「俺は毎日もやしでいいのに」質素な生活を望む47歳夫。家事代行を頼む妻との結婚を後悔する毎日

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-05-31 06:00
投稿日:2025-05-31 06:00

生活レベルを上げようとは思わない

「生活ってお金をかけようと思えば、いくらでもかけられるじゃないですか? 俺は、日々の出費も労力もできるだけ小さくしたいんですよね。なんなら俺、毎日もやしだけ食べるような生活だって文句は言わないですよ。

 俺のほうが美幸ちゃんよりも稼いでいますけど…。だからといって今よりも生活レベルを上げようっていう気持ちにはならないですね。できるだけお金を使わずに生活を送る。そのほうが俺にとってはストレスがないんです」

 最近では美幸さんの態度が、日ごとに意固地になっている気がするとため息をつくレイジさん。

再婚しなければよかった?

 夫婦仲は結婚3年目にして、早くも危機を迎えていると感じているそうです。

「再婚しなければよかったですかね〜…。老後を考えたときに、ひとりで居るよりもふたりのほうが楽しいかなって思ったんですけど。やっぱり生活水準や生活スタイルとかって、人によって違いますよね。

 美幸ちゃんの笑顔なんてもうしばらく見ていません。夫婦仲は悪いほうだと自覚はあります。だからね、家にいてもなんだか居心地が悪くって。でも出かける先もないので、基本は俺も家にいますけど。

 ひとり暮らしを続けていたほうが、気楽な毎日だったかもしれないなぁ…」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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