「ペヤング獄激辛カレー」を食べてみた 2021.4.10(土)

コクハク編集部
更新日:2023-04-17 20:45
投稿日:2021-04-10 06:00
 今年の1月にまるか食品から“獄激辛シリーズ第2弾”として発売されて以来、SNSやYouTubeを賑わせている激辛のペヤング「ペヤング獄激辛カレーやきそば」。偶然、近所のコンビニで発見したので、辛い物好きの「コクハク」編集部員が挑戦&実食ルポします!

「獄激辛ペースト」が有能すぎる

 こちら、「ペヤング獄激辛カレーやきそば」のキモ。「獄激辛ペースト」でございます。

 黄色×黒の色調が危険度を物語っています。恐る恐る開けてみると、あれ?匂いはそんなにありません。カレーの香りがほんのりと。もしかして、楽勝なんじゃね?

 まずは一口、いただきます。

 ああ、懐かしいペヤングの味がする。そうだよ、この味だよ。子供のころ土曜のお昼にペヤングが出るとさ、うれしかったなあ。家で作る焼きそばにはない、ソースの甘しょっぱさがさ……。あれ、なんかちょっと辛い?いや、ちょっと待って、なんか辛いよ。っていうか、辛っ!!辛っ!!

 久々のペヤングにうっかり回想シーンに入りかけた私を、注意書きにもあった「辛み」が思い切り現実に引き戻してくれました。あとから、唐辛子が来る!!鬼の形相で追っかけてくる!!なにこの鬼ごっこ。

 一口目からがっつりやられました。ほんと、一瞬いつものペヤングなんです。それから、唐辛子の辛さがガツンと来ます。ガツンと来る割には、ペヤングの世界観を壊していない事に感動しました。

 ただの辛い焼きそばじゃない。ちゃんと「辛いペヤング」なんです。すごいよ、ペヤングの包容力。こんな女に私はなりたい。

パッケージの圧よ

 そもそも、パッケージがすでに怖い。いかつい目つきのターバン姿の兄さんに、まがまがしい感じの「獄激辛カレー」の文字。さらには、

泣けるほど辛みが強いので、小さなお子様や辛みが苦手な方の喫食には十分ご注意ください。

 の注意書きまで。なにそれ、怖い。

辛い物→水は逆効果

「泣けるほど」の文言にすっかりおじけづいた私が用意したのはこちら。

 辛ければ水を飲めばいいじゃないと長年思っていましたが、実は逆効果なのだとか。唐辛子系に含まれるカプサイシンは水に溶けにくい性質があるため、口の中に辛さが広がってしまうのだそう。知らなかった……。

 おすすめは、乳製品。乳製品に含まれるタンパク質「カゼイン」には、口の中の神経を刺激するカプサイシンの働きを止めてくれるのだそうです。頼りにしてまっせ。

 そして焼きそばにはつきもののマヨネーズ。普段はカロリーが気になるので控えているのですが、決戦を前にしては背に腹は代えられません。

 さらにキャベツとキノコも“援軍”に加えました。野菜の水分で辛みを和らげようという作戦です。

お助けアイテムの力を借りる

 それでも……!食べ進めるうちに、顔中から汗が吹き出します。舌もびりびりしてきたよ。なんかもう空気が熱い。呼吸するたびに強烈な辛さが襲ってきます。舌が、舌が痛いよ(笑)!

 ヘルプなしでは完食はムリだろうと、3分の1くらい食べたところで例の“援軍”を投入。キャベツとキノコとマヨネーズをトッピングしました。これでぐっと味がマイルドに。た、助かった(笑)!楽勝なんて思ってしまってごめんなさい。めっちゃ辛いやん。

さっそく豆知識を使ってみる

 ゲットしたばかりの豆知識「辛い物には乳製品」にのっとって、飲むヨーグルトも追加します。

 立て続けに2杯飲み干して、舌のほてりを鎮火させます。ああ、ほんのり優しい甘さが染みる……。

 それでもまだ舌が、喉がヒリヒリするよ。恐るべし獄激辛ペースト。

でも完食!ごちそうさまでした

 辛い物耐性はあるほうだと自負していましたが、想像以上の辛さでした。

 ただ、カレーというよりも、唐辛子のほうが際立っているように感じました。個人的にはもっとスパイスを効かせた商品も食べてみたいです。唐辛子さえ包み込んでしまう、ペヤングの限界を私は知りたい。

 まるか食品さん、獄激辛シリーズ第3弾、お待ちしております!

(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「マーラーピータン」モチモチのピータンにピリ辛ダレが合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・四谷三丁目の中華料理店「南方中華料理 南三...
シンプルな「ブロッコリー卵サラダ」 他店シェフも太鼓判!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・お花茶屋にある居酒屋「東邦酒場」の遠藤泰典...
「筋子納豆ピザトースト」太宰が愛したテッパンの組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「カレイの昆布和え」「アジのアボカド和え」ひと手間が大事
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
「ぶり山椒」ぶりの脂と山椒のピリッに焼酎のロックがすすむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、焼...
3分で完成する「地獄豆腐」 箸が止まらぬ辛さにビールは最高
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、あ...
口の中でフワッと溶ける「親子丼リゾット」はワインと一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「蛤と九条葱のさっと煮」驚くほど軟らかく仕上がるプロの技
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
洋風南蛮漬け 味が染み込んだ「ワカサギのエスカベッシュ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルで「サバ缶のアヒージョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
フライパンひとつでできる「鶏レバーのレモンクリーム煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
焦がしバターが香る「サバのムニエル ブールノワゼット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
新提案!旬の野菜でつくる「万願寺トウガラシの肉詰め焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
ヘルシーおつまみ「アボカドのディップ」糖質を気にする人に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
暑い日に「なすのスタミナそうめん」ナスと大葉の相性が抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
万能の黒こしょうソースと「豚三枚肉とズッキーニのソテー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...