「鶏のタコ焼き風」ソースとマヨネーズとかつお節で風味良し

コクハク編集部
更新日:2019-12-16 06:14
投稿日:2019-12-16 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川区の立ち飲み居酒屋「カミナリ3ダー」の北岡圭介さんに、酒のアテにぴったりな「鶏のタコ焼き風」のレシピを教えていただきました。

口に入れた瞬間はタコ焼きの風味

 料理名を見て「タコの代わりに鶏を入れるの?」と思った読者もいるかもしれませんが、そうではありません。あくまでタコ焼き“風”なのです。

 作り方は簡単。鶏もも肉を揚げて、見た目をタコ焼きっぽくするだけ。それでいて、口に入れた瞬間はタコ焼きのような風味がするのだから、オドロキです。

「ソースとマヨネーズとかつお節。この3つだけで、見た目はもちろん、風味もタコ焼き風になるんです。面白いでしょう?」(北岡さん)

 肉好きにとっては、本家タコ焼きよりもうれしく感じるかも。

「とりあえず、思いついたものは何でも作ってみることにしているんです。これは酒のアテになるのは当然、お子さんも喜びますよ。作るときは、肉に下味をつけないのがコツ。この料理の場合、下味をつけると全体的にしょっぱくなってしまいます」(北岡さん)

 子どもから大人まで楽しめるユニークな一品です。

【材料】

・鶏もも肉 100グラム
・キャベツ 50グラム
・片栗粉、小ネギ、かつお節、 マヨネーズ、ソース それぞれ適量

【レシピ】

 鶏もも肉をひと口大に切り、片栗粉をまぶして揚げる。千切りにしたキャベツの上に鶏肉を並べ、ネギや調味料をかけ完成。

本日のダンツマ達人…北岡圭介さん

▽きたおか・けいすけ
 1972年、山口県下関市出身。23歳のとき、地元下関市で居酒屋「かよちゃん」を開き、その後、同じく下関市でバー「大人のドンちゃん」をオープン。現在も故郷で居酒屋「ドンちゃん」を経営する。肉と米の卸も行っており、山口県産の減農コシヒカリ、無農薬コシヒカリなどを販売している。

▽カミナリ3ダー
 オーナーの北岡さんが3年前にオープンした立ち飲み居酒屋。立ち飲みという気軽なスタイルながら、フグやクジラなどオーナーが仕入れた下関の食材が名物。鍋も1人前から提供しており、どの鍋も一律500円。JR小岩駅北口から徒歩1分。
東京都江戸川区西小岩1―27―2 箕浦ビル1F
℡050・5283・1828

(日刊ゲンダイ2018年12月29日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


薄切りだから駄菓子感覚でサクサク食べられる「レバカツ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
ヨーグルトと酒粕で優しい味に「イワシの味噌粕漬け焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、味...
塩気とコクで日本酒が止まらない「空豆のアンチョビー和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
酸味と香りを楽しむ「ナスと豚しゃぶの梅干しカレー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷のカレーバー「ヘンドリクス 」の...
揚げ焼きで野菜の食感を残す「シュリンプ・ラタトゥイユ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ 」の市川路朗さん...
白子の美味しさを最大限に味わえる「タチ入りキンチャク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・旭川の老舗居酒屋「独酌・三四郎 」の西岡...
インスタ映え「油揚げサンド」 少しずつ温めパリパリ食感に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
「シチリア風肉団子」刻んだアーモンドが程よいアクセントに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
味付けはあなた次第!どのお酒とも相性抜群 「挽き肉豆腐」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・阪東橋の広東料理店「壱龍釜」の唐子庭さんに...
「サバ味噌缶のチーズ焼き」フライパンいらずの簡単おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・歌舞伎町で25年営業の老舗「ぱいんつりー」...
「とうもろこしとクリームチーズのかき揚げ」アツアツが美味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は熊本市の創作居酒屋「旬家はちどり」の喰田信治さん...
種だと思ったら…「驚きのアボカド」は健康・美容にも効果的
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島のそばの名店「のぶ庵」の三宅泰子さんに...
美味しい糖質オフ「厚揚げのカリカリ焼きネギじゃこソース」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
ピリッと「シイタケのオーブン焼きブラックペッパー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
「saba-can」定番のサバ缶を野菜とスパイスでインド風に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・経堂のインド料理店「ガラムマサラ」のハサン...
中目黒で大人デート 「グルドボワ」最先端フレンチの魅惑
 世界で最も多くの星を持つ魅惑の美食都市「東京」。飲食トレンドリサーチャーの山口えりこが、10,000円以下で最高の料理...
山口えりこ 2019-05-22 06:01 フード