「イクラと明太子の真砂和え」意外にも“魚卵×魚卵”が合う!

コクハク編集部
更新日:2021-08-09 06:00
投稿日:2021-08-09 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・大手町の「鮨 今よし」の今井彦人さんに、“魚卵×魚卵”の相性が抜群な「イクラと明太子の真砂和え」のレシピを教えていただきました。

数の子を使っても美味!

 東京は大手町。ビルが立ち並ぶオフィス街で、それと知られている老舗が「鮨 今よし」です。

 創業は昭和32年。店主の今井彦人さんは創業者の孫という3代目。連綿と受け継がれている技術には、ひいき客も多いそうです。

「意外に思うかもしれませんが、これが合うんですよ」

 と今井さんが出してくれたのが、イクラと明太子の合わせ技。刻みユズのさわやかな香りに、すぐにでも酒を飲みたくなる、程よい塩っ気です。

「魚卵と魚卵は相性がいいんです。数の子を使ってもおいしいですよ。お酒は、日本酒は当然、ワインも合うんです。保存剤を使っていないナチュラルのリースリングワインは、驚くほどこの一品に合いますよ。ただし、食べ過ぎると痛風まっしぐらなので、そこは注意ですが(笑い)」

 真砂和えをつまみ、日本酒をなめる……。自宅で楽しめる最高のぜいたくですね。

材料

・イクラ 10グラム
・明太子 10グラム
(分量を変えても、割合は1対1)
・ユズ 適量

レシピ

明太子をほぐしてイクラを和え、刻んだユズの皮をのせて完成

本日のダンツマ達人…今井彦人さん

▽今井彦人(いまい・げんと)
 1978年6月、東京都出身。世田谷の名店「鮨 徳助」での修業を経て、実家でもある今よしでさらに腕を磨いた。23歳で3代目を継ぎ、現在は20年目。

▽鮨 今よし
 昭和32年開業。初代経営者は今井さんの祖母。コンセプトは「人の今よし」。「店名の由来も『今が良し』。人と人の出会い、その瞬間を大事にしなさいと教わりました」とは今井さん。一流ソムリエ監修の下、ワインのペアリングも行っている。東京都千代田区大手町1―7―2 サンケイビルB2。

(日刊ゲンダイ2021年8月3日付記事を再編集)

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