タイ料理の定番「ガパオごはん」みんな大好き“つゆだく路線”

コクハク編集部
更新日:2020-02-18 06:00
投稿日:2020-02-18 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・恵比寿の「ガパオ食堂」のピーボーさんに、ご飯に味をしみこませて食べる「ガパオごはん」のレシピを教えていただきました。

目玉焼きを上にのせて

 店名にもなっている「ガパオ」。ガパオとはタイホーリーバジルというハーブの名前で、鶏ひき肉、野菜、唐辛子、オイスターソース、ナンプラーなどと炒め合わせます。鶏ひき肉以外では、豚や牛のひき肉、イカ、ムール貝、エビ、アサリなどのシーフードで作ってもおいしいですね。 

「ウチはつゆだくなんですよ」とは、店長の高橋朋也さん。ご飯に味をしみこませて一緒に食べてほしいと、料理長やスタッフたちと話し合って“つゆだく路線”に決定したそうです。

 バンコクなどではファストフードとして、手軽にささっと食べられる料理として認識されています。一方、ガパオ食堂のガパオごはんは、空腹でガツガツいきたい人にも、お酒片手にチビチビやりたい人にも、万人のハートに訴えかける“愛され飯”です。

【材料】

・刻みニンニク 大さじ2分の1
・鶏ひき肉 200グラム
・オイスターソース 小さじ2
・ナンプラー 小さじ1
・砂糖 少々
・メッキー(タイのシーズニングソース) 小さじ2分の1
・唐辛子 適量
・ガパオ(手に入るなら) 15枚以上
・ご飯 適量
・半熟目玉焼き 1個
 (多めの油で焼く)
※ない調味料は省いてもOK。

【レシピ】

1. 油をフライパンにひき、ニンニク、鶏ひき肉を炒める。
2. 調味料で1を味付け、最後にガパオを入れて炒め合わせる。
3. ご飯を皿に盛り、ガパオも盛る。目玉焼きを上にのせる。

本日のダンツマ達人…ピーボーさん

▽ピーボー(アランミン・プラソップ)
 キャリア40年、東京在住20年のカリスマ料理人。料理一筋、腕一本で来日し、長年にわたり日本で本格タイ料理を広めてきた。出身地タイ東北イサーン地方の料理を得意とし、パンチのきいた味付け、超人的なスピード、そして無邪気な笑顔でお客さまを魅了し続ける。

▽恵比寿 ガパオ食堂
 青山でクラブLOOP(現在は移転し、クラブZEROとして営業)を経営していたオーナーが、タイ料理店を出店。現在、青山、恵比寿、渋谷と3店舗ある。恵比寿店店長の高橋朋也さん(同左)もDJで、当初は1年ほど深夜はLOOPでバーテンダーやDJ、昼と夜はタイ料理屋で働いていた。高橋さんはソムリエの資格も持っており、恵比寿ではジョージアのワインとタイ料理を合わせて楽しめる。

東京都渋谷区恵比寿南2―1―1 恵比寿大森ビル2階
℡03・3712・0222
11時30分~15時/18時~23時30分
年中無休(年末年始を除く)

(日刊ゲンダイ2019年12月28日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


甘辛い味付けがやみつきになる「手羽中のコックオーヴァン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
「マグロブツのニラ醤油和え」ひとひねりしたタレが美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商店」の酒井英彰さんに、...
簡単だけど奥深い味「アンチョビー入りガーリックトースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...
カッテージチーズをかけるだけ…究極の「簡単カプレーゼ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
和と洋をミックス「牛肉とジャガイモのすき焼き風ミルク煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
まるでステーキ! 分厚さが魅力の「ポークのしょうが焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
白ワインに「モルタデッラとタレッジョのクロスティーニ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
生クリームのコクが決め手「カニとブロッコリーのサラダ 」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
簡単だけど見た目は華やか「千枚漬け寿司」おもてなしにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、手軽...
つぶ貝をエスカルゴに見立てた「つぶ貝のガーリックバター」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
お酒にも合う「さば缶ごはん」 土鍋で炊くとさらに美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「クリームチーズ醤油漬け」味噌漬けよりもシャープな風味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
クミンシードが香る「干し芋の熱々スパイシークミンバター」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
暑い日に食べたい「蒜泥黄瓜(キュウリのニンニク和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「モヤシのスパゲティ」お安いモヤシで作る簡単イタリアン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西大橋駅近くのイタリアン「トラットリアパッ...
「ちょっとタイム、車エビとこしょう」熱々をカリッとどうぞ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフランス料理店「Restauran...