夏のお疲れ肌をリセット! ダメージを防いでマイナス5歳肌♡

コクハク編集部
更新日:2019-09-03 06:00
投稿日:2019-09-03 06:00
「ひと夏を越えるたびに、5歳老ける」と言われるほど、夏の肌ダメージは大きいもの。たとえ肌表面には現れていなくても、気づかないうちにお疲れ肌になっている人は多いのです。秋になってから後悔しないためにも、夏の肌ダメージをリセットしませんか?

お疲れ肌を感じていませんか?夏に肌ダメージが大きい理由

夏を思い切り楽しんだ後はお肌のケアを(写真:iStock)
夏を思い切り楽しんだ後はお肌のケアを (写真:iStock)

 夏になると「絶対焼かない!」と紫外線ケアをしている方は多いでしょう。しかし、夏のお疲れ肌を引き起こすのは、紫外線だけが原因ではありません。

夏のお疲れ肌を引き起こすおもな原因

・紫外線によるダメージ
・エアコンや扇風機による乾燥
・外気と室内の気温差
・過剰分泌される汗や皮脂
・エアコンによる冷え
・さっぱりスキンケアによる保湿不足
・熱帯夜による睡眠の質の低下

 どれも、身に覚えがあることばかり!ではないですか? 特に、冷えや睡眠の質の低下などは生活習慣の乱れを引き起こして、肌だけではなくホルモンや自律神経のバランスにも影響するので要注意です。

夏のお疲れ肌の状態

 上記の原因を受けて肌はどんな状態になっているのか、お疲れ肌のダメージ具合をチェックしていきましょう。

▶乾燥によるダメージ

 夏は湿度も高く、メイクもテカりやすいため、一見乾燥とは無縁の季節のような気がしますよね。でも、肌内部では紫外線やエアコンの風などの外的要因を受けて、肌内部が乾燥している可能性が高いです。

 また、テカりを軽減しようと皮脂を取りすぎたり、さっぱりスキンケアで保湿不足になったりすることで、肌表面では皮脂が多く分泌されるのに肌内部では乾燥が進む「インナードライ肌」に傾いているケースも多いです。肌トラブルが勃発する原因にもなるため、早めの対処を行うことが肝心!

▶紫外線によるダメージ

 肌を老化させる1番の原因は、紫外線だと言われています。紫外線による刺激から肌を守ろうと、メラノサイトがメラニン色素を大量に生成。

 肌が良いコンディションであれば、約28日周期で行われる肌のターンオーバーによってメラニン色素は排出されますが、お疲れ肌のようなコンディションが悪い場合には十分に排出されずに色素沈着が起こりやすく、これが、将来のシミやそばかす、シワなど、さまざまな肌悩みの要因になります。

お疲れ肌をリセット!夏の終わりにやるべき3大ケア

コットンパックでしっかり保湿(写真:iStock)
コットンパックでしっかり保湿 (写真:iStock)

 肌の老化は知らず知らずのうちに、進んでしまうもの。夏のお疲れ肌は夏の終わりにしっかり解消して、来たる秋冬を良いコンディションで迎えましょう。そこで、是が非でもしておきたい3大ケアをご紹介します。

角質ケア〜肌のごわつきをオフ!

 夏は皮脂や汗が増えることによって、毛穴に汚れが溜まりがち。また、紫外線などの外的要因によってターンオーバーの乱れが起こって角質の層が分厚くなってしまうため、まずは肌に不要な古い角質をオフするところから始めましょう。

▶デイリーケアには拭き取り化粧水がおすすめ

 毎日のケアには、余分な角質や汚れをきちんとオフしてくれる拭き取り化粧水がおすすめ。洗顔後など毛穴が開いている時に拭き取り化粧水を使用することで、毛穴の汚れがすっきり。その後のスキンケアアイテムの浸透も高まります。

