クミンシードが香る「干し芋の熱々スパイシークミンバター」

コクハク編集部
更新日:2019-11-22 16:37
投稿日:2019-07-24 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄さんに、干し芋を大胆にアレンジした「干し芋の熱々スパイシークミンバター」のレシピを教えていただきました。

オヤツ?いいえ肴です。

合うお酒=芋焼酎/(C)コクハク
合うお酒=芋焼酎 /(C)コクハク

 目からウロコの一品です。

 主役の干し芋を“レンチン”し、温めたソースを回しかけるだけ。アッという間に作れてしまうのに、とにかく美味しいんです。オヤツのイメージが強い干し芋が、立派な酒のアテになるから驚きです。芋料理が苦手な男性に作ってあげてもらいたい一品です。

「さつまいもとバターの相性って抜群ですよね。干し芋は火入れすることで食感も軟らかくなり、甘さが立つ。クミンシードの香りは食欲をそそるし、適度にピリッとしたアクセントになる。誰かに振る舞う際にも“デキる風のつまみ”に見えます(笑い)」(与那覇朝雄さん)

 家庭で、手軽に、気の利いたツマミを作るにはスパイスを上手に使うに限ります。スパイスを制する者はダンツマを制するといっても過言ではありません。合わせるお酒は、出来たてアツアツなら芋焼酎のロック、作り置きなら、お湯割りをぜひお試しあれ。

材料

・干し芋 150グラム
・有塩バター 30グラム
・クミンシード  3グラム
・黒コショウ 少々

作り方

1. 干し芋を一口大に切り、レンジ(500ワット)で1分20秒ほど温める。
2. フライパンにバターを入れて中火にかけ、焦げないように溶かす。クミンシードを入れ、香りが出たら、皿に盛った①に回しかけ、黒コショウを振って出来上がり。

本日のダンツマ達人…与那覇朝雄さん

▽よなはあさお
 まるしげ歴8年目。オープンキッチンを切り盛りする厨房の司令塔。今回のダンツマレシピを担当。


▼まるしげ 夢葉家
 2000年1月にオープン。オーナー店主で料理人の小久保茂紀さん率いる“まるしげ軍団”が腕を振るう、アイデア満載の料理と、全国各地の酒(日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー……計200種以上)を目当てに、左党が夜な夜な集う人気の居酒屋。

 野菜、魚、肉ともに信頼する契約者から届く食材とにらめっこし、日々のメニューを決めるスタイル。達筆なメニュー表には梅山豚のトンカツや牛すじカレーといったガッツリ系から、ゴボウとコンニャクのきんぴらといった小鉢まで、食いしん坊の心を満たす料理が並ぶ。
東京都港区赤坂2―14―8山口ビル2F 日曜・祝日定休
℡050・5869・3515

(日刊ゲンダイ2019年2月16日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


クリスマスイブにぴったり! ラム酒を利かせた「生チョコ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は京都・梅小路京都西の「西洋茶屋 山本」の山本智弘...
「焼きカチョカバロと洋ナシ」洋ナシのコンポートに七味の妙!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は京都・梅小路京都西の「西洋茶屋 山本」の山本智弘...
新大久保で流行りの屋台グルメを食べ歩き 2022.12.20(火)
 いまや渋谷や原宿と並んで、流行の最先端の街といわれる新大久保。コロナ禍もあって、食べ歩きがなかなかできていなかったので...
ゾンビのように疲れた日に「レンジであったかチゲうどん」
 2022年も残すところ2週間弱。世間はクリスマスモード一色だけどさ……。今年中に納めなくちゃいけない仕事はまだまだある...
およね 2023-05-31 14:56 フード
山口下関「大衆酒場 三枡」で旬のふくを!2022.12.17(土)
 山口県の下関といえば、やっぱり「ふぐ」(※)。今が旬の高級魚を求めて、東京駅始発の「のぞみ」に飛び乗りました。 ...
「マッシュルームのひと皿」生と焼きで味も食感も全然ちがう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
寒い夜には「おでん」と“ベストマリアージュ”の白ワイン!
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-12-14 06:00 フード
「鶏手羽のエーグルドゥース」つやつやの手羽中がホロリ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
脱・惰性ランチ!卵かけご飯をチンして「即席チャーハン」に
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れちゃうレシピ...
およね 2022-12-05 06:00 フード
泡に合う! きゅうりとみょうがのピクルス 柚子こしょう風味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
会員制パフェバー「Remake easy」がすごい!2022.12.1(木)
 みなさん、今どきの若者はどこでデートしているか知っていますか? コロナの影響で、飲食店や居酒屋などは閉店時間がめっぽう...
価格2倍のボージョレは無理!感動級“山梨ヌーボー”はいかが
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-11-30 06:00 フード
新食感! ファミマ新作スイーツ実食ルポ 2022.11.29(火)
 11月も残すところあと1日。冬の気配が近づいています。寒くなると甘いものが欲しくなりません? つめたーい風にこわばった...
「へしこあぶり梅干しの大根サラダ」白ワインと一緒にどうぞ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神楽坂の「そば・郷土料理 九頭龍蕎麦本店」...
「車麩と谷口屋の油揚げ 福地鶏のピリ辛煮」ダシがしみしみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神楽坂の「そば・郷土料理 九頭龍蕎麦本店」...
「爆速ドリア」で料理上手な女になった? 2022.11.26(土)
 絶対に作りたい。  記事を読んだ瞬間、そう心に誓った料理がある。爆速クリエイターおよねさんが教えてくれた「革命的...