「茹で鳥のネギソース」ゴマ油が香る“万能ダレ”で夏バテ予防

コクハク編集部
更新日:2021-07-03 06:00
投稿日:2021-07-03 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、神奈川・鎌倉の創作中華料理店「かかん」の小出幸生さんに、夏バテ気味な人にオススメの「茹で鳥のネギソース」のレシピを教えていただきました。

タレはそうめんや冷ややっこにも

 蒸し暑い日が続き、なんとなく体がだるい。早くも夏バテ気味な人にもオススメです。

 薄い緑色のネギソースをまとった白い鶏モモ肉がなんともセクシーで食欲が湧いてきます。

「鶏は、ムネ肉でもいいのですが、火を通し過ぎるとパサパサになりがちですよね。その点、モモ肉だと、しっとりと仕上がるのでオススメですよ」と小出さん。

 ショウガとネギのシャキシャキ感が小気味よく、ジューシーなモモ肉によく絡みます。噛みしめるほどに広がるゴマ油の風味が豊かなのもgood。

 食べ進めるうちにだんだんと額が汗ばんできたのは、ショウガの効果でしょう。

 火照った体には、やっぱりキンキンに冷えたビールが欲しくなります。食べては飲んで、飲んでは食べて。夏バテはどこへやら、心なしか体が軽くなってきたから不思議です。

 ネギソースは多めに作って、万能ダレとして使ってもいいですね。そうめんや冷ややっこにもピッタリです。

材料

・鶏モモ肉 500グラム

<ネギだれ>
・ネギみじん 125グラム
・ショウガみじん 15グラム
・塩 7グラム
・ゴマ油 150グラム
・砂糖 5グラム

レシピ

(1)鍋に水800ミリリットルと塩18グラムを入れて溶かし、鶏肉を加えて、弱火にかける
(2)沸騰したらアクを取り、5分間加熱して火を止め、そのまま余熱で肉に火を通す
(3)冷めたら鍋から出して、食べやすい大きさに切っておく
(4)ネギみじん、ショウガみじんに塩と砂糖を混ぜる
(5)煙が出るまで熱したゴマ油を4にかける
(6)味がなじんだら鶏モモ肉にかけて完成

本日のダンツマ達人…小出幸生さん

▽小出幸生(こいで・ゆきお)
 1977年、神奈川県横浜生まれ。人気番組「料理の鉄人」に影響を受け、高校卒業後、料理の世界へ。有名洋食店や、フレンチレストランで腕を磨く。朗らかな笑顔が印象的な元ラガーマン。

▽かかん
 2016年の開店以来、鎌倉の地元住民や観光客に愛され続ける創作中華料理店。看板メニューの麻婆豆腐を求め行列が絶えない。キッチンカーや麻婆ソースのオンライン販売も展開中。神奈川県鎌倉市御成町13―12。

(日刊ゲンダイ2021年6月25日付記事を再編集)

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