▶定期的にピーリングによるケアを行う

 紫外線の影響を受けて、夏を越えた肌はメラニン色素が過剰に生成されている状態。デイリーケアを行っても肌が柔らかくならないのであれば、ピーリングを定期的に使用してケアを行うのも良いでしょう。

 ただし、ピーリングは角質を無理に剥がすようなもの。かえって外的刺激の影響を受けやすくなるため、2週間に1度ほどのケアでもOK。(ピーリングについては、ぜひこちらの記事を参考に→「毛穴悩みには自宅ピーリングを♪美肌を作るポイントや注意点」)

保湿ケア〜インナードライ肌&乾燥肌を改善

 夏は汗をよくかきますし、紫外線やエアコンの影響を受けることでインナードライ肌や乾燥肌に傾いてしまう方が多いです。肌トラブルが発生しやすくなっていたり、乾燥を感じる方は、保湿ケアを見直してみましょう。

▶高保湿タイプのスキンケアアイテムに切り替える

 夏は、ベタつきにくいスキンケアアイテムに切り替える方が多いですが、秋に向けて高保湿タイプのスキンケアアイテムへと移行していきましょう!水分と油分をたっぷり肌に与えることで、肌内部の水分量は徐々に回復するはずです。

 高保湿の成分として有名なのが、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸など。これらの成分はもともと人の肌内部にも存在している成分なので肌に馴染みやすく、比較的どの肌タイプの方でも使いやすいのが特徴。じっくり保湿を心がけてください。

▶コットンパックをプラスするのも◎

 時間に余裕があるのであれば、コットンに化粧水をひたひたに含ませてパックをするのも良いでしょう。特に皮膚が薄い目元や口元などには、効果を発揮してくれます。

 また、潤いを補給した後には、しっかりと乳液やクリームなど油分が含まれたアイテムで蒸発を防ぐことも忘れずに!市販のデイリー用タイプや、スペシャルケア用の保湿パックも優秀です。

美白ケア〜体の中&体の外からWのアプローチ

 すでにできてしまったシミやそばかすを消すのは、なかなか難しいもの。そのため、メラニン色素が色素沈着しないための、美白ケアをすることも大切。目には見えない紫外線ダメージには、体の中&体の外から先手を打っておきましょう。

▶美白成分が配合されたスキンケアアイテムを使用する

 体の外からのケアは、美白成分が配合されているスキンケアアイテムでメラニン退治をしていきましょう。

 美白成分とは、厚生労働省がシミやそばかすを防ぐと認定している有効成分のことを言います。現在認定されている美白成分は約20種類ほどで、ビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸などが有名ですね。

 ただし、美白成分によっては、少なからず肌に刺激を起こしてしまうものも。肌が弱い方はパッチテストを行ってから使用を始めると安心です。

▶ターンオーバーを活性化させる栄養素を摂取する

 体の中からのケアは、食生活での肌質改善です。規則正しく栄養バランスのとれた食事を行うことはもちろん、ターンオーバーを活性化させてシミを作らせない栄養素を摂ることも大切。

 肌のハリや弾力を保つビタミンA、メラニン色素を分解・抗酸化作用に優れたビタミンC、血行を促す・保湿作用があるビタミンE。ほかには、セラミドや亜鉛など、肌荒れを防ぐ栄養素も一緒に摂り入れると良いですね。

夏のお疲れ肌をなかったことに!今こそ丁寧なケアを♡

夏の終わりこそいつもより丁寧なケアを(写真:iStock)
夏の終わりこそいつもより丁寧なケアを (写真:iStock)

 夏の終わりは、予想外のうっかり日焼けで肌のトーンが暗くなってしまったり、シミやくすみが目立ってしまう時。でも、そんな時こそ丁寧なケアを行うことで、お疲れ肌を改善させることができるんです。

 今回ご紹介した方法は、ターンオーバーを整えて肌の根本的な力を上げるケアですので、普段のケアにも、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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