「イワシとバナナとゴルゴンゾーラとハーブ」奇想天外でも…

コクハク編集部
更新日:2020-06-23 06:00
投稿日:2020-06-23 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯村藤太郎さんに、意外な組み合わせの「イワシとバナナとゴルゴンゾーラとハーブ」のレシピを教えていただきました。

イワシの臭みがとれ、まろやかな味わいに

 イワシとバナナ? ビックリする組み合わせですが、トキヤには「サバとイチゴとパセリとテリーヌ」「豚カツとパッションフルーツと、セロリと明太子」のように聞き慣れない、珍しいメニューが並んでいます。

「あまのじゃくのところも多少はありますが、一番は立地ですね。駅から離れているので他店と同じメニューだとお客さまは来ない。想像をかき立ててワクワクさせる料理を提供したいですね」

 気になる味はイワシの臭みがとれ、まろやかな味わいになり全く新しい食べ物に変身。敬遠していた客も一度食べれば病みつきになる人気メニューというのも納得です。

【材料】

・バナナ 1本
・三枚におろした刺し身用のイワシ 2枚
・ゴルゴンゾーラ 100グラム
・牛乳 50㏄
・抹茶 小さじ1
・ハーブ お好み
・塩 少々

【レシピ】

1. イワシに塩をふって30分寝かす。
2. ゴルゴンゾーラと牛乳と抹茶をラップして600ワットのレンジで35秒温めて、ミキサーにかける。
3. バナナの上にイワシを並べて、ラップなしで500ワットのレンジで20秒温める。
4. 2を3に回しかけて、ハーブを盛り付けて完成。

本日のダンツマ達人…飯村藤太郎さん

▽いいむら・とうたろう
 1976年、東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後、内装業で働く傍ら絵を描き続け美術家を志す。32歳の時に、母親が経営していた家庭料理店を引き継ぎ、フレンチへ変更。料理は独学ながら、ソムリエの資格も持つ異色の料理人。絵の具を食材に替え「見た目と味のギャップを楽しむ」をモットーに料理を提供している。

▽トキヤ
 2008年にオープンしたフレンチレストラン。最寄り駅から少し離れ、住宅街にポツンと店を構える隠れ家風の有名店。人気メニューは「さんま、バナナ、ゴルゴンゾーラ、ハーブのタルティーヌ」「メルゲーズ、迷彩柄のシート」。常時40種類以上ある白、赤、泡のナチュラルワインもお薦め。東京都目黒区五本木2―53―12。

(日刊ゲンダイ2019年8月30日付記事を再編集)

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