もう別れられない…裏切られ続けてもレズビアンの彼女が好き

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-10-22 06:00
投稿日:2021-10-22 06:00
 結婚10年目にしてレズビアンの彼女と付き合うことになったW子さん(41歳・パート・子供なし)。しかし、パートナーの女性は酔うと狂暴になり、W子さんは苦悩する日々を送る。ある日、待ち合わせのバーに行くと、デートの途中から「元カノが同席したあげく、元カノとのセックス写真まで見せられる」という理不尽な態度を取られてしまった。傷ついたW子さんだが、酔った恋人を抱きかかえ、ラブホテルに行くこととなり――。
 前回までの話はこちら→第1回第2回第3回第4回

嫉妬めいた気持ちが性的興奮に

――「デートに元カノを呼び、あげくセックス画像を見せてくる」という異常な行動に出られても、結局はお相手のA美さん(42歳・アパレル・独身)と別れられずにいますよね。ラブホテルに行ってからのことをお聞かせください。

「はい、酔いどれるA美の服を脱がせて私も裸になるとキスをして、シャワーも浴びずに、私は彼女のヴァギナを舐め清めました。汗と香水の入り混じる匂いと味がしたけれど、嫌悪感は無く、情熱的に舌を這わせて……。

 レズビアンでも、私は『ネコ』なので、積極的に女性器を舐めることはしなかったのですが、この時ばかりは違いましたね。彼女の温もりを感じたかったし、彼女に温もりを与えたかった。

 それに――たぶん元カノとのセックス写真を見せられたせいか、嫉妬めいた気持ちが怒りとは逆の性的興奮につながってしまって……」

――続けて下さい。

「A美の脚を目いっぱい広げて、ワレメを舐めあげたり、肉ビラを甘噛みしたり、クリトリスを吸いあげたり……いっぱいエッチなことをしました。

 そして、中指と薬指でGスポットを掻きこするように、手を抜き差ししたんです。

 A美は最初こそ『W子、いつもと違う……どうしたの……?』と驚いていましたが、私は無言のまま、愛撫を続けたんです。

 あふれる蜜が私の手の動きをなめらかにしました。

 ニチャニチャ……と恥ずかしい音が響く中、初めは戸惑っていたA美も、やがて体を痙攣させ、エクスタシーに達したんです。

 すごく嬉しかった。元カノへの嫉妬心がいくぶんか和らぎました。

 で、気づいたんです。やっぱり、私、A美から離れられないって……。

 知るほどにA美は寂しがり屋で、傷つきながら生きているのだと感じました。それを思うと、どうしても突き放せないんです。

 私が救わなければ、A美はどうなっちゃうの? もしかしたら、死んでしまうかも……と思いながら熱い口づけをして、思いきり抱き締めました。我ながらバカだとしか思えませんが、恋愛って理屈じゃないんですよね……」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


ハンズフリーで楽しめる…ローターの振動から逃れられない!
 本日紹介するのは、ニューヨーク在住の女性2人が立ち上げた「デイム」というブランド。女性のオーガズムについて研究とリサー...
桃子 2019-11-12 04:39 エロコク
いわゆるSMではダメ…精神的に屈服させられることに興奮する
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-05-24 18:05 エロコク
同棲編<2>男に求めては絶対NGなのに女が求めすぎる“〇〇力”
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
出版社OLが“人妻風俗”に転落した理由 美沙さんのケース#4
 職場の人たちからも、実家の家族からも距離を置いてしまった美沙さん。一人の給料で健斗と二人の生活費をまかない続けてきまし...
主婦レズビアンの告白#3…女同士の底なしのセックスとタブー
 夫とのセックスレスに悩むY子さん(35歳・薬剤師)は、観劇仲間で、宝塚男役のように麗しい友人・Dさん(37歳・独身・映...
蒼井凜花 2019-05-15 17:33 エロコク
温感&ターボ機能…優しさとワイルドさを併せ持った優秀電マ
 女性を気持ち良くするグッズとして、これまでバイブ、ローター、吸引系グッズを中心に紹介してきましたが、電マを忘れてはなり...
桃子 2019-10-08 15:56 エロコク
SEXはコミュニケーション…オナニーは自身の“快楽の追求”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-05-11 06:00 エロコク
同棲編<1>男のアレを抜いてトリコにさせる第一歩
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
寿司を素手で食べる女性はモテる? 男を無意識に欲情させる
 これから書くことはあくまで私の経験による持論でしかありません。しかし、寿司を素手で食べる女性はモテる傾向にあります。つ...
先端の二股で耳もくすぐって…新たな快感に出合えるかも
 “くすぐったい”って、笑っちゃうような、それでいて性感の一歩手前のような、なんとも、じれったい感覚ですよね。「ファンフ...
桃子 2019-11-12 04:39 エロコク
マッチングアプリでお金目当ての男性を見抜く3つのポイント
 今や利用率は20代、30代の男女で約20%とも言われ、次第に一般的になりつつあるマッチングアプリ(出会い系サイト)。ア...
内藤みか 2019-05-06 06:00 エロコク
容姿やお金が足りなくても…M女を従わせるのは心根だと実感
 私が出逢い系で遭ってきた様々な体験談を語るこの連載。第2回目はSM系のチャットで知り合った男性と会った時の話です。
吸引系ラブグッズの衝撃 ドイツメーカーに聞いた開発のウラ
 “吸引系”ラブグッズーークリトリスを覆い、振動で刺激しながら吸い上げるラブグッズのことを、こう呼びます。これが世界中で...
桃子 2019-11-12 04:38 エロコク
<袋とじ>浮気しない男を見つけるために必要なひとつのこと
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
現代と違う? 15年前の“パパ活”マンガを読み直してみました
 先日、15年前のちょっと過激な少女漫画『娼婦ハルミン物語』を読み直してみました。援助交際をする10代の女の子が主人公な...
内藤みか 2019-05-05 23:11 エロコク
無意識のモテ術! 着飾る“キレイすぎる女”がモテにくい理由
 皆さんは「無意識のモテ術」って知ってますか? これ、私が恋愛に困っている女性たちにレクチャーしている恋愛術のひとつなん...