勘違い発言が痛々しい…彼女のプライドの高さに辟易する男

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-09-19 06:00
投稿日:2020-09-19 06:00

彼女のプライドは「エベレスト級」

 交際当初は、順調にいけばそのまま結婚も考えていたと言うMさん。しかし、彼女のエベレスト級のプライドの高さと、勘違いと思しき発言の数々に辟易し、最近では、穏便に別れる方法ばかり考えているのだそう。

「何度も、彼女には『もう少し謙虚になったら?』ってアドバイスしてきたんです。

 でも、そのたびに感情がたかぶった彼女から罵られ、『彼氏のくせに、私を崇めないのはおかしい!』とまで怒鳴られています。もちろん僕だって、恋人のことは尊重したいし、他の男性よりも褒めてあげたいとは思うんだけど、あまりにも彼女の勘違い発言が強烈なので、もうウンザリなんですよね。

 いい歳して、実績が伴わないプライドの高さなんて、滑稽なだけじゃないですか。僕の友人に会わせたときもそんな感じだったので、こっちが恥ずかしくなるだけだと思い、もはや僕の仲間にも彼女を会わせていません」

 一緒にいると恥ずかしい思いをするのが嫌で、だんだんと彼女への気持ちも冷めてきてしまったMさん。そんな素直な思いを彼女に何度となく話したものの、まったく理解されずに月日だけが流れていると、ため息をつきます。

別れを匂わせるも効果は出ず

「前回、彼女とこの話をしたときに『次にまたひどい発言が目立ったら、申し訳ないけどもう別れたい』って話しました。

 だけど、そのあとも何度か電話で話したときには、あまり変わっていないように感じましたね。もうデートする気も湧かないし、早々に別れてしまいたい。けれど、彼女の性格を思うと、別れ話をするのも億劫です。

 むしろ、彼女からこの企画で話を聞くときに、並木さんから彼女を諭してもらいたいくらいですよ……!」

 自分でできる限りの手は打ってきたと自負のあるMさん。

 彼女への取材時に「あの子に最後のチャンスを与えると思って、彼女を諭してもらえないか」と筆者に依頼するほど、万策尽き果てていたようでした。

 筆者はあくまでも中立な立場で双方の話を聞く立場ですので、どちらかを諭すことはいたしませんが……。

 今回はかなりの「冷酷と激情のあいだ」を感じるケースでした。さて、次回は彼女Sさんの言い分をお届けします。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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