「カリフラワーのスパイスフリット」家でも作れる万能ソース

コクハク編集部
更新日:2020-04-24 06:00
投稿日:2020-04-24 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥さんに、サクサク食感の「カリフラワーのスパイスフリット」のレシピを教えていただきました。

自家製ラー油にグラノーラ?

「カリッとサクサクッと揚げるために、衣に少量のビールを使っています。ぜひ、残りのビールを飲みながら作って欲しいですね」

 そう言って爽やかに笑う宮武さんが、まず出してくれたのがこれです。

 腕を磨いた新富町の「Coulis」は創作野菜料理の名店として知られるだけに、野菜を使ったツマミはお手のもの。衣の食感、口に広がるスパイスの香り……すべてがカリフラワーの味を引き立たせるための工夫という感じがして、「さすが!」とうならされます。

 ソースがまた秀逸。宮武さんは「ガシガシ食べられるラー油」と表現しましたが、これが本当においしい! 自家製のラー油に、レーズンやナッツの入ったグラノーラを放り込んでしまう発想に脱帽です。肉にも魚にも合うというから、ぜひ試してみたいものです

【材料】

・カリフラワー 3分の1個
・カレー粉 小さじ2分の1
・クミンパウダー 小さじ2分の1
・塩 2つまみ

(バッター液)
・小麦粉 20グラム
・ビール 30㏄
・サラダ油 小さじ1
・カレーパウダー 小さじ2分の1
・ベーキングパウダー 小さじ2分の1

(ソース)
・市販のラー油 大さじ3
・ナンプラー 大さじ1
・醤油 小さじ2
・砂糖 小さじ1
・グラノーラ  適量

【レシピ】

1. カリフラワーを一口大に切り、クミンパウダーとカレー粉をまぶし、小麦粉(分量外)で打ち粉をする。
2. ボウルにバッター液の材料を入れ、1をくぐらせたら、170度の油で衣が色づくまで揚げる。
3. 皿に盛りつけ、ソースを回しかけて完成。

本日のダンツマ達人…宮武郁弥さん

▽みやたけ・ふみや
 1986年、北海道別海町生まれ。調理師学校を卒業後、神戸のイタリア料理店を経て、創作野菜料理で知られる東京・新富町の人気店「Coulis」で9年半、腕を磨いた。

▽チセ
 オーナーシェフの宮武さんが「飲めるパン屋さん」をコンセプトに2019年4月にオープン。夜のメニューには「煮アナゴのフレンチトースト」などアイデアあふれる料理が並ぶ。北海道産の小麦を使った自慢の低温長時間発酵の自家製パンは常時4~5種類が用意され、店頭販売もしている。ソムリエの資格を持つ宮武さんがセレクトした国内外の自然派ワインも充実し、夜は3800円~のおまかせコースも人気だ。絶品パン3種がつくランチも大好評。台東区池之端3―4―19。

(日刊ゲンダイ2019年6月4日付記事を再編集)

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