韓国の赤味噌・ヤンニョムを使用
店長の金漢奎さんは、もともとソウルの洋食店でコックをしていた韓国人シェフ。日本の調理師学校で2年間、和食を学んだそうです。お店は、新鮮な刺し身が売りですが、チヂミなどの韓国料理もメニューに載せています。
韓国料理といえば、辛いのが定番。この「地獄豆腐」も辛い料理。ただ、あとを引く辛さです。箸が止まりません。理由は、タレに韓国の調味料ヤンニョムを使っていること。ヤンニョムは、日本で言えば、赤味噌です。
わずか3分で出来るのが、うれしいです。
「まず、豆腐を鍋にかけて温めておきます。同時に、別の鍋でタレを作ります。タレの作り方は簡単です。市販のヤンニョムと唐辛子、鷹の爪を鍋に入れて、温めながら混ぜるだけです。そこに事前に温めておいた豆腐を入れ、弱火でタレを絡め、最後にカプサイシンと、刻みネギをかければ完成です」
この辛さは、ビールにピッタリです。豆腐を一口、口に入れたら、ビールをゴキュゴキュ。あとを引くのは、ヤンニョムのうま味が強いのと、舌がマヒするほど辛くないこと。カプサイシンは、使用量に従って辛さが増しますが、料理の味を変えないのが特徴だそうです。
【材料】
・絹ごし豆腐
・鷹の爪
・ネギ
・カプサイシン
・唐辛子
・ヤンニョム
【レシピ】
(1)豆腐を鍋にかけ、温める。
(2)タレを作る。ヤンニョムと唐辛子、鷹の爪を温めながら混ぜる。
(3)タレの中に温めた豆腐を入れて、弱火にかける。
(4)刻みネギとカプサイシンをかける。
本日のダンツマ達人…金漢奎さん
▽キム・ハンギュン
1985年、韓国・光州生まれ。ソウルの洋食店でコックとして働いた後、東京の調理師学校で2年間、和食を学ぶ。
▽のぶ太郎
新宿御苑前駅から徒歩5分。住宅街にある居酒屋。売りは、新鮮な刺し身。どのツマミも安くておいしくて、コスパがいいと、夕方から常連客が足を運ぶ店だ。東京都新宿区新宿5―1―19 103。
(日刊ゲンダイ2018年9月12日付記事を再編集)
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