再婚希望の51歳男「アプリの女はレベルが低い」美女と会えない理由を“離婚成立前だから”と考える能天気さ

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-09-06 11:45
投稿日:2025-09-06 11:45

高望みはしていないはずなのに

 離婚を進めつつ自分の再婚を速やかに成就させたいダイスケさんですが、厳しい現実に戸惑いを隠せません。

「出会う相手がいけないのか、使っているアプリが悪いのか…。でもね、アプリ上では写真だってキレイだし、会話も弾むんです。

 ところがいざ会ってみると、違和感しかないんですよ。高望みはしていないと思いますよ?

 人柄重視で選びたいので年齢は40代半ば以上で、相手の年収にはこだわりなし。フリーターや無職でも全然オッケー。

 それでも、また会いたいなって思える女性とは今のところゼロなんです」

どうしたら理想の相手に会える?

 しょんぼりとした表情で、ダイスケさんは自分の将来を悲観します。

「今って、アプリでの出会いが主流でしょ? アプリを使えば出会いなんていくらでもあると思ったのに、甘かったです。

 離婚成立後は、僕が今の家に住み続けるから、そこに転がり込んできてもらう形で、すぐにでも新しい妻が欲しいんです。

 どうしたら出会えますかねぇ…。あんまり若すぎる女性とは話が合わないから、お相手の年代は譲れません。

 妻が出ていけば、家に女性を連れ込めるので、すぐに再婚できますかね? まだ離婚前だから、うまくいかないだけなのかなあ。

 あ、自慢じゃないんですけど俺の家、オシャレでカッコいいんですよ! 家の外観と内装をアプリのプロフに載せたらもっといい女性が釣れますかね?

『この家に住めるなんて嬉しい!』って、再婚に積極的になってくれるかも?」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


街コンで一目惚れした福山似イケメンにドン引きした理由
 婚活中と公言すると、さまざまな経験談が耳に入るようになります。街コンに行った友人(美容業・34歳)からこんな話を聞きま...
趣味は「絵画鑑賞」 ハイソで知的なメンズだと思ったのに
 第1弾の紹介書にあった男性陣の容貌にゲンナリして、その後コンタクトを断念。新たなアクションは、会員サイトからの相手探し...
見た目が全てじゃないけど…ありのまますぎる男性陣に落胆
 16人分の紹介書が届きました。年齢は49歳6人、48歳4人、47歳2人、46歳1人、44歳2人、43歳1人。年齢50歳...
今度はどんな男性が…大手企業と契約している2社目に挑戦
 相手の写真を見るまでに時間をかけている余裕はないので、今回は、紹介資料が月に2回届くというB社に入会しました。ここは大...
“アラフォー女子”がネックなの? メール返信はまさかの1人
「会員数日本最大」の言葉に引かれて入会したA社。インターネットの会員専用画面から文字情報が気になった3人に早速アクセスし...
いざ、パートナー探し…初期投資は締めて「12万円」ナリ
 独身崖っぷち、アラフォー女性記者が果敢に(?)潜入取材した結婚相談所の生態をリポートしていきます。  1回目は...