あぶらとり紙よりティッシュが優秀!肌に優しい皮脂オフ方法

コクハク編集部
更新日:2020-01-11 07:04
投稿日:2019-06-20 06:00
 テカりやべたつきを素早くオフする「あぶらとり紙」。でも、実は最近「あぶらとり紙よりもティッシュが優秀!」と、注目されているのをご存知ですか? それどころか、あぶらとり紙を使うことで肌状態が悪化する、そんな噂もあるようなんです。

あぶらとり紙で肌状態が悪化!? エンドレス皮脂のメカニズム

 あぶらとり紙は、その名の通り「脂(皮脂)を取ってくれるアイテム」のこと。気になるメイク浮きやテカりを素早く解消できるため、多くの方がポーチに常備していますよね。

 でも、実は、あぶらとり紙によって肌状態が悪化する可能性があるのは本当。そのメカニズムを、まずはチェックしていきましょう。

そもそも「皮脂」の役割とは

 ベタつき、メイク崩れ、ニキビの原因……など、「皮脂」に対してマイナスなイメージを持つ方は多いでしょう。

 しかし、皮脂は「天然のクリーム」と呼ばれるほど、肌を保湿するにはなくてはならないもの。肌表面を膜で覆って、肌内部の水分が蒸発しないように防ぐという大切な役割を持っています。

あぶらとり紙で皮脂が増えるメカニズム

 あぶらとり紙を使用すると、面白いように皮脂が取れますよね。まだまだ出てくる皮脂を徹底的に除去したくなり、ついつい何枚も使ってしまったという経験がある方は多いはず。でも、実はこの行動こそが、あぶらとり紙で肌状態を悪化させる原因!

 肌表面の皮脂がなくなると、体は「皮脂不足」と認識して、さらに皮脂を分泌させようとします。すると、表面は潤っていても肌内部が乾燥している「インナードライ肌」に傾いてしまったり、過剰な皮脂分泌によってニキビなどの肌荒れが勃発しやすくなってしまうのです。

【あわせて読みたい】化粧品が合わないかも? やめ時を見極める時の症状チェック

あぶらとり紙よりもティッシュが優秀♪ メリットや正しい使い方

 あぶらとり紙の機能を持ちながらも皮脂を取りすぎない、そんな優れたアイテムが、まさに「ティッシュ」! どんなメリットがあるのか、より効果的な使い方を見ていきましょう。

「ティッシュオフ」をおすすめする理由

 美容雑誌などにもよく登場する「ティッシュオフ」という言葉。ティッシュはメイク時に乳液やリキッドファンデーションなどの油分を軽く取り除く時にも重宝されますが、テカりやメイク浮きで皮脂が気になる時にもとても役立ちます。

 実は、ティッシュには、適度に皮脂を取ってくれるというメリットがあります。あぶらとり紙のようなパワーはないものの、それが逆に肌の油分&水分のバランスを保ってくれるというわけなんですね。

 また、低刺激でコスパが良いこと、どこでも手に入ることもティッシュオフをおすすめできる理由です。

ティッシュを使った皮脂オフの正しい方法

 さて! ここで、今日から試せる「ティッシュを使った皮脂オフの正しい方法」をご紹介します。

・肌に優しく押し当てる

 ティッシュでの皮脂オフは「そっと優しく押し当てる」が、基本です。絶対にやってはいけないのが、ゴシゴシと肌を擦ること! 摩擦が起こり、肌荒れの原因になるのでご注意を。

 また、あぶらとり紙同様「皮脂を取り除きすぎない」のも大切です。ティッシュオフの頻度は、1日2〜3回くらいに留めておきましょう。

・肌に優しいティッシュを使用する

 ティッシュオフに使用するティッシュは「保湿ティッシュ」など、できるだけ肌に優しいものがおすすめです。

 もしも、手元になければ、普通のティッシュにスプレータイプの化粧水やミストをシュッとかけて行うと、肌に負担がかかりにくくなりますよ。

・ティッシュで皮脂を取ったら保湿ケアを

 ティッシュオフをした後のケアはとても大切! 皮脂を吸い取った後の肌は、潤い不足の状態。放置すると皮脂が過剰分泌されてしまい、再度テカったり、肌状態を乾燥肌寄りに偏らせてしまう可能性もあります。

