「本気度を試すための浮気」事実婚を続けたい夫の“?”な主張

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-03-11 06:00
投稿日:2023-03-11 06:00

好きだから別れたくない

 自分が浮気をした過去に反省はしているものの、悠香さんと結婚をしたかったから浮気をしただけで、浮気相手に対してそれ以上の気持ちはなかったと話すトシキさん。その思いが悠香さんに届かないばかりか、浮気を知られて以降は悠香さんが早く自分と別れたがっているため、どうしたらいいのかわからずに困惑しているそうです。

「僕、別れたくないんですよ。悠香のことが好きですから。それに、これまでなんだかんだで一緒に住んでいて楽しかったし、僕らはうまくやってきたほうだと思っています。

 男女なんて、一緒にいれば山あり谷ありは当たり前じゃないですか? いろんなことがあって、それでもふたりで乗り越えていくのが、僕が描く理想の姿なんですよ。

時間を置けばなんとかなる?

 それなのに、たった6年で『別れる』と言い出した悠香はとても冷たい人間だと思いますし、なんでそんなことが言えるのかもわかりません。悠香だっていい大人なんだから、年齢的にも僕と別れたら、あとが大変なんじゃないのって思いますし。

 僕の浮気事件以降、悠香はずっと気が立っているようにも見えるから、もう少し時間を置けばなんとかなりますかね?

 今は、絶対に悠香と別れるつもりはないです。これを乗り越えなければその先はないと思っているので、僕にとって試練ですね。でも負けません」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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