結婚直後から不幸続き…奇妙な出会いをした夫を見限った女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-07-30 06:11
投稿日:2021-07-30 06:00
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えていた男女ほど、コロナ禍によって問題があぶり出され、その結果として別々の道を歩む選択を迎えているのも現実です。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが、コロナ離婚を経験した人たちにその実態を聞くこの連載。今回は、「疫病神」としか思えなかったという夫を見限った30代後半女性の離婚事情に迫ります。

元夫との奇妙な出会い

「こういうことを言うと、宗教や自己啓発にハマりすぎた人って目で見られることもあるのですが、元夫は“疫病神”でした」

 Eさんは離婚した夫と3年半ともに暮らし続けた女性。コロナ禍に突入して1年ほど経ったところで夫に離婚を切り出し、協議で別れました。

「出会いは、深夜のバル。友人と飲みに行っていたときに、たまたま隣の席に座った元夫と意気投合して、その日は深夜まで飲み続けました。

 それで、時間も遅いしそろそろ帰ろうってなったときに『いいよ』って言っていないのに、私のタクシーに転がり込んできて。『家に帰りたくないから、付いていく』って言われて、こっちも酔っていたし、まぁいいかって感じで、ウチに泊めました。 

 カラダを求められたけど、そこは頑なに拒否しました。翌朝もなかなか帰ろうとしないので『変なのを拾ってきちゃったなぁ…』って後悔したのを、今でも痛烈に覚えています」

流されるまま入籍

 ひょんな出会いだったふたり。その後、何度か連絡を取りあっていると、約束もしていないのに元夫が家に突然押しかけてくることが増え、気づけばそのまま居着いていたとか。

「同棲しようって話したわけでもなかったし、気づいたらウチに住んでいましたね。それで今度は『入籍したい』って、記入済みの婚姻届を渡されて。プロポーズもなかったので『え?』って感じでしたけど、もともと私は流されやすい性格のせいか『まぁいっか』って感じで入籍しちゃったんです」

 もともと、親との関係が良くないというEさん。18歳で実家を出てからは親と会うことも話すこともほとんどなかったことから、結婚前に元夫を親に会わせることもしなかったそう。また、元夫もなぜか自分の家族の話を避けていたので、相手の親にも会わずに結婚をしたそうです。

「ところが、そんな元夫と結婚してから、私の身に“災い”ばかりが起きるようになったんです……」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


未婚女子にグサグサ刺さる 共感を呼ぶオススメ“婚活小説”3選
「今年も彼氏ができないまま年を越してしまう……いやクリスマスまでにまだ間に合うか?」  焦りにかられて予定を埋めるのも...
七海 2020-05-20 11:29 ラブ
レンタル彼氏を呼ぶ女性たち…“愛”をお金で買う3つの理由
 愛は、お金では買えないものとされています。その証拠にホストクラブでいくらお金を貢いだところで、そのホストの心までは手に...
内藤みか 2019-11-14 06:00 ラブ
なんとなく付き合っている彼氏と別れたくなるタイミング3選
「なんとなく一緒にいて楽しいけど、いつ別れようかときどき考えてしまう」  女子が誰かと付き合う時、必ずしも「大好き! ...
七海 2019-11-13 06:00 ラブ
「彼からひどい目に…」別れを告げられた彼女たちの言い分
 男と女の関係では、別れ際に本性が出るとも言われます。別離を選んだカップルの双方から話を聞くと、同じ出来事への捉えかたが...
並木まき 2019-11-14 04:50 ラブ
「こんな女性とは結婚できない」僕が彼女に別れ話をした理由
 男と女の関係は、別れ際に人間性があらわれるのも傾向。別離を選んだカップルの双方から話を聞くと、同じ出来事への捉えかたが...
並木まき 2019-11-13 18:13 ラブ
結婚ってめんどくさい? 前向きに考えるための3つの対処法!
 筆者は現在25歳で結婚を二度経験していますが、正直「結婚ってめんどくさい」と思うことはありました。でも、幼い頃から「結...
東城ゆず 2019-11-12 06:00 ラブ
彼の車に置くだけで浮気チェックできるのは「芳香剤」だった
 大好きな彼の自宅に、“主張する私物”を置くと、他の女性への牽制にもなりますよね。以前のコラム「彼の家で“私の存在”を知...
並木まき 2019-11-12 06:00 ラブ
嫉妬を我慢するための3STEP! 彼氏に嫌われないためには?
 彼氏のことが大好きであればあるほど、彼氏に近寄ってくる女性に嫉妬してしまうことってあると思います。たとえ相手の女性にそ...
東城ゆず 2019-11-11 06:00 ラブ
どんなお店がいい? 年下男子の胃袋を掴む外食メニュー3つ
 男心を掴むには胃袋を掴むのがいい、と言われるこの頃ですが、手料理を食べさせるほど親しいわけじゃない。そんなときは、彼が...
内藤みか 2019-11-11 06:20 ラブ
やっぱり好き…折り紙つきのダメ男が忘れられない貴女へ
 相席バーで、ある男性に出会いました。その男性は会社の飲み会の二次会でその店に訪れていたのですが、意気投合し、みんなでL...
神崎メリ 2019-11-10 06:00 ラブ
恋愛体質の女性がやりがちな行動!交際を長続きさせるには?
 恋愛体質の女性は、いつも彼氏が途切れずにウキウキとしているようで、恋愛難民の方から見ると羨ましい存在かもしれません。で...
リタ・トーコ 2019-11-10 06:00 ラブ
負け惜しみを言わないと気が済まない 夫の屁理屈フレーズ3選
 隠れたる男尊女卑思考の持ち主なのか、単なるプライドの問題なのか……。世の“夫”と呼ばれる生き物の中には、妻に対して無意...
並木まき 2019-11-09 06:00 ラブ
「AB型男性」の特徴と攻略法! 秘密主義で上品女性がお好き
 男女問題研究家の山崎世美子です。AB型は、日本人の約1割という少数派。本日は、そんなAB型男性にスポットを当ててみたい...
山崎世美子 2019-11-14 19:25 ラブ
元彼とヨリを戻すための3つのSTEP! 連絡前にするべきこと
「別れたけれど、元彼のことがやっぱり好き」――。そんな気持ちを抱えている方は多いかもしれませんね。涙を飲んで別れを受け入...
リタ・トーコ 2019-11-08 06:00 ラブ
モテ芸人アジアンに学ぶ!今モテる女性は“面白く賢い女性”?
 心理学の一つである恋愛学を学ぶと、恋愛が上手になる……とは限りませんが、「どうしたらいいか分からない」「相手の気持ちが...
ミクニシオリ 2019-11-08 06:00 ラブ
一瞬でデビル化! 夫が踏む鬼嫁スイッチの地雷ポイント3選
 鬼嫁の中には、普段は鬼の仮面を外しているものの、夫からちょっとした地雷が投げ込まれるのをキッカケに、鬼嫁に豹変するタイ...
並木まき 2019-11-07 06:21 ラブ