職人の知恵! 市販の塩昆布で作る「白身魚の塩昆布和え」

コクハク編集部
更新日:2021-08-13 06:00
投稿日:2021-08-13 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・大手町の「鮨 今よし」の今井彦人さんに、「白身魚の塩昆布和え」のレシピを教えていただきました。

 一流の職人が作る昆布締めほど、おいしいものはありません。記者は本気でそう思っています。ただ、自宅で作るのは面倒だし、時間もかかりますよね。購入するにしても安いものじゃないし。でも、昆布締めを食べたい……。

 そんなワガママな飲んべえのため、今井さんが教えてくれたのが「昆布締め風」の一品です。

「使うのは市販の塩昆布。魚を切って和えて揉み込むだけ。すぐにでも食べられますし、置けば置くほど昆布締めに近い感じになります」

 昆布のうま味と程良い塩味が、魚の味をさらに引き出します。これだけおいしいものをお手軽に作れるのだから、やらない手はないですよね。タイやヒラメなど、脂が少ない白身魚なら何でもOK。

「一緒に飲むお酒は日本酒。それもキリッと辛口が合います」

 職人の知恵に乾杯です。

材料

・白身魚 刺し身5切れ
・塩昆布 適量

レシピ

 白身魚の刺し身をさらに細切りにし、塩昆布を揉み込むように和えて完成。

本日のダンツマ達人…今井彦人さん

▽今井彦人(いまい・げんと)
 1978年6月、東京都出身。世田谷の名店「鮨 徳助」での修業を経て、実家でもある今よしでさらに腕を磨いた。23歳で3代目を継ぎ、現在は20年目。

▽鮨 今よし
 昭和32年開業。初代経営者は今井さんの祖母。コンセプトは「人の今よし」。「店名の由来も『今が良し』。人と人の出会い、その瞬間を大事にしなさいと教わりました」とは今井さん。一流ソムリエ監修の下、ワインのペアリングも行っている。東京都千代田区大手町1―7―2 サンケイビルB2。

(日刊ゲンダイ2021年8月7日付記事を再編集)

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