ビジネスパートナーとは昔…恋人に秘密にしている男性の過去

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-02-12 06:00
投稿日:2022-02-12 06:00
冷酷と激情のあいだvol.77〜女性編〜」では、恋人であるナオトさん(仮名・39歳男性)と、そのビジネスパートナーの女性との関係に強烈な嫉妬心が芽生えている女性・奈津さん(仮名・35歳女性)の悩みをお届けしました。
 では、奈津さんの恋人であるナオトさんは、なぜ恋人が嫉妬していることを知りながら、ビジネスパートナーの女性と親密とも思える関係を続けるのでしょうか。

性別を超えた信頼関係があるのに

「それとこれとは、僕のなかではまったく別次元の話なんです。奈津とは正式に付き合っているし、ビジネスパートナーの女性とは、奈津と出会うずっと前から親しくしていて、恋人関係とは違う信頼関係があるからです」

 最初に、こうキッパリと言い切ったナオトさんは、奈津さんが自分の周囲との関係に対して強烈な嫉妬を口にするのが「正直、理解できないときがあります」と暗い表情をします。

「ビジネスパートナーが女性だから嫉妬しているんだと思いますけど、僕にとって仕事の付き合いに性別は関係ありません。相手が男性だろうが女性だろうが、仕事で大切な付き合いだとなれば、ときには恋人以上に大事にすることもあると思います」

 最近は、奈津さんの嫉妬心が大きくなっていて、ビジネスパートナーの存在を理由に奈津さんとナオトさんの関係が、ややギクシャクし始めていることもナオトさんは気がかりだそうです。

会わせたことが逆効果だったのか

「実は、奈津の前に付き合っていた女性も、奈津と同じように、ビジネスパートナーとの関係に嫉妬して、結局は収拾がつけられなくなり別れました。

 だから、次に付き合うときには嫉妬するタイプじゃない子にしようと思って奈津を選んだんですけど、やっぱりダメだったか……って感じです。やたらに嫉妬しないように奈津にビジネスパートナーを会わせたこともあるんですけど、かえって嫉妬心を芽生えさせちゃったみたいですよね」

 それにしてもいったい、ナオトさんはなぜ、そこまでしてビジネスパートナーとビジネス上の関係を超えたかのような親密な間柄を続けるのでしょうか? 男女の関係は「ない」とはいっても、恋人である奈津さんが嫉妬するのも当然のように思えます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


奥様に学ぶ!小泉進次郎さんのような素敵男子と結婚する方法
 小泉進次郎さんと滝川クリステルさんが結婚&妊娠したという突然のニュースに、世間は大賑わいとなりましたね。「令和初のビッ...
田中絵音 2019-08-15 17:45 ラブ
恋愛中に心がけたい上手なLINEテクニック♪ NG事項に注意
「LINE」は、好きな人とのコミュニケーションを取るにも便利なアイテム。でも、気軽なツールだからこそ、「親しき仲にも礼儀...
孔井嘉乃 2019-08-13 06:00 ラブ
図解!好きな男性とデートで会う&彼の好き度を確かめる方法
「好きな人はすごく忙しくて、なかなか会ってもらえない…」「初デートは楽しかったのに、2回目につなげない!」――。そんなお...
伊藤早紀 2019-08-12 06:00 ラブ
拡大するミスターコン 出場を目指すイケメンたちの目的は?
 大学のミスターコンがどんどん拡大しています。大学のミスコンというのは1970年代から開催されているのに対し、ミスターコ...
内藤みか 2019-08-12 06:00 ラブ
望んだ恋愛でもすぐに冷めるなぜ? 自分は冷たいと思う前に
 恋がスタートして、一般的にはラブラブの2人。でも「念願の恋がスタートしたのに、何かがおかしい」と悩む女性は多いようです...
東城ゆず 2019-08-13 17:32 ラブ
性格か? 価値観か? 離婚しないための最適な相手の見つけ方
 離婚理由としておなじみの「性格の不一致」と「価値観の違い」。  これらは似ているようでいて実は全く異なるものです...
しめサバ子 2019-08-11 06:00 ラブ
宮迫博之も危ない? 女性の離婚願望に火がつく3つの条件とは
 女性が離婚を考える3本柱は、浮気、金銭トラブル、病気です。そのいずれかが際立ったり、重なったりすると、それまでくすぶっ...
山崎世美子 2019-11-14 19:22 ラブ
束縛をする女性心理と対処法! やめるのは意外と簡単かも?
 恋人ができると、ついつい束縛をしてしまう女性って多いと思います。束縛ってする方もすごく疲れるし、プラスにならないと分か...
孔井嘉乃 2019-08-10 06:00 ラブ
絶世の美女より「ほどほどの顔」の女性がモテる5つの理由
 ちょうどいいブスが一番モテる――? お笑いコンビ「相席スタート」の山崎ケイさんの著書やドラマ化により、巷でささやかれる...
七海 2019-08-09 06:00 ラブ
夫への情を振り切り離婚を決断…子持ち女性の実録エピソード
 突然ですが、「バツイチ・マルイチ」という言葉を皆さんは知っているでしょうか。これは、離婚を経験して再婚に至り、その婚姻...
東城ゆず 2019-08-08 06:00 ラブ
どうしても高年収の男性と結婚したい女性がやるべきこと3つ
 オリンピックを翌年に控えているとはいえ、世の中は決して景気がいいとは言えない状態ですが、そんななかでも依然として「高年...
内藤みか 2019-08-08 06:00 ラブ
しっかり女性も 気になるカレの前で“可愛く酔える”3つの魔法
 あなたはお酒を飲んだ時に、可愛らしく「酔っちゃった〜♡」と男性に甘えることができる女性ですか? オトナの女性の中には、...
ミクニシオリ 2019-08-08 06:00 ラブ
姿の見えない不倫相手の女と無言の戦い…志穂さんのケース#3
 自分の夫の不倫の証拠を見つけてしまったら、女性は誰でも争いや別れの影におびえながら、愛する人の真意を確かめようとするで...
神田つばき 2020-01-12 05:32 ラブ
結婚相手に“選ばれる女”とセフレで終わる“一発屋の女”の違い
 元号が「令和」になった5月の婚姻数が2倍に――。厚生労働省が先日、こんな人口動態統計速報を公表しました。またこれで、い...
山本早織 2019-08-06 06:00 ラブ
逆ハーレム恋愛リアリティー番組に学ぶ 男心を刺激する方法
 AbemaTVの恋愛リアリティー『かぐや姫と7人の王子たち』は最高に女子トクな番組です。なにしろ15人ものイケメンの中...
内藤みか 2019-08-05 06:00 ラブ
不倫なんて最低! それでも続けてしまう彼女たちの証言は?
 近ごろの不倫スキャンダル報道をみてドキドキ、ハラハラを味わった女性も多いのではないでしょうか。 「不倫は最低」と...
東城ゆず 2019-08-05 06:38 ラブ