、その後はオープンスタッフを募集していた広島のタイレストランに勤務し、現在に至る。

▽オールドタイランド
 株式会社S.S.Cの川口洋代表取締役が2012年5月にオープン。19世紀のタイの民家をモチーフにした異国情緒漂う店内と、タイ人コックの作る本場料理が名物。

東京都港区新橋2-15-3 1階

(日刊ゲンダイ2020年11月10日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「スイカと梅干しのガスパッチョ」食欲がない日こそ作りたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
夏に何度も作りたくなる「ジャガイモのフェンネル風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白金高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
華やかな色合いの「ビーツとブルーチーズ」は独特の味と風味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・芦屋のビストロ「Isshiki」の一色幸作...
「ししとうと塩昆布のクリームチーズ和え」意外な組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸...
「カツオの魚醤マリネ」カツオは分厚く切るのがオススメ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のダイニングバー「麦酒屋るぷりん」の海...
「豚肉の大葉焼き」特製タレが絡んだ豚バラに酒もご飯も進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白銀高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
「生ピーマンの肉みそのっけ」生のピーマンのおいしさを実感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「小料理 百けん」の松﨑友江さん...
「イワシとバナナとゴルゴンゾーラとハーブ」奇想天外でも…
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
「冷奴イタリア風」ナンプラーのちょい足しでエスニック感も
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
新提案!時短“厚揚げたこ焼き”は粉モノ好きに試して欲しい☆
 外出自粛が少しずつ緩和され、会社に出勤される方も増えてきたのではないでしょうか。それにともなって、また遅い時間に帰宅す...
ぐっち夫婦 2020-07-31 11:30 フード
「ニラトン」高知県が誇る日本一のニラをふんだんに使って
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
「おかかみょうが」鮮烈なみょうがの香りと爽やかさを味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のダイニングバー「麦酒屋るぷりん」の海...
「焦がし醤油のポテサラ」濃縮された醤油味でビールが進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「小料理 百けん」の松﨑友江さん...
「鶏レバーのコンフィと杏ジャム」甘酸っぱいジャムが合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
「レタスの熱油かけ」いつものレタスが贅沢なおつまみに変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白銀高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
本場では冬の食べ物でも…日本では夏に最適な「和風冷麺」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、...