「瀬戸内レモンのクリームソーススパゲティ」ゆで方は4分の3

コクハク編集部
更新日:2022-05-01 06:00
投稿日:2022-05-01 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・南青山のイタリア料理店「ドメニカ・ドーロ」の岩本光史さんに、レモンの爽やかさがこの時期にピッタリ「瀬戸内レモンのクリームソーススパゲティ」のレシピを教えていただきました。

見た目も美しい!

 生クリームにレモンの皮の黄色が映える色鮮やかな一品。柑橘の香りが食欲をそそります。

「ソースを絡ませる時は1.7ミリの細めのパスタを使っています」

 ゆでる時間にもコツがあるんですよ。

 標準の4分の3の時間に設定するという。

「10分なら7分半ですね。フライパンの中でスパゲティを煮込みながらソースを吸わせる過程で、ちょうどよい硬さになるイメージです」

 もちもちした食感で、しっかりレモンやクリームの味が染み込んでいます。うーん、美味♡

 合わせるのは、白ワインはもちろん、日本酒にもピッタリ。岩本シェフは、不定期で地元、愛媛県西条の成龍酒造とマリアージュしたイベントも開催していますよ。チェックしてみてくださいね。

【材料】

・スパゲティ 100グラム
・牛乳 60㏄
・乳脂肪分35%生クリーム 30㏄
・パスタのゆで汁 90㏄
・野菜のコンソメ(顆粒) ひとつまみ
・レモン汁 小さじ2分の1~1杯(好みで)
・レモンの皮のすりおろし 仕上げ用(適量)
・エキストラバージンオリーブオイル 仕上げ用(適量)

【レシピ】

(1)スパゲティは1、2%の塩分のたっぷりの湯でゆでる。

(2)フライパンに牛乳と生クリームを合わせたものとパスタのゆで汁、野菜のコンソメを加えて火にかける。

(3)2が沸騰したところにゆで上げたスパゲティを投入し、2~3分フライパンの中で煮込む。アルデンテの硬さになりソースをパスタが吸ってきたらレモン汁を加えて、全体を混ぜ合わせる。

(4)皿に盛り付けて、オリーブオイルを回しかけてレモンの皮をすりおろし、パスタ全体にかけて完成。

本日のダンツマ達人…岩本光史さん

岩本光史(いわもと・みつし)
1977年、愛媛県西条市出身。大卒後、大阪リーガロイヤルホテル勤務を経て渡伊。3つ星の名店「レ・カランドレ」をはじめ、北イタリアで4年間修業。帰国後、銀座のイタリアレストランで調理長を6年半務める。2013年6月、同店オープン。

ドメニカ・ドーロ
イタリア語で「黄金の日曜日」を意味する。ゆったりとした時間を楽しめる店だ。国内外の有名産地の食材と地元愛媛県の食材を中心にオーナーシェフ自ら厳選した、こだわりの素材をイタリア料理に仕上げる。定期的な料理教室も開催し、食材の下処理からパーティー料理のプロのコツまで丁寧に教える。

東京都港区南青山2-14-20 B1

(日刊ゲンダイ2020年3月19日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


体に優しい!「長芋の塩麹漬け」は発酵食品のオンパレード
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「カマ焼きポン酢和え」コツは少し値が張るポン酢を使うこと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「イノシシとチンゲン菜のエスニック炒め」豚バラ肉で代用も
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
甘さが引き立つ「ニンジンのサラダ マグロのカラスミ添え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
「サケの雪中焼き」濃厚なクリームチーズは和食にも合う!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂「多に川」の阿部学さんに、いろいろな魚...
ワインに合う「山ゲソ」 山芋は粗く食感が残るように切る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフランス料理店「Restauran...
シンプルがいい「白身魚とポテトの蒸し煮ピスタチオソース」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西大橋駅近くのイタリアン「トラットリアパッ...
サッと煮てザルに上げる 軟らかい「砂肝と明太子のマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...
「イワシの焼売揚げ」見た目も食感もインパクト大なプロの技
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
「しらすと卵の炒め物」所要時間3分!中華の定番をおウチで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は神奈川県・横浜市にある「中国料理壱龍釜」の唐子庭...
女子ウケ重視の「ブリ大根」 身がプリッとしてタレに絡む!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は熊本・熊本市内の創作居酒屋「食家 螢」の村岡恭臣...
ハイボールが進む「豚バラの3日干し」 うま味をギュッと凝縮
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿ゴールデン街にある「ぱいんつりー」の村...
野菜不足の男性に♡【切り干し大根のおつまみ副菜】で攻める
 ホームパーティーや彼氏の家で、「おっ? 家庭的だな~!」って思われちゃうかもしれない副菜メニューをご紹介します! 気合...
ぐっち夫婦 2020-02-13 15:19 フード
「ポン酢カボチャ」意外な組み合わせでカボチャの“新境地”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の蕎麦居酒屋「のぶ庵」の三宅泰子さんに...
これぞ王道「ウイスキーチキン」甘辛で香ばしいテリヤキ味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・東銀座のフレンチビストロ「イバイア」の深味...
のどと胃腸に優しい紅白料理「カブと赤カブ ニンニク和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代々木上原の「吉田風中国家庭料理ジーテン」...