DV被害女性が自立するためのシェルター兼シェアハウスを見学

内藤みか 作家
更新日:2023-03-23 06:00
投稿日:2023-03-23 06:00
 DVの被害に遭った女性が、同じ思いをした女性を支援するためのシェアハウスを始めました。どのような場所で、今までのシェルターとはどんなところが違うのか、お話をうかがってきました。

なぜ逃げなくてはならないの?

 コロナ禍以降、DVに関しての警察への相談件数は増え続け、昨年は過去最高の8万4496件となっています(警察庁発表)。DVとは主にパートナー間での暴力を指すので、加害者と被害者が同居しているケースも多く、逃げないと命の危険が迫ることも……。

 しかし、逃げずに緊迫した状況のまま暮らしている女性も相当数います。その理由として「逃げたくても行くところがない」というものもありますし、「私は悪くないのに、どうして私が逃げなくちゃならないの?」といった意見もあります。

今までのシェルターとは

 DV被害に遭った女性のためのシェルターは全国各地にありますが、そこはあくまでも一時保護施設。

 通常だと2週間、長くても数週間ほどでシェルターを出ていかなくてはなりません。

 また、シェルターに逃げている間は場所を特定されないためにWi-Fiも制限され、スマホを使えないケースがほとんど。そのため、今後の自立の目処も立たないままシェルターを出なくてはならない人もいるのです。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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