「特大ゴボウの唐揚げ」ばくばく食べてしまうこと必至…!

コクハク編集部
更新日:2021-06-08 06:00
投稿日:2021-06-08 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さんに、無心でかぶりついてしまう「特大ゴボウの唐揚げ」のレシピを教えていただきました。

余ったら南蛮酢に漬け混んでも美味

 思えば、これほどゴボウにかぶりついたこともありませんでした。揚げたてのゴボウはホクホクして甘味もあります。歯ごたえもあって、あっという間に4本食べました。満腹感もあり。

「お店が開業した53年前からあるメニューです。最初はとっつきにくいんですが、次第に人気が出て、常連さんは必ず頼む人気メニューです」と佐藤慎太郎さん。

「スーパーで売っているゴボウは細いものが多いのですが、お店ではあえてこの太さのゴボウを選んで唐揚げにしています。今日は宮崎産です。そのときどきで変えています」(佐藤さん)

 ゴボウの唐揚げが余ったら、南蛮酢に漬け込むと味が変わって美味です。3日間は楽しめること間違いなし!

材料

2人前

・ゴボウ 2分の1本
・片栗粉 少々
・塩 少々

レシピ

(1)ゴボウ1本を4等分に切り、縦に2等分する。切ったゴボウは20分くらい水に漬ける
(2)ゴボウを取り出したら水気を切り、片栗粉をまぶして、180度の油に入れて5分ほどカラッと揚げる
(3)2に塩を少々ふりかけて、皿に盛る。格子状に組むと見栄えがする

本日のダンツマ達人…佐藤慎太郎さん

▽佐藤慎太郎(さとう・しんたろう)
 1971年、東京都生まれ。大学卒業後、父が経営する樽一へ入社。樽一の2代目として30年以上ホール業務を担当。創業者である父の佐藤孝氏は宮城県東松島市出身。幼少期には捕鯨船の船長に憧れる。大学卒業後、鯨類研究所に勤務。その後、転職を重ね、68年、高田馬場に7坪の樽一を開店。現在創業53年を迎え、先代の掲げた「鯨の食文化を次の世代へ」との志を伝えるべく現在に至る。

▽樽一(たるいち)
 鯨料理と三陸料理、宮城の「浦霞」が名物。「浦霞」に惚れ込んだ先代が蔵元に直談判して創業。先代の口癖は「浦霞あっての樽一」。その言葉の通り、樽一限定の浦霞が多数並んでいる。自家製ベーコン、竜田揚げ、ハリハリ鍋が人気。昨年、大塚三浦屋と経営合併し専門店の本格的なウナギやスッポンも提供している。コロナ禍でなかなか足を運べない方のために通販サイトで自慢の鯨メニューはもちろん、自宅で楽しめる豊富なおつまみセットも取り揃えている。東京都新宿区歌舞伎町1―2―9 地下1階

(日刊ゲンダイ2021年6月1日付記事を再編集)

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