ネギをガリにチェンジ!「ガリ間の串焼き」はビールのアテに

コクハク編集部
更新日:2020-10-01 06:00
投稿日:2020-10-01 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸山大輔さんに、フライパンを使った「ガリ間の串焼き」のレシピを教えていただきました。

フライパンなら焦がさずに焼ける

 まさにアイデアの勝利でしょう。ネギをガリに変えただけで、こんなにおいしいとは。

「鶏モモ肉とガリって、ありそうでそんなに見かけないでしょう。ウチでも人気商品なんすよ」

 バーベキューなどで串を焼いたことがある人は分かるかもしれませんが、串の先ほど火の通りがよく、根元ほど生焼けになりやすいんです。それで根元にしっかり火を通そうとすると、今度は焦げてしまって……。

「家庭で焼くときは、網ではなく、フライパンを使うといい。熱したフライパンにほんの少しオリーブオイルを引いて、火力は弱火です。アルミホイルで覆って、熱が回るようにすれば、焦げることはありません」

 ネットや動画サイトには、鶏肉のさばき方や串打ちの方法が詳細に説明されていますが、シロウトがそこまでやるとキリがありません。

「ひとつは、肉のサイズをそんなに大きくしないこと。家庭で食べるなら、ようじに鶏モモとガリを2組みで十分です」

 ガリ2枚ほどをくるっと丸めて串に刺したら鶏モモを。それをもうひとつ。七味唐辛子を振って口に運ぶと、ガリの甘辛さがほどよく、抜群のビールのアテになります。スペイン料理のピンチョスみたいで、ホームパーティーの一品にもうってつけですね。

【材料】

・鶏モモ 100グラム
・ガリ 適量
・オリーブオイル 少量
・七味唐辛子 適量

【レシピ】

(1)鶏モモを焼き鳥サイズに切る。
(2)焼き鳥のネギマのように、ガリと1の順にセットし、串に刺す。
(3)熱したフライパンに油を少し引いたら、皮目から弱火で②を焼く。
「アルミホイルで覆うと、熱が回って火が通りやすいですよ」
(4)皮に焦げ目がついたら裏返して、もう片面も焼く。

本日のダンツマ達人…丸山大輔さん

▽丸山大輔(まるやま・だいすけ)
 熊本県出身。上京して14年、人気居酒屋で腕を磨く。笑顔を絶やさない接客で、常連客には「ヤマさん」の愛称で親しまれる。

▽IZAKAYA P/man
 店内の熟成庫で宮崎牛や国産豚を熟成。そんな熟成肉をグリルした盛り合わせが名物。自家製ソーセージは、店名の通りピーマンに包んで、ピーマンの肉詰め風に食べる。渋谷ストリーム近くの人気店。渋谷区渋谷3―22―11 1階&2階。

(日刊ゲンダイ2019年9月27日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「ヤリイカと長芋のアヒージョ」熱いものは熱いうちに食す
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・六甲の生パスタ専門店「BRABONO」の黒...
健康志向の人に作ってほしい「豆腐と牛ほほ肉のロースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
「ジャガイモのにんにく和え」これぞ自家製のポテサラです
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・六甲の生パスタ専門店「BRABONO」の黒...
「糸ウリと焼きナスのひたし」2種類のダシで生まれる味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「じゃがいものガレット」ビストロの定番をおうちで作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
ホクホクをほおばる「アボカドのタネに見立てたコロッケ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
2020-11-24 06:00 フード
「アンコウの酒盗干し」天日で半日干せば極上おつまみ完成!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
真っ白な「ポテトサラダ」じゃがいも=こってりの概念を覆す
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
おうちで簡単に作れる!かぼちゃとベーコンの絶品キッシュ
 急に冷え込む日が続くようになって、一気に季節が冬に移り変わろうとしていますね。冬は、クリスマスやお正月などイベントごと...
ぐっち夫婦 2020-12-21 01:21 フード
「南蛮エビなめろう」これぞ酒泥棒!目が覚めるコクとうま味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
削ってレンチン!赤ワインには「パリパリ・パルミジャーノ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
「葉蒜豆鼓炒海瓜子(葉ニンニクとアサリの豆鼓炒め)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
万能ソースが活躍「マッシュルームとフォアグラのリゾット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・北新地のフレンチ「カラーズ」の加藤吾郎さん...
「ムール貝とカブのワイン蒸し」塩辛と生米で2度おいしい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
裏技テクでじっくり2時間 磯の風味を凝縮した「蒸しアワビ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」は冷めてもおいしい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...