チリ産ワインはなぜ安い? ワンコインで買えて、ポテサラにも合う衝撃!

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2023-11-29 06:00
投稿日:2023-11-29 06:00

ポテトサラダに合うデイリーワインって?

 じゃがいも料理の王道といえば? みんな大好き♡ポテトサラダ。

 ご家庭でイチから作る方もいらっしゃると思いますが、とにかく時短好きの私は(笑)、コンビニやスーパーのお惣菜コーナーで頻繁に購入しちゃいます!

 それならポテサラに合わせるワインも一緒に買っちゃいませんか? ってことで、近所のスーパーなどで販売していて、私が実際にリピ買いしているデイリーワインをご紹介します。

 これがどう考えても、コスパ良すぎる破格のお値段なんです!!

チリ産ワンコインワインのすごい実力!

 まさかのワンコインで買えるエイティーンシリーズ『エイティーン シャルドネ』。

 チリでいちはやく、ブドウ栽培をはじめた産地でもあるセントラル・ヴァレーのシャルドネ種を使った白ワインなのですが、お値段は税込みでなんと、498円!!

 500円以下で買えちゃうなんて、お味はいかほど~、どうせね~と、はじめは全く期待せずに購入してみたのですが……。

 グラスに注ぐとレモンイエローに輝くワインから、熟した白桃やトロピカルフルーツ、バナナやメロンなど、甘い果実のフレイバーが広がります。

 冷蔵庫から出した瞬間がだいたい6度なので少し置いて8度くらいで飲んでみると、ワンコインとは思えないバランスの良さ!

 飲み込んだ後の余韻さえ短いものの、口に含んだ瞬間のフレッシュな果実感に満たされて、スーッと喉を通っていきます。

 辛口ですが果実の甘みが顔を出すので中辛口のような感覚に和らげられて、シャルドネならではのほのかな苦味が心地良い1本。

果実味×ほっくり感

 ポテサラに合う理由は……。

 温暖なチリの気候で生まれた芳醇なワインの果実味と、ポテサラのほっくりとした味わいがベストマッチ♡

 ワインの酸味が、ポテサラのクリーミーなテクスチャーとマヨネーズの酸味にも重なります。

 さらにやや樽の香りも感じるワインなので、いぶりがっこの燻製や燻製ベーコンをポテサラに混ぜてもさらに合いそうですね♪

チリ産ワインがお安い理由は…

 でも、そもそもなぜチリ産のワインがこんなにお安いのか……。以前、チリワインについてお話しした際、1. 優れた栽培環境、2. 人件費や土地代が安価、3. 関税がかからない、などの理由をお伝えしましたが、それだけではないんです!

 このワインの輸入元であるコルドンヴェール社は、イオンと酒類販売のトップリテイラーであるやまやの共同出資によるワイン専門輸入商社。つまり大手企業である「イオン」と「やまや」のみにワインを供給する専属インポーターなので、“一社入魂”の大量輸入が可能なんです。

 さらにイオンとやまやの企業努力によって、このような低価格が実現しているんですね。アッパレ!!!

 肩肘張らずに毎日でも食べたいポテサラに、仲良くカジュアルに寄り添ってくれる優秀ワイン。ワンコインだということを忘れちゃう味わいを、アナタ様もぜひご家庭でお試しあれ~♪

※本文内のワイン価格等は著者購入時のデータとなります。

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「レンズ豆のスープ」旬の新玉ねぎでつくるエチオピア料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
どハマり要注意!? 在宅ごはんでリピートしたくなる逸品3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-17 06:00 フード
ちょこっと洋風に「南高梅と北海道産長芋のたたきサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「さかなとお酒 うぉんたな」...
辛口の白ワインに合う「ほうれん草とブルーチーズの白和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
「季節野菜のピクルス」ふつうのお酢なのにまるでお店の味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...
時短レシピ! コチュジャン風味の 「韓国風牛すじ煮込み」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
「イカゴロ(内蔵)豚のホイル焼き」合わせみそは万能調味料
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、野趣...
「豚バラ肉の角煮スパイスソース」週末昼下がりに仕込みたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
#stay homeを楽しくおいしく☆鯖缶で簡単!トマトペンネ
 常備食材の定番になってきた「鯖缶」。今回は、同じく常備食材のトマト缶と合わせた「鯖缶で簡単! トマトペンネ」をご紹介し...
ぐっち夫婦 2020-05-27 14:30 フード
「アタクルトワット」ターメリックを使ったジャガイモ炒め
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
コロナ疲れ吹き飛ぶ! 秋田・尾道・沖縄のご当地スイーツ3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-15 16:11 フード
「ナムルの3種盛り」韓国料理の定番前菜をおいしく作るコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
炊飯ジャーでつくる「塩麹に漬けた柔らかローストポーク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、炊飯...
「ナスとキュウリの醤油漬け」みずみずしい夏野菜のハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「ホタルイカの生姜醤油煮と天ぷら」春の味覚を2つの料理に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、純...
油っぽさゼロ!「自家製シーチン」作り方は意外にカンタン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...