 ティッシュオフの後には、化粧水&乳液を使用した保湿ケアを必ず行うようにしましょう。

ティッシュオフをマスターして、テカり知らずの肌へ♪

 どこでも簡単に手に入るティッシュ。飲食店のお手洗いに設置されていることも多いので、メイク直し時にも取り入れやすいですよね。

 ちなみに、メイク直しの方法として、以前コクハクではこんな記事(→乳液でメイク直しを! たった5分でできるツヤ肌キープ方法)をご紹介しました。この乳液でのメイク直し時にも、ティッシュオフは登場していますね。

 このように、ティッシュはあぶらとり紙の代用品としてではなく、女性のキレイを作るアイテムとしてもはや欠かせないものなのかも!? ぜひ、肌ケアの1つとして、手軽に取り入れてみてくださいね。

【あわせて読みたい】お疲れ顔とは言わせない!知っておくと得するメイクお直し術

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


結局のところ何色がいい? 男ウケする「カラコン」の選び方
 一度使い始めると、ハマっている人も少なくない「カラコン」。しかしメイクとの調和を考えずに選んでしまうと、時として男性目...
胸を小さく見せる3つの方法!コンプレックスは人それぞれ
 今も昔も、胸が小さいと悩む女性がクローズアップされがちですが、実は大きな胸に悩んでいる女性も少なくありません。コンプレ...
美容師が教えます ヘアサロンで失敗しないオーダーの伝え方
 女性の皆さんの誰もがヘアサロン美容室には行ったことがあると思います。通い慣れているところなら美容師さんとも話しやすいと...
1000円以下!プチプラメイク落とし3選…基本を見直し美肌へ
 メイク落としの基本を見直せば、プチプラアイテムでも美肌が叶います!オススメのプチプラメイク落とし3点とちょっと心がける...
春夏に使える! 場面別“あざとくならない”セクシーアピール
 春夏は服装が軽くなり肌の露出が増えてきます。イベントごとも増えてくるこの時期、せっかくなら気になるカレのハートを掴むセ...
シミとそばかすの違いは? 治療時の優先度と料金が知りたい
 プチ整形、アンチエイジング……気になるけど、敷居が高くてよくわからない、そんな悩みを抱えている方も多いのでは?コクハク...
ハンドプレス美容でもち肌 プチプラ化粧水でも確実に変わる
 コットンパッティングよりも肌に優しく、化粧水の力を最大限に発揮できると流行りの「ハンドプレス美容」。ひと手間かかるもの...
野菜やフルーツを一度に…おすすめのデトックスジュース12選
 美容と健康を考えれば、日々の食生活で多くの栄養をとりたいもの。内臓を活発に動かし代謝を高めるため、質の良い栄養がとれる...
バスタイムを“ながら作業”で! 働く女性の就寝前の時短テク
 仕事に家事にプライベートに――。日々忙しく、身の回りや自分のことになかなか時間が取れない。でも、しっかりお肌や髪のケア...
青クマ・茶クマ・黒クマを瞬殺 コンシーラーはカラーが重要
 クマを隠すために、シミやニキビ跡カバーに用いる肌色コンシーラーを使っている方は多いでしょう。でも、実は、目の下のクマを...
美容のプロが伝授 老けないモテ女はこの“3ライン”を意識する
 年齢を重ねるにつれ、私たちの顔と体には様々な変化が訪れます。シミ、シワ、クスミ、薄毛。中でも顕著な変化が「肌のタルミ」...
カロリーは3日間で考える バランスを取ろうとする感覚が大切
 こんにちは、小阪有花です。私は以前20キロ太り、そこから20キロのダイエットに成功。現在も変わらず体型をキープできてい...
CA流お手軽ヘアポイント ここを直せば見た目マイナス5歳に
 女性の魅力を大きく左右するものの一つに、ヘアスタイルがあります。仕上げひとつで、若々しさ、知性、洗練や特別感を周囲にメ...
ファスティングの効果とは 初心者にも優しい方法を教えます
 こんにちは、小阪有花です。ダイエットの話題でよく目にする「ファスティング」というキーワード、皆さんはどんな印象を持たれ...
男ウケ視点でヘアオイルを選ぶなら? 人気の4商品でリサーチ
 ヘアスタイルで男ウケを狙うなら、ツヤ感も重要です。そこで便利なのが「ヘアオイル」。瞬時に髪にツヤを与えてくれ、さらにボ...
ホットタオル美容がすごい 毛穴・クマ・むくみを全部オフ!
 世の中にはたくさんの美容法がありますが、筆者が自信を持ってお届けできるのがこれ、「ホットタオル美容」です。手軽で簡単、...