もう絶頂寸前…出張ホストの絶妙テクニックに身も心も濡れて

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-11-19 06:00
投稿日:2021-11-19 06:00

勧められるままにオプションを追加

――分かります。続けて下さい。

「でも、ダメでした。私、彼の手を掴んで、『ここも触って欲しい』と、うつぶせになったまま、乳房に導いたんです。オイルのついた指が、硬くなった乳首に当たり『あっ……』と喘いでしまいました。

 急激に欲情する私とは裏腹に、彼は手を動かすことなく『T子さん、ここも愛してほしいんですね』と乳首を摘まんできたんです。

『くっ』と私は唸りました。

 そして『プリンセスコースでは、お客様の乳首は触っちゃいけない規則なんです』と、手を引いていくではありませんか。

 次の瞬間、私は『他にコースはあるの?』と訊いていましたね。我ながら情けない状態です。

 でも、セックスの快楽を知っている女性なら、誰もが感じることじゃないかしら」

――T子さんのお気持ち理解できます。

「タクミ君は、バッグからピンクローターを取り出しました。『これは、さらに特別なサービスを求めるお客様用なのですが……』とオプションの説明をしてきました。

 手と口、そして清潔なピンクローターで、女性器を愛撫して欲望を満たすというものです。

 私、迷わず『それでお願い』と強気で言っていましたね。

 火照りが増した体は制御が効かなかった。悔しいけれど、ここで終了とはあまりにも残酷すぎますから。で、オプションをつけることにしたんです」

絶妙な乳首への愛撫に絶頂寸前

――オプションを……そうですか

「はい、さらにプラス2万円でしたが、彼に愛してほしかった。体が男を求めていたんです。

 話が成立すると、私は仰向けにされました。私の乳房を見るなり『とてもキレイです』と優しく囁かれて……。タクミ君は私の乳房を揉みながら、乳首をチュッと吸ってきました。

 あまりの心地よさに『ああ……』と声が漏れました。

 タクミ君は舌先でネロネロと乳首を舐めしゃぶり、愛撫を深めてきたんです。強すぎず、弱すぎず……その力加減は絶妙で、乳首だけでイッてしまいそうなほど、軽いエクスタシーを覚えました。

 しばらくすると、彼の勃起が私の太ももに当たったんです。

 純粋に嬉しかった。

 大勢の女性客を相手にしている出張ホストに勃起してもらえるなんて……と、体がいっそう昂(たかぶ)っていって……。

 先ほど見せられたピンクローターじゃなくて、彼自身に貫かれたい。彼のモノを愛したい――私の中でメスの欲望が再び肥え太ってきたんです」

 続きは次回。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


男女に聞いた「女性のアンダーヘア事情」どこまで処理する?
 女性のみなさん、アンダーヘア、つまり陰毛の処理はどのようになさっているでしょうか。  10年くらい前まではみんな...
アブノーマルプレイ初心者へ…細いボディーが優秀な相棒に
 コスメブランドが1シーズンに数種類のカラーの口紅を出すように、ラブグッズの世界にもシリーズ展開しているブランドがありま...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク
3Aを求める他力本願な自己実現女が騙される救世主男子よ
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
“ママ活”マンガ 男性用と女性用を読み比べたら全然違った
「ママ活」という言葉が盛んに使われるようになったのは、2018年後半頃から。そこから半年ほどを経て、いよいよ「ママ活」を...
内藤みか 2020-05-20 11:23 エロコク
女性器リノベに投資する女たち#2…小陰唇縮小術の費用と中身
 日々鏡で顔を見ない女性はほとんどいないと思いますが、「自分のアソコを毎日見てチェックしている」という女性もまたほとんど...
内蔵されている“舌”が高速で…あっという間に昇天してしまう
 今年一番、勢いのあるメーカーといわれているのが「P×P×P」。ポップなデザイン&パッケージとお手軽価格とで、ネットショ...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク
全SNS利用者が読むべき太宰治に学ぶ【恥】リスクヘッジとは?
 48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイットボーイというよ...
女性器リノベに投資する女たち#1…最も多い“小陰唇”の悩み
 20~40代のOLのうち60%近くの女性が、自分の性器の形状にコンプレックスを感じている、という出版社の調査がありまし...
じんわり穏やかな快感…欧米で流行の“あてがう系”ローター
 一見するとPC用品? 昨今のラブグッズは“いかにも”なものがどんどん減っていますが、これはその中でも群を抜いてグッズら...
桃子 2019-11-12 04:42 エロコク
プラトンで分かる 2500年ぶりに令和に蘇った【エロス】とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋。男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイット...
男心の大事なポイントは「アダルトビデオ」が教えてくれます
 映画観放題の動画配信サービスはいくつもありますが、実はアダルトビデオ観放題の配信サービスも存在しています。なかには月額...
内藤みか 2019-07-18 06:00 エロコク
“セックスをすると綺麗になる”は本当か? 理学療法士が検証
「セックスをすると綺麗になる」そんな話を耳にしたことはないでしょうか。実際のところどうなのか、なぜ綺麗になるといわれるの...
山本茜 2019-08-14 16:06 エロコク
気づけば奥にまで…初めての女性にもオススメな“植物的”形状
 ずっと以前に読んだ官能小説で、女性主人公が常夏の異国で出会った年下男性の“彼自身”について、「細長くて、植物のような」...
桃子 2019-11-12 04:42 エロコク
蜜月編<2>言いまつがい【滑舌悪いVS耳遠い】頂上決戦
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。...
自意識を吹き飛ばす シャイな女性が目覚めた“見られる”快感
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-07-11 18:00 エロコク
彼を恋の虜に…男性を100%本気にさせる「スンドメ」の美学
 皆さん、今少し気になっている男性はいらっしゃいますか? 願わくば、気になっている男性に振り向いて欲しいと思うのが女心だ...