プチプラなのに優秀! 夏にお勧めな「毛穴ケア」アイテム3選

藤田裕美 美容師・ヘアメイク
更新日:2019-07-11 15:48
投稿日:2019-07-11 06:00
 鏡を見ては「ハァ…」とため息が出てしまったことはありませんか? 毛穴の開きがどうしても気になる季節。毛穴のないキメの細かいお肌は誰だって憧れるものですが、実は毛穴の開きには種類があるんです。自分がどの「毛穴開き」なのかをきちんと知った上でお手入れすれば、毛穴レスなお肌への近道に。今回は、そんな毛穴のお悩みとケアについてのお話です。

まずは毛穴の種類を知るところから

1. つまり毛穴

 触るとザラつき、見た目にも黒っぽくなっている毛穴……。皮脂をはじめとするヨゴレが詰まっている状態です。過剰に分泌された皮脂が毛穴の開きを目立たせる要因になっているので、オイリー肌の人や顔のテカリが気になる人、上手に洗浄できていない人に多く見られます。まずは洗顔の仕方を見直し、汚れをしっかり落とすことから始めましょう。

 気になるからといって、汚れを無理に押し出したり剥がすタイプのもので取ろうとするのは禁物です。炎症を起こしてかえってひどくなることがあります。

2. シミ毛穴

 しっかりケアしているのに毛穴の悩みが改善されないという人は、もしかしたら毛穴にできたシミが原因かもしれません。角栓や皮脂の汚れが原因だと思って、必要以上の刺激を与えるのは逆効果の可能性もあるので注意してください。

 メラニンによる毛穴のケアはすぐに解決するものではなく、長期戦になることも……。美白ケアを心がけ紫外線対策をしっかりやりましょう。

3. たるみ毛穴

 30歳を過ぎた頃から気になるのが「たるみ・乾燥毛穴」です。毛穴が大きく見えるひとつの原因は、加齢によるお顔のたるみ。皮膚の表面のハリが減ってきて重力によって垂れ下がり、毛穴が縦に開きやすくなってしまっている状態です。

 ハリや弾力の元になるコラーゲンを摂取したり、できるだけ乾燥をしないように心がけるなど、エイジングケアが必要です。

エテュセ「オイルブロックベース クール」 ¥1,200(税別)

 夏の間の期間限定で「ひんやりクール」が登場です。

 修正液のような質感のこの下地は、テカリや毛穴を無かったことにしてくれて、サラサラ肌を持続してくれます。テカってしまうTゾーンや化粧くずれの気になるところにブラシで直ヌリするだけの手軽さも魅力的。

 鼻はもちろんおでこやあご先、小鼻の横の毛穴が目立つ頬にも最適です。お化粧直しでメイクの上からも使用できます。

カネボウ「リフレッシングパウダーウォッシュ」 ¥3,000(税別)

 1回分が1つずつカプセルになっている白とピンクの酵素洗顔パウダーです。手のひらに取り、水と混ぜてきめ細かい泡を作ります。

 毛穴の黒ずみ汚れ、角栓、古い角質をしっかりと洗い落としながらも、洗い上がりはしっとりモチモチの仕上がりでつっぱり感もありません。滑らかで毛穴レスな化粧のりのよい肌へ。

AHA「クレンジングリサーチ ウォッシュクレンジング」 ¥1,000(税別)

 角質ケア成分AHAに酵素マッサージ効果をプラスして肌を血行促進。スクラブが毛穴の奥から老廃物を除去して、肌をワントーン明るく見せてくれます。

 鼻周りやあご先など、角質が気になるところを重点的にクルクルすると、つるんと毛穴のつまりが取れます。

 簡単なメイクでしたらこれ1本で終了です。洗い終わった後の保湿は早めのケアをお忘れなく!

その日の汚れはその日に落とす!

 どんな毛穴問題も、まずはお肌の汚れをその日のうちにしっかり落とすことが大切です。また、それぞれの悩み別に正しくケアしてあげることで、少しずつ改善していくことでしょう。

 毛穴の開きが気になり始めるこの時期だからこそ、目立ってしまう前に毛穴ケアをしっかりやっていきましょう。

おまけ♪ 夏におすすめケア

 朝起きたときに顔がベタベタしたり、汗が引かずメイクができないといった時は、洗顔の後に冷たい水をギュッと絞ったタオルを顔に乗せてみてください。毛穴が締まり火照りも抑えられます。

 さらに、冷蔵庫で冷やした化粧水でコットンパックするとより効果的です。

藤田裕美
記事一覧
美容師・ヘアメイク
都内のサロンに勤務後フリーのヘアースタイリストに転向。メディア等のヘアーメイク、講師などの活動。2014年恵比寿にプライベートトータルビューティーサロンを設立。美容師免許保持。
http://starlier.jp/

ビューティー 新着一覧


テラコッタに飛びつくと危険! 40代の失敗しない秋メイク
 秋のメイクといえば、季節に合ったくすみカラーをたくさん使いますよね。でも、20代ならアンニュイに決まるカラーも40代に...
プラセンタって本当に効く?最強の美肌成分にはデメリットも
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
太っていても罪悪感なし!「ぽっちゃりモテ女性」綺麗の特徴
 世の中には、太っていても綺麗な人っていますよね。今ぽっちゃり体型の人なら「どうせ太るなら、綺麗でモテるぽっちゃりになり...
あざとい女からメイクテクだけ拝借!“全パーツ”勉強になるわ
 みなさんの周りには計算し尽くされたあざとい女性はいませんか? メイクやファッションだけでなく喋り方や振る舞いまで、あざ...
40代女の“低身長”は武器にもなる! 悩み克服コーデ鉄則5カ条
 低身長な40代女性は、「自分に自信が持てない」「似合う服がなかなか見つからない」と悩みを抱えている人が多いようです。で...
【洗面台問題】歯磨きグッズの見直しでシンプルに格上げ♪
 シンプルでスッキリとした洗面台に憧れているのですが、どうすればオシャレに見えるのでしょうか?  備え付けの洗面台を交...
「オバ見え」警報発令中! いまさら聞けない服選びの注意点
 鏡の中の自分の姿を見て「前より老けて見えるかも……」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。今回は、オバ見えフ...
シミ!シワ!鏡見て溜息…老化を予防するアスタキサンチン!?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ドライシャンプーは毎日使ってOK?意外なデメリットを解説
 入院中や災害時に役立つ「ドライシャンプー」は、汗をかく仕事の人や多忙を極める人に「とても便利!」と大人気ですよね。でも...
年間100種類超を使用!時短美容家「ガチ推し」シャントリ3選
 おさまらない物価高への悲鳴が、あちらこちらから聞こえている昨今。日用品に、これまで以上の節約意識を向けている人も少なく...
今こそ一点投入!アラフォーに推す「刺激少なめコスメ」2品
 気候が安定しないと、お肌の調子も狂いますよね。大事な予定を控えているのに肌荒れやくすみが消えないままだとテンションもダ...
こんなご時世こそ…40代必見「お金をかけない美容法」総点検
 40代女性は、仕事、家事、育児と本当に多忙ですよね。エステに行く時間もないので、気がつけば自分の美容なんてほったらかし...
自分のカラダを「がん」から守るために正しい情報を知ること、備えること、できていますか?
 日本人女性が生涯に患う最も多いがんは何だと思いますか。「乳がん」です。2018年には新たに約9万4000人が罹患し、全...
そりゃ痩せないわ! ダイエット失敗談から学ぶ「2つの原因」
「ダイエットをしても、いつも必ず失敗してしまう」と、痩せられないことに悩んでいる人は多いようです。なぜ、みんななかなか痩...
体臭・香水など職場のスメハラ問題 賢く解消する4つの対策
 〇〇ハラスメントという言葉が流行っていますが、中でも臭いで周囲を不快にさせる「スメルハラスメント」は、センシティブな内...
「前髪切りたい」衝動の理由…伸ばしたい人必見“対処法”4選
 前髪をある日突然、切りたくなる人って案外多いと思います。伸ばしかけていたとしても、計画的ではなく「衝動的」に切ってしま...