味変は食べるラー油で!「酒の供」納豆に卵黄とノリの三重奏

コクハク編集部
更新日:2022-03-25 16:37
投稿日:2022-01-02 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・神田のトラットリア「ZeCT by Lm」の藤枝勇さんに、手が止まらなくなること請け合いの「酒の供」のレシピを教えていただきました。

食べるラー油の種類を変えてみて

 なんだ納豆か……。そんな声も聞こえてきそうですが、手が止まらなくなること請け合いです。

「食べるラー油のウマ味と風味、卵黄のウマ味と甘味の相乗効果で、納豆をコーティングします。ノリはノリでこれもウマ味の塊ですから、ウマ味の三重奏。意外とヤラレますよ」

 居酒屋メニューのネギトロをノリで巻いていただくイメージ。ノリを手に取ったら、スプーンですくった納豆をのせ、そこにカイワレを。軽く巻いて口に運べば、パリッとはじける音とともに磯の香りと山の恵みが一体化します。カイワレの食感が小気味いいんです。

「味を変えたければ、食べるラー油の種類を変えて。いろいろな種類がありますから、辛さが強いもの、ウマ味を強調したものなど好みでチョイスしてください」

 手間をかけるなら、山芋やオクラなどを加えてもいいでしょう。でも、そこに時間とお金をかけるなら、吟味したラー油と納豆でサクッと一杯飲みましょう。とにかくお酒が欲しくなる一品です。

材料

・納豆 1パック
・食べるラー油 小さじ2杯
・大葉 3枚
・卵黄 1個
・カイワレ 適量
・ノリ 適量

レシピ

(1)大葉を刻む
(2)納豆に食べるラー油と卵黄1個、刻んだ大葉を加えてよく混ぜる。醤油や納豆のタレは不要。写真は出来上がりに卵黄をのせているが、家庭では一緒に混ぜればいい
(3)味つけノリサイズにノリを切る
(4)3に2とカイワレをのせて巻いて食べる

本日のダンツマ達人…藤枝勇さん

▽藤枝勇(ふじえだ・ゆう)
 イタリアでの修業経験のほか、和食店やフレンチ、薫製料理店、さらにラーメン店でも腕を磨く。多彩な技術に裏打ちされた料理は、素朴ながら食材の味をしっかりと伝える。軽妙なトークも常連客をひきつける。

▽ZeCT by Lm
 カウンター7席のトラットリア。伊フィレンツェで親しんだマンマの味が忘れられず、2013年にオープン。夜は飲み放題込みで8000円か1万円のコースのみ。ランチで提供する手打ちラーメンは、有名店オーナーも絶賛する。東京都千代田区神田小川町1ー7 神田小川町ハイツ1階。

(日刊ゲンダイ2021年12月16日付記事を再編集)

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