19歳女性のナマ告白「私はこうして不倫に落ちました」 #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2020-04-01 06:00
投稿日:2020-04-01 06:00

快楽は羞恥を凌駕する

――そのあとは?

「はい……教官は私がお尻を揺するタイミングに合わせて、ずんと腰をせり上げてきたんです。おへそ辺りまでハメこまれていたペニスが、さらに深々と粘膜を割り裂くのがわかりました。

 肉と肉がどこまでも溶けあっていく感じ。私のアソコが先生のペニスの形どおりに広がっていく現実に、さらに体が歓喜していく。肌熱はますます上がり、膣口からはトロトロの液が噴きこぼれてシーツを濡らしました。

 跳ねおどる乳房を揉まれ、尖った乳頭を摘ままれながら、私は必死に腰を前後させました。徐々に動き方のコツを得た私は、充血したクリトリスをなすりつけるように、腰を前後させたんです。

 恥ずかしいけれど、快楽は羞恥を凌駕するんですね。『先生、気持ちいい……気持ちいい』って何度もうわごとのように言いながら体を揺すりました」

――続けて下さい

「私はクリトリスが弱いんです……クリがこすれるごとに、絶頂が近づいてくるのが分かりました。

 全身がブルブルと震え、汗がどっと吹き出しました。動くたびに髪が散り跳ねて、乳房を揉んでいる先生の腕を、思わずギュッと握ってしまったんです……子宮の奥から熱い塊が爆ぜるように膨らんでくる。『もう、イキそう……ああっ』と思わず、身をのけ反らせたとき、体は不自然なほどガクガクと痙攣し、甲高い悲鳴をあげていました」

――イッてしまったんですね

「はい……あれほど長く快楽が続いたのは初めてでした。クリトリスがトクン、トクンと脈動して……そのたびに、激しいアエギをあげていたと思います。いま思うと、どれほど恥ずかしい姿でイッてしまったか……乱れすぎて嫌われなかったか、凄く心配でした。

 でも、S先生は『こんなに感じてくれて嬉しい』って、上体を起こしてキスしてくれました。二人で抱き合いながら、何度もついばむようにキスをして幸せな時間でした……。

 でも、ふっと気づいたんです。自分ばかりが達してしまったけど、先生はまだイッていない。先生に射精してほしいって」

「好きな体位でフィニッシュしてほしい」と伝えると…

――そのことを先生に伝えたんですか?

「はい、『次は先生が気持ちよくなってほしい』って言いました。やはり好きな人には満足してほしいですし……本音を言うと、中途半端なセックスをして、先生がご自宅で奥さんとエッチしたら悲しいとも考えました。

 以前『妻とはもう家族だよ』と言葉を濁してくれましたが、実際のところはわからないじゃないですか。だから、私の体でしっかりと満足してほしかったんです。

 先生のペニスは依然、私の体を貫いていましたから、好きな体位でフィニッシュしてほしい。それを伝えると『じゃあ、バックから思い切り突きまわしたいな』って……」

――続けてください。

「バックからだと、顔が見られないから、ちょっと切なさがよぎったんですが、そのあと、びっくりしたんです。

 性器の結合を解いた先生は私の手を引き、ホテルの洗面所に連れていって……。

 目の前には大理石の洗面台と大きな鏡。オリエンタル風の部屋でしたから、赤と黒の色彩が妙に淫靡です。私はS先生に『洗面台に手をついて』と命じられました。

 もう何が起こるかは明白です。先生は鏡の前で、私を貫こうとしているんです。

 鏡には、期待と興奮に肌を赤く染めあげる私の姿が映し出されていました。

 続きは次回。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

エロコク 新着一覧


ハンズフリーで楽しめる…ローターの振動から逃れられない!
 本日紹介するのは、ニューヨーク在住の女性2人が立ち上げた「デイム」というブランド。女性のオーガズムについて研究とリサー...
桃子 2019-11-12 04:39 エロコク
いわゆるSMではダメ…精神的に屈服させられることに興奮する
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-05-24 18:05 エロコク
同棲編<2>男に求めては絶対NGなのに女が求めすぎる“〇〇力”
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
出版社OLが“人妻風俗”に転落した理由 美沙さんのケース#4
 職場の人たちからも、実家の家族からも距離を置いてしまった美沙さん。一人の給料で健斗と二人の生活費をまかない続けてきまし...
主婦レズビアンの告白#3…女同士の底なしのセックスとタブー
 夫とのセックスレスに悩むY子さん(35歳・薬剤師)は、観劇仲間で、宝塚男役のように麗しい友人・Dさん(37歳・独身・映...
蒼井凜花 2019-05-15 17:33 エロコク
温感&ターボ機能…優しさとワイルドさを併せ持った優秀電マ
 女性を気持ち良くするグッズとして、これまでバイブ、ローター、吸引系グッズを中心に紹介してきましたが、電マを忘れてはなり...
桃子 2019-10-08 15:56 エロコク
SEXはコミュニケーション…オナニーは自身の“快楽の追求”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-05-11 06:00 エロコク
同棲編<1>男のアレを抜いてトリコにさせる第一歩
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
寿司を素手で食べる女性はモテる? 男を無意識に欲情させる
 これから書くことはあくまで私の経験による持論でしかありません。しかし、寿司を素手で食べる女性はモテる傾向にあります。つ...
先端の二股で耳もくすぐって…新たな快感に出合えるかも
 “くすぐったい”って、笑っちゃうような、それでいて性感の一歩手前のような、なんとも、じれったい感覚ですよね。「ファンフ...
桃子 2019-11-12 04:39 エロコク
マッチングアプリでお金目当ての男性を見抜く3つのポイント
 今や利用率は20代、30代の男女で約20%とも言われ、次第に一般的になりつつあるマッチングアプリ(出会い系サイト)。ア...
内藤みか 2019-05-06 06:00 エロコク
容姿やお金が足りなくても…M女を従わせるのは心根だと実感
 私が出逢い系で遭ってきた様々な体験談を語るこの連載。第2回目はSM系のチャットで知り合った男性と会った時の話です。
吸引系ラブグッズの衝撃 ドイツメーカーに聞いた開発のウラ
 “吸引系”ラブグッズーークリトリスを覆い、振動で刺激しながら吸い上げるラブグッズのことを、こう呼びます。これが世界中で...
桃子 2019-11-12 04:38 エロコク
<袋とじ>浮気しない男を見つけるために必要なひとつのこと
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
現代と違う? 15年前の“パパ活”マンガを読み直してみました
 先日、15年前のちょっと過激な少女漫画『娼婦ハルミン物語』を読み直してみました。援助交際をする10代の女の子が主人公な...
内藤みか 2019-05-05 23:11 エロコク
無意識のモテ術! 着飾る“キレイすぎる女”がモテにくい理由
 皆さんは「無意識のモテ術」って知ってますか? これ、私が恋愛に困っている女性たちにレクチャーしている恋愛術のひとつなん...