ED夫にはない鋭い勃起…再会した元カレの肉棒に貫かれる夜#4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-02-10 17:09
投稿日:2023-01-20 06:00

電マでオナニーをしながらフェラチオ

――オナニーしながらフェラチオをねだった。その後をお聞かせください。

「はい、オナニーを見られる行為が、あんなにも女の興奮を掻き立てるとは思いませんでした。しかも、セクシーランジェリーを身に着けて……。だから、夫にも一緒に気持ちよくなって欲しくて……いえ、彼のモノを咥(くわ)えたい衝動に駆られて、思わず口走ってしまったんです。

 すると、ベッドで仰向けになってオナニーをする私の横で夫がひざ立ちになりました。

 ペニスは徐々に私の口元に接近してきて……勃起こそしていませんが、これまでの経験から、口に含むと少なからず反応することは知っています。

 その時も、クリトリスに電マの激しい振動を受けながら、根元を握って差し出されたペニスを頬張りました。

――ううっ。

 彼が低く唸りました。

 私は、電マの刺激の快楽も相まって、いつも以上に強く吸引してしまったと思います。舌を絡め、上あごで圧を加えると、口内のペニスがわずかに硬さを増しました。

 ねっとりと舌を絡め、甘噛みをし、口内でずれないように、電マを持っていない左手でペニスの胴部を支え持ったんです」

勃起はなくても幸せ

――続けてください。

「私は右手の電マでクリトリスを刺激しながらも、懸命に舌を絡めましたね。尿道口から塩気のある先走りの汁が吹き出して、いっそう高揚してしまって……。彼も手で私の乳房を揉みしめ、わき腹やヒップを撫でまわしてきました。

――M子……いやらしいよ……すごく綺麗だ。

 そう呟きながら、腰を前後に軽く振って……。

 彼の「オス」を頬張り、体を撫でまわされている行為はいっそう私を昂(たかぶ)らせました。

 勃起はしませんが、それでも私は幸せでした。挿入などしなくても、いえ、挿入という行為がないからこそ、心のつながりが揺るぎないものになっていると確信しましたね。

 私たちは確実に愛し合っているという実感に包まれて、その日も私は絶頂を迎えたんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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