結婚もしてないのに…嫁姑問題を気にする恋人に辟易する男性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-10-23 06:00
投稿日:2021-10-23 06:00

「妻である私の味方をして!」発言に困惑

「それも千歌には、ずいぶんと前から話しているんですよね。なのに、千歌はちょっと前に『もしもユキエさんと私の間に問題が起きたら、妻である私の味方をするって約束して!』なんてことまで言い出しました。

 僕は最初、なんで千歌がそんなことを言い出したのかまったく理解できませんでしたが、ひょっとしたら、母さんと僕の仲に嫉妬しているのかなって気がするんですよね」

 母親が「あの子なら、いいんじゃない」と言っていることもあり、ヒロさんはこのまま交際が順調に進めば、そう遠くない将来に千歌さんとの結婚を考えているとのこと。しかし、ヒロさん自身に結婚願望はなく「そもそも、結婚を前提で付き合いたいって言ったのも、千歌なんです」と、自身の結婚願望は今でもそこまで強くないことを強調します。

結婚はしなくても構わない

「なので、千歌が母さんと嫁姑の関係になりたくないって言うなら、結婚はしないでこのままの関係を続けていても、僕は構わないんですよ。

 でも、千歌は子どもがほしいみたいだし、そうなるとやっぱり入籍して夫婦って形をとったほうがいいんだろうなって思います。

 でも、そこに母さんの話が入ってくるから、いつもややこしくなります。僕は、今のままの関係で、ただ法律上の“夫婦”になるだけなんだから、千歌はそんなに気負わなくていいと思っているし、結婚するにしても付き合っているだけにしても、母さんと千歌の関係が将来的にどうなるかなんて、今はわからないじゃないですか。

 だから、その問題を千歌が出してくるたびに、イライラが募っているというのが、僕の正直な気持ちですね」

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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