「家事しろって聞いてないけど!」年上夫に結婚時の約束をほごにされた27歳アクセサリー職人志望の女

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-08-31 06:00
投稿日:2024-08-31 06:00

アクセサリー作りと子作りに専念できると思ったら

 夫はハイスペの部類まではいかないものの、平均年収よりは3割ほど収入が高く、生活においては、七海さんが専業主婦になっても何らの問題もなさそうだったとのこと。

 アクセサリー作りだけでなく、子作りにも専念できる環境が整い、幸せな新婚生活が待っていたはずだったのですが…。

「結婚をしてみたら、夫は私に文句ばかりなんです。

『家事をしろ』とか『簡単なものでいいから料理くらい作れ』とか。私は、アクセサリー作りに没頭できる環境を条件に結婚をしたのに、家事をしなければならないなんて思ってもいませんでした。

 もともと私は料理も洗濯も掃除も、大嫌い。

 それは家庭内とはいえ“労働”だと思うので、話が違います。結婚をしてからそんなふうに言うなんて、夫はズルすぎますよ!」

周囲の反対を押し切って

 夫への怒りが収まらない様子の七海さん。結婚生活に幸せを感じられず、こんなことならアルバイトをしながらアクセサリーを作っていたほうが、自由で幸せだったと話します。

「結婚をするとき、親にも友達にも『年の差がありすぎる』って反対されたんですよ。それでも私は周囲を説得して、何とか結婚をしてあげたのに…。

 こんなのって酷すぎますよね? 私の親だって、夫に対してすごく怒っています。娘との約束が違うじゃないかって。

 だけどまだ親から夫には話してもらっていなくて、私的には“最後の切り札”にしたいと考えています。

 親が出てくれば、さすがの夫も黙るんじゃないかなぁって。だからこそ夫に1番ダメージを与えられるタイミングで、母親に出てきてもらおうと計画中。甘い新婚生活を期待していたのに、何だかすごく損した気分だし、もちろん夫とのエッチなんてしたくもありません。

 こんな私には親も友達も同情してくれていて、情けないです…!」

 自らの環境を「不幸」と嘆く七海さん。では、夫であるフミアキさんは夫婦関係について、どのように感じているのでしょうか。次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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