壊し屋任務で久々の悦楽セックス、忘れかけた重大任務!#4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-04-07 17:55
投稿日:2023-03-31 06:00

挿入達成に気を取られて…

――スマホで撮影しながら、騎乗位でセックスにもつれ込んだ。その後をお聞かせください。

「スマホで撮影しながら、挿入に成功した際は、『やった』と思いましたね。乳房への愛撫も気持ちよくて……。体は興奮もしていましたが、まずは挿入達成! と安堵のほうが大きかったでしょうか。

 ただ、次の瞬間、私は絶対にあってはならない大失敗をしたことに気づいたんです。ええ、お察しの通り『ザーメン入りのコンドームも持ち帰る』というミッションです。

 ソープ嬢時代は必ずゴムを着けるのですが……。一週間前、Xさんにフェラチオをした際、勃起を見て『性病持ちじゃない』と判断していたんですね。

 だから、動画を撮影しながら挿入することばかりを優先してしまった。正直、彼のペニスを根元までズッポリハメながら、焦りました」

スマホはオフに

――それは、大変でしたね。聞いている私もすっかり忘れていましたから……。続きをお話しいただけますか?

「はい……。で、私はスマホで撮影しながら、腰を前後左右に揺すり、どうすべきか考えました。カメラは、私のスマホ以外にも、テレビの横、観葉植物に仕込んだ2カ所から撮影しているので、スマホのほうはオフにするタイミングをはかっていたんです。

――ン……気持ちいい……たまらない。

――いい加減、スマホ撮影は勘弁してくれよ。

 いいタイミングで、彼が命じてくれました。

――私のオナニー用にまだまだ撮りたかったけど、わかったわ……。

 私は撮影ボタンをオフにして、スマホをベッドの脇に置きました。あとは、どのようにコンドームをかぶせるか、それを考えながら腰を振りたてて……。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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