ベトナムの定番「茹でキャベツ×茹で卵のヌックマムだれ添え」はヘビロテ

コクハク編集部
更新日:2024-03-15 06:00
投稿日:2024-03-15 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の「ベトナム料理★ビストロ オーセンティック」の中塚雅之さんと森泉麻美子さんに、ベトナムの定番おつまみ「茹でキャベツ 茹で卵のヌックマムだれ添え」のレシピを教えていただきました。

キャベツをおいしく食べるタレ

 現地のビアホイ(ベトナム版ビアホール)でド定番のメニュー。

「ベトナム人の誰もが口を揃えて“このたれはキャベツ用”というぐらいお馴染みの食べ方です。春キャベツのおいしい季節によく混ぜたたれをつけて楽しんでいただきたいです」(森泉さん)

 一度試してハマりまくりの記者は、冷蔵庫から出したばかりの卵を半熟に茹で、キャベツは耐熱皿にのせてラップをかけてレンチン。2つの作業にかかる時間は同時進行でたったの6分。この“ズボラ法則”を体感すれば、ヘビーローテーションになること間違いなしです。

 ちなみに、ヌックマムはベトナム生まれの魚醤(ナンプラーはタイの魚醤)。メーカーや種類によって味わいが異なりますが、目安のひとつはボトルに記載されている度数です。最も芳醇なのは一番搾りの40度、少なくとも30度以上のタイプを選びたいところです。

【材料】(2人前)

・キャベツ(小) 6分の1個

【たれ】
・茹で卵 1個
・ヌックマム 大さじ2
・生唐辛子(または一味唐辛子) 適量

【レシピ】

(1)キャベツは熱湯で3分ほど茹でて(“レンチン”でもOK)、水を切って好みの大きさに切り、皿に盛る。

(2)小鉢にたれの材料をすべて入れ、茹で卵は軽くつぶす。

本日のダンツマ達人…中塚雅之さん、森泉麻美子さん

▽中塚雅之、森泉麻美子
 ご夫婦ともに料理人兼ベトナム料理研究家。夫の中塚さんは故郷・岡山でフランス料理に従事したのち、六本木「ベトナミーズシクロ」の元料理長、妻の森泉さんは元出版社の編集者という探求心旺盛コンビで店を切り盛りする。

▽ベトナム料理★ビストロ オーセンティック
 東京のベトナム料理で3本の指に入る名店。2007年に高円寺でオープンし、11年3月に浅草へ移転。昭和アングラな4坪の店内でベトナム本土の息吹とパッションを感じる料理を提供する。前菜からデザートまで手書きのメニューに目移り必至だが、蒸し春巻きは必食。

東京都台東区浅草1-1-12 浅草地下街36号

(日刊ゲンダイ2020年4月28日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「干し柿バター」切って“酒マリネ”をして混ぜて待つだけ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
「千枚蕪と