セックス依存症男の浮気疑惑…成りすましLINEで真実を暴く!

小悪魔ドルチェ寿司 編集者
更新日:2020-02-07 16:33
投稿日:2020-01-24 06:00
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイットボーイというより、じわじわ低温やけどさせる傘寿系脳みそ性器。同棲から1年が経ち、ついに(!)スケコマシの本性を見せ始めたひろしとわたしの攻防戦です。

人間のオナゴのつらみ

【vol.42】

 一夫多妻制を採っている宗教でも、教典には「汝がそれぞれを平等に愛することができるなら」という注釈がついたうえでの一夫多妻制です。

 その注釈はしばしば無視されることも多いのですが、平等に愛するというのは、ひとりの妻にプレゼントを買うのであれば、同じ金額で同じ価値のものを与えるべき、というところから、セックスの回数まで平等であるべき、ということです。

 このように、みんなを“いちばん”に扱うというのは、不可能だからこそ、実は逆説的に一夫多妻制を否定しているという説もあるくらいです。

 金額の多寡で愛情を確認できるのであれば、浮気されていてもヘッチャラという人もいます。あるいは、妻という地位が守られれば。もしくは家族というチームとして機能していれば、他で好き勝手してても平気という人もいます。

 前述の「みんな一番や、全員愛している」というピカソタイプもいれば、優先順位をつけてその序列の中で女性たちを安住させている形態もあります。ただし、それで女性たちが納得していれば、問題は起こらず平和です。しかし、です。

浮気男の甘言にハマり、気づいたら閉経

 しかし多少なりとも愛があれば、独占欲と支配欲によって絶対にうまくいかないようにできているのが、人間のオナゴの辛いところです。

 結婚も子供もいらないし、相手がどこで何をしていても平気、私たちは独立して、精神的にも自立している、ほかとは違うカップルなの、というのは、もう古今東西、男に丸め込まれた美人で才覚もあって賢い女性こそがハマる沼です。サルトルとボーヴォワールが良い例です。

 わたし自身、手練手管男の甘言にハマり、気づいたら閉経という美人で賢く自立した女性をたくさん見てきました。60歳間近になり、やはり子供が欲しかったという上司や、残りの人生を一緒に過ごせるような、穏やかで私だけを愛してくれる、一対一の関係が気づけるパートナーを探すのが今年の目標である、と49歳の先輩がいいます。女性にはタイムリミットもあるので、信じられるのは言葉ではなく、行動だけです。

女とのLINE

 初めて午前様で帰宅したひろしが、帰宅してすぐにわたしの体を求め始めたことで、安堵と愛情が爆発したわたしは、濁った目で、膜の張った脳みそで、アルコール漬けになっていた全身で、ひろしを受け入れ、奉仕しました。しかし、ただ、唯一、鋭敏な嗅覚がとらえたのは、フレッシュな石鹸の香りでした。

 そのときは、鋭くとらえたその香りを、アルコールや悪魔たちに冒されたほかの機能が全否定したので、激しくピストンをされ、無我夢中で膣を締めて腰を振っている間に、どこか彼方に飛んでいきました。

 朝4時ごろ、おもむろに目が覚めたわたしは、少しだけしゃきっとした頭で(どれだけ飲んでも二日酔いになったことがない)、昨夜のことはどう考えても見過ごせない気がして、ひろしの携帯を見てしまいました。

 そうすると、新しい女のLINEが登録されており、そこには、

《大変! わたくしのバッグに現金が! もしかして、こちらに入れてくださいました? いただけないので、お返しします。》

 と1時ごろに連絡が来ていました。

 心臓が貫通したのかと思うほど、大きな音を立ててカラダ全体を震わしました。咄嗟に、

《そちらはタクシー代なので、とっておいてください》

そうするとすぐに既読になり、

《送っていただいたのに……! それに5万円も?》

 全身が小刻みに震え始めます。わたしは震える指で、

《酔っていたのか記憶が曖昧で、オークラで食事をした後にどこに行きましたかね?》

と打ちました。

 成りすましで核心に迫る、次回に続きます……。

小悪魔ドルチェ寿司
記事一覧
編集者
出版社で勤務のかたわら、現場主義のスケベライフを送っている最中に81歳と恋に落ち同棲生活開始。

エロコク 新着一覧


ホスト依存と買い物依存は根っこが同じ…女性たちが貢ぐなぜ
 ホストに貢いでしまう女性のことが、しばしば話題になります。その時なぜか、ホストは常に悪者扱い。「あんなに貢がせてヒドイ...
内藤みか 2019-03-07 17:24 エロコク
マッチングアプリで2回目デートに誘われるための2つの法則
 マッチングアプリを使った出会いも当たり前になってきましたね。月に何回もデート相手が見つかるようになっている方もいると思...
世界のTENGAのカップル向け商品 オススメは騎乗位か正常位
 先月から始まった「幸せになれるラブグッズ」ですが、幸せといっても、1人で感じる幸せ、2人で感じる幸せと、それぞれありま...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
マッチングアプリで外国人とも出会えるこのごろですが……
 歌舞伎町で27歳の女性が、自称英国人の男性にバッグを奪われそうになったうえに刃物で切りつけられる事件が発生しました。女...
内藤みか 2019-03-04 06:00 エロコク
出会い編<1>精神的にも年齢的にも“一番遠い人”に一目惚れ
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
興味はあるけど…“出会い系”で会える男性って本当はどう?
 最近、男女の出逢いのきっかけとしてめざましい発展を遂げている出会い系サイトやマッチングアプリ。  けれどプロフィ...
初めての中イキ体験できるかも 輪っかの持ち手がポイント
 目にした瞬間に「あ、これは気持ちよさそう」と思うバイブがあります。サイズや素材もそうですが、私はその形状を見てそう思う...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
なぜ人気? 女ですがVRでアダルト動画観た感想を書きます
 今、アダルト動画ランキングに異変が起きています。大手動画サイトのランキングは、その半数近くがVR動画になっているのです...
内藤みか 2019-08-27 16:21 エロコク
常連客は若い男性…高齢者風俗嬢は世界的に増加するのかも
 あたらしいもの好きの作家・内藤みかです。最近は性風俗の高齢化について考えています。  人生100年時代と言われる...
内藤みか 2019-03-12 16:20 エロコク
まずは老人愛=ジェロントフィリアについてお話しします
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
試したいけど言い出せない…「ソフトSM」おねだりの仕方
 女性もセックスに積極的になってきたとはいえ、まだまだ自分のやりたいことなど口に出すのは恥ずかしい、という人が多いのでは...
一目惚れしたローター…鮮やかなかわいい黄色が心躍らせる
 まだラブグッズを使ったことがないという女性には、まずバイブレーターではなくローターを使うことをオススメしています。昨今...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
どちらも痛いけど…DVとSMの違いについて考えてみました
 こちらでは、はじめまして。作家の内藤みかと申します。私は、あたらしもの好きです。いろいろな新しいモノやコトを試したり観...
内藤みか 2019-03-06 20:31 エロコク
機能もルックスも超優秀…多彩に快楽を引き出す最新バイブ
 はじめまして、バイブコレクターの桃子です。これまで国内外のラブグッズ350種超を試してきた経験から、どんなグッズがいい...
桃子 2019-11-12 04:33 エロコク