【2024年人気記事】独占・いきなり“ヤリマン願望”宣言した漫画家のモヤモヤと裸への価値観

河合桃子 ライター、ジャーナリスト
更新日:2025-01-03 06:00
投稿日:2025-01-03 06:00

ヤリマンたちの信念「私は“サセコ”じゃない」

――どんなポリシーや言葉に学びを?

 例えばセクシー女優さんは「私はヤリマンだけど“サセコ”じゃない」という信念を持っていました。相手を選んでるしセックスする上でも自らの身も守っていると。性感染症対策はしっかりしていて、マッチングアプリで出会った男性には行為前に性病検査をさせるとも話していました。ピルも飲んでいるし、その上でコンドームも付けさせると。

――「ゴムつけて」と言いにくい女性は多いですもんね。

 ですよね。また裏垢女子さんは教育機関で働いている方でした。仕事後にハプバーに繰り出し、何人の男性とできるかに挑戦してるアグレッシブな方でした。

 セックスを感情抜きで楽しんでいて、そのことに後ろめたさを感じていないところが潔くて素敵だなと。「裏垢が本当の顔なのかも」と言っていたことが印象的でした。

裸は汚いものだと思ってた

――ご自身のなかでも価値観が大きく変わりましたか?

 変わりましたね。ヤリマンの方たちが嫌なことから身を守りつつ、自分の願望に忠実に男性たちを狩っていらっしゃるお話を聞いているうちに、自分の身体をもっと知るべきだと思うようになりました。実はこの漫画を描き始めて、お風呂で自分の裸を見られるようになったんです。

――なぜ裸を見られなかったのですか。

 自分の身体であっても、裸は“汚いもの”みたいな感覚が幼い頃から強くあって、見ちゃいけないような気がしていました。なにより理想とかけ離れたプロポーションではない自分の体をまじまじと見たらショックを受けるような、複雑な気持ちで…。

 ヤリマンさん達の話を聞くうちに、自分の裸くらい、自分がしっかり見れなくてどうするんだろう…という気持ちになり今では自然と裸が見られるようになりました。

 私のヤリマン道の第一歩は、自分の体を大事にすること、理想の身体ではないにしろ、自分を受け入れることだと発見できました。これは大きな変化だと思います。

 漫画の主人公の成長とともに自身も成長したという、まおいつかさん。【後編】では作品内でのナビゲーター的存在であるヤリマンのひまわりについて、そのモデルとなった方々のエピソードなどにググッと迫ります。

河合桃子
記事一覧
ライター、ジャーナリスト
1977年生まれ、週刊誌を中心に執筆。大分県の椎茸農家から都内のハプニングバー摘発事件まで幅広く取材。ライフワークはママ友の家庭のいざこざや性愛事情を聞くこと。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


アラサー女性は知っておきたい 婚活を卒業できない女の特徴
 山本早織の「結婚につながる恋コラム」第12回は、女性からのアプローチについて。30歳を超えると明らかにマーケットが変わ...
山本早織 2020-05-20 11:23 ラブ
体の相性は事前に分かる! チェックするべき7つのポイント♡
 大人の恋愛で避けて通れないのが「体の相性」。こればっかりは試してみないと分からない。と思う方も多いと思うのですが、でも...
リタ・トーコ 2019-09-01 09:06 ラブ
早く立ち直るために! 失恋をしたら試すべき心の癒し方5つ
「覚悟はしてたけど、やっぱり彼と別れることに。胸が痛くてたまらない」「何度経験しても別れには慣れない。あんなに好きな人は...
七海 2019-08-19 06:26 ラブ
超年下男性を彼氏にするのはこんなタイプの女性なんです!
 ついに国の統計でも夫が11歳以上年下という夫婦の比率が0.8%に達し、どんどん1%に近づいています(厚労省「人口動態調...
内藤みか 2020-02-21 18:03 ラブ
晩婚派?早婚派? 若い2人が結婚すると起きる幸せなこと5つ
 現代の日本は晩婚化が進んでいるようです。ところが類は友を呼ぶのか、18歳で最初の結婚をした筆者の周りは、同じように10...
東城ゆず 2020-02-21 18:38 ラブ
元旦那とハッピーに復縁するための「既婚メス力」4カ条!
 小学校中学年の女の子がいるバツイチのシングルマザーです。  離婚して6年が経ちました。月に一度、父親には会わせて...
神崎メリ 2019-08-18 06:00 ラブ
縁結び神社のマナー知ってますか? 神頼み効果を上げる方法
「苦しい時の神頼み!」と、恋愛中に縁結び神社に行った経験がある女性は多いはず。その際、「ご縁がありますように!」と五円玉...
孔井嘉乃 2020-02-21 17:50 ラブ
夏のディズニーランドデートは彼の“真の姿”を見極める好機
 夏休みにデートでディズニーランドに出かける人はいませんか。看護師のA子さん(31)も、そんな一人で、2年前の8月、介護...
山崎世美子 2019-11-14 19:22 ラブ
“夫はATM”と語るママ友の危うさ…それはいつか故障するかも
「夫のことはATMとしか思っていないから……」  私自身、結婚して子供が生まれて、ママ友の輪にも飛び込んだことによ...
インリン 2019-08-17 06:00 ラブ
バリキャリ女性の結婚相手に“年下の起業家”をお勧めするワケ
 仕事が好きでバリバリ働く“バリキャリ女性”が普通になってきた一方、彼女たちはなかなか良い恋人や結婚相手を探すことができ...
しめサバ子 2019-08-16 06:00 ラブ
脱・男に頼る人生! 結婚願望を捨てて得られる5つのメリット
「周りが結婚ラッシュ……。でも、結婚って焦ってするものでもないよね?」 「両親はやたら結婚を推すけれど、そんなに幸...
七海 2019-08-16 06:00 ラブ
デートのお誘いLINEやメールをしても…撃沈し続ける理由3つ
「勇気を振り絞って彼にデートのお誘いLINEやメールを出したのに、全然返事が来ないんです……!」と嘆く女性は、実はかなり...
内藤みか 2019-08-15 06:00 ラブ
フェロモンの出し方! 女性の色気をアップさせる秘密の方法
 同性から見ても色気がたっぷりで、「フェロモンが出てていいなぁ……」なんて感じてしまう女性っていませんか?でも実は、フェ...
リタ・トーコ 2019-08-15 07:40 ラブ
姿なき闖入者が破壊した新婚家庭…志穂さんのケース#4
 解決したはずの夫の不倫疑惑。幸せな家庭を壊したくなくて、感情を押し殺してきた志穂さんも、嫌がらせ行為がエスカレートする...
神田つばき 2020-01-12 05:19 ラブ
恋愛市場で力尽き果て…婚活に疲れたら試すべき4つの対処法
 どんな方法で婚活をするにしても、恋愛市場に立っているとどうしてもエネルギーを使います。どんな人でもいつかは「しんどいな...
七海 2019-08-14 06:00 ラブ
騙されないで! プライド高き男性の見栄っぱりを見抜くテク
 付き合った後に「私への対応が以前と違う……」と男性に感じる女性は多いのではないでしょうか。釣った魚に餌をやらないタイプ...
東城ゆず 2020-01-27 17:00 ラブ