更新日:2020-09-03 06:00
投稿日:2020-09-03 06:00
私たちは、なぜ恋愛リアリティーショーに夢中になってしまうのでしょうか。人の恋模様を観察する番組のどういうところにハマってしまうのでしょう。多くの作品を鑑賞してきたものとして分析してみました。
恋愛リアリティーショーとは
日本には昔から縁結び系の番組はありました。70年代は「プロポーズ大作戦」、80年代は「ねるとん紅鯨団」、そして2014年からの「ナイナイのお見合い大作戦」も話題でした。私たちは新しいカップルが誕生する様子を見守る番組が以前から好きだったのです。そして応援したい人を見つけると、その人が幸せになれるよう祈るような気持ちで見ていたはずです。
しかし、その流れが少しずつ変わってきたのは1999年からの「あいのり」からだったかもしれません。今までの縁結び系番組は、大抵はその日のうちに決着がつく、ドラマでいえば1話完結ものでした。なので私たちも番組の余韻を胸にまた日常に戻って行けたのです。
けれど「あいのり」は複数の男女が少しずつ親しくなっていく様子を長期間に渡って放映する連ドラ形式でした。視聴時間が長くなったぶん、私たちも出演者への思い入れが強くなっていったのでしょう。
親戚化する視聴者とSNS
最近の恋愛リアリティーショーで人気の作品はどれも「あいのり」のように、カップルが成立するまでを何度かに分けて放送しています。なので、その日限りの放送とは違い、出演者の顔も名前もバッチリ覚え、顔見知りのような気持ちになり、結末を見届けずにはいられなくなるのです。
私も回を重ねるごとに「あの人たちは、あのデートの後、どうなったかしら」などと、親戚のおばちゃんのようにその後を気にかけるようになりました。
リアリティー番組の放映中は、一緒に悩み、一緒に泣いた仲間のような感覚も出るので、人気シリーズの出演者たちは、番組終了後もSNSなどでファンから声援を受け続けることもよくあります。
ラブ 新着一覧
“鬼嫁”のレッテルを貼られていた女性には、離婚をした直後から、次なる夫探しに余念が無い人もいるようです。周りから見れば...
IT起業家――。西麻布、六本木、恵比寿、銀座など華やかな繁華街でシャンパンを嗜み、有名女優らと浮名を流して世間を騒がせ...
電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラム...
山里亮太さんと蒼井優さんの電撃スピード婚ニュースに、世間が沸いていますね。付き合って2カ月でのゴールイン!「結婚できな...
私自身は、若い頃から《したくない側》でした。
性的な好奇心も性欲もあるものの、セックス行為は常にストレスとプレ...
今や3人に1人が離婚をするといわれる時代。
離婚は誰もが避けられない可能性のある人生の出来事になってきたのでは...
配偶者や恋人からのDVに悩む人は少なくありません。内閣府がまとめた平成29年度の1年間のDVの相談件数は全国で約10....
好きな人とのデートの前日、「明日は何を着よう?」「何を話そう?」と、ついつい夜更かしをした経験がある方は多いでしょう。...
恋のはじめの一歩は、LINEから。
忙しい現代の私たちにとっては、会えない時間のコミュニケーションもとっても大...
今やカードとスマホさえ持っていれば、一日お出かけしてもどうにかなるというキャッシュレス社会になりつつありますね。合コン...
「周囲に全然いい男がいない……」そう嘆いている女性はとても多いものです。けれど、そういう人に限って、職場と家の往復以外、...
夫からDVやモラハラの被害に遭っている女性ほど、周囲に出しがちなサインもあります。
しかし一見すると、そうとは気づ...
さて、最近知り合いの結婚式がありまして、ホテルはリッツカールトン、指輪はハリーウィンストン、招待客は600人と豪華絢爛...
電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさん...
「失恋をした日の夜、心が痛すぎて眠れずに朝を迎えてしまった。」そんな経験を持つ女性は多いでしょう。失恋したショックは大き...
セックスレスについての悩みを伺うたびに思うのは、原因も解決策もカップルの数だけあるということ。
日本性科学会の...