急展開!匂わせ女性とラブホへ…理性は本能にあっけなく負け

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-12-17 06:00
投稿日:2021-12-17 06:00

ジムで再会した彼女が指定した場所は

――ドキドキですね。

「はい、キスの日から三日後です。会えない数日間がどんなに長かったか……。

 ジムに行くと、すでにR美さんはランニングマシーンでトレーニングをしていました。相変わらず綺麗で、ひときわ目立っていましたね。スリムな体にフィットしたランニングウエアと、ジョギング用のレギンス。僕がさりげなく視線を向けると、彼女もこっちをチラリと見てくれて……でも、素知らぬふりでトレーニングを続けて……。

 すでに秘密の恋をしているようで、その日はかなりパワーアップした筋トレができたかな。

 本当、男って単純ですよ。

 で、彼女の後ろ姿を見ると、形のいいヒップが色っぽくてね……『キスした時、あの細い腰を抱き寄せたんだな』と思うと、もうたまらなくて。

 その日も、彼女は休憩室で自撮りをしていましたね。おそらくインスタにアップするんだろうと、のんきに思っていました。

 その日は18時に落ち合おうということになったんですが、待ち合わせ場所がまだ未定だったんです。

 もちろんキスまで進んだんだから、今日はそれ以上のことをしたいというのが男のホンネです。でも、女性の気持ちを考えると、今日セックスにもつれ込むのは早すぎるかな……という紳士的な思いもゼロではありませんでした。

 そんな時、R美さんのほうから『待ち合わせ場所は、ふた駅向こうのA駅にしませんか?』というLINEが来たんです。

 驚きとともに、ラッキー!と心の中でガッツポーズをとりました。

 A駅周辺にはいくつかのラブホテルがあるんです。キスまで進んだのだから、次は肌を重ねたいというサインだと察しました」

「やっとYさんの肌の温もりを感じられた」

――すごい展開ですね。家庭を持つ男女ならではの急展開でしょうか? 

「はい、もしかして彼女自身が欲情したのかも……なんて、都合よく思っていました。

 A駅に着くと改札の向こうに彼女が待っていました。細身のパンツにロング丈のカーディガン姿。スタイルがいいので何を着ても似合います。僕が駆け寄るなり、R美さんの手が僕の腕をギュッとつかんで『やっとYさんの肌の温もりを感じられた』って……。

 もう言葉は要りません。

 僕たちは、手に手を取ってラブホテルの門をくぐりました。

 部屋に入ると、すぐさま抱きしめ合いました。

 僕の胸元に押し付けられた彼女の乳房が思いのほか大きくて、柔らかくて……久しぶりの感触です。キスも、前回よりもっと激しいディープなものでした。

 貪るように唇を押しつけ合い、吸いました。

 唾液が行きかい、唾の音が響いて、彼女の『アン……』という喘ぎも色っぽくてね。

 もう、たまりませんよ」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


ホスト依存と買い物依存は根っこが同じ…女性たちが貢ぐなぜ
 ホストに貢いでしまう女性のことが、しばしば話題になります。その時なぜか、ホストは常に悪者扱い。「あんなに貢がせてヒドイ...
内藤みか 2019-03-07 17:24 エロコク
マッチングアプリで2回目デートに誘われるための2つの法則
 マッチングアプリを使った出会いも当たり前になってきましたね。月に何回もデート相手が見つかるようになっている方もいると思...
世界のTENGAのカップル向け商品 オススメは騎乗位か正常位
 先月から始まった「幸せになれるラブグッズ」ですが、幸せといっても、1人で感じる幸せ、2人で感じる幸せと、それぞれありま...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
マッチングアプリで外国人とも出会えるこのごろですが……
 歌舞伎町で27歳の女性が、自称英国人の男性にバッグを奪われそうになったうえに刃物で切りつけられる事件が発生しました。女...
内藤みか 2019-03-04 06:00 エロコク
出会い編<1>精神的にも年齢的にも“一番遠い人”に一目惚れ
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
興味はあるけど…“出会い系”で会える男性って本当はどう?
 最近、男女の出逢いのきっかけとしてめざましい発展を遂げている出会い系サイトやマッチングアプリ。  けれどプロフィ...
初めての中イキ体験できるかも 輪っかの持ち手がポイント
 目にした瞬間に「あ、これは気持ちよさそう」と思うバイブがあります。サイズや素材もそうですが、私はその形状を見てそう思う...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
なぜ人気? 女ですがVRでアダルト動画観た感想を書きます
 今、アダルト動画ランキングに異変が起きています。大手動画サイトのランキングは、その半数近くがVR動画になっているのです...
内藤みか 2019-08-27 16:21 エロコク
常連客は若い男性…高齢者風俗嬢は世界的に増加するのかも
 あたらしいもの好きの作家・内藤みかです。最近は性風俗の高齢化について考えています。  人生100年時代と言われる...
内藤みか 2019-03-12 16:20 エロコク
まずは老人愛=ジェロントフィリアについてお話しします
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
試したいけど言い出せない…「ソフトSM」おねだりの仕方
 女性もセックスに積極的になってきたとはいえ、まだまだ自分のやりたいことなど口に出すのは恥ずかしい、という人が多いのでは...
一目惚れしたローター…鮮やかなかわいい黄色が心躍らせる
 まだラブグッズを使ったことがないという女性には、まずバイブレーターではなくローターを使うことをオススメしています。昨今...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
どちらも痛いけど…DVとSMの違いについて考えてみました
 こちらでは、はじめまして。作家の内藤みかと申します。私は、あたらしもの好きです。いろいろな新しいモノやコトを試したり観...
内藤みか 2019-03-06 20:31 エロコク
機能もルックスも超優秀…多彩に快楽を引き出す最新バイブ
 はじめまして、バイブコレクターの桃子です。これまで国内外のラブグッズ350種超を試してきた経験から、どんなグッズがいい...
桃子 2019-11-12 04:33 エロコク