「アジのパクチーなめろう」和の肴とパクチーの意外な好相性

コクハク編集部
更新日:2020-03-28 06:00
投稿日:2020-03-28 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のカレーバー「ヘンドリクス」の若林剛史さんに、爽やかさが際立つ「アジのパクチーなめろう」のレシピを教えていただきました。

スーパーの刺身を使えば簡単

合う酒=シャンパン、白ワイン(C)コクハク
合う酒=シャンパン、白ワイン (C)コクハク

 材料が揃ったら、難しいことはなにもありません。若林さんも、「あとは包丁で叩くだけですから。このレシピで一番重要なのは、盛り付けるお皿をキンキンに冷やしておくこと」と、笑います。

 アジの三枚おろしは「ハードルが高いなぁ」と思ったら、スーパーで刺し身になったものを用意すれば大丈夫。とにかく、つくって食べなきゃ損、という逸品です。

 パクチーが苦手な人も多いですが、ぜひとも試していただきたい! 生魚にこれほど合うとは。独特の香りが中和され、爽やかさが際立ちます。パクチーあってのレシピだということがよく分かります。

「お好みで加えて欲しいゆずこしょうも欠かせない脇役です。叩いたなめろうは冷蔵庫で少し冷やすのがいいですね。で、キンキンの皿に盛る。こうすると、アジの臭みはほとんど気になりません」

 うまくて皿までなめてしまう、というなめろうの語源を実感できます。

【材料】

・アジ  2匹
・パクチー  3株
・青じそ  3枚
・しょうが  1かけ
・長ねぎ  2センチ
・白みそ  大さじ1~1.5
・ゆずこしょう  適量

【レシピ】

 
1. アジを三枚におろし、皮をはいで中骨を抜く。
2. パクチー、青じそ、しょうが、長ねぎをざく切りにする。
3. 1と2に白みそとゆずこしょうを合わせ、包丁で粘りが出るまで叩いて完成。

今日のダンツマ達人…若林剛史さん

▽わかばやし・たけし
 1971年、浅草生まれ。グラフィックデザイナーを目指していた19歳のとき、アルバイト先で厨房に入ったのをきっかけに料理の世界へ。22歳で現在の店を任されて以来、独学でスパイス料理の研究に没頭する。

▽ヘンドリクス
 渋谷区神宮前に店を構えたのが1994年。カレー激戦区といわれる界隈のトップランナー的存在だ。昼はスパイスの効いた定番のチキンカレーなど4種が用意され、ライスと自家製のナンが両方楽しめるセットが人気。若林さんのアイデアとセンスがあふれる料理が日替わりで20品以上も用意される夜の部も連日大盛況。予約必須だ。渋谷区神宮前2―13―2 ユハラアネックスビル1F。

(日刊ゲンダイ2018年3月31日付記事を再編集)

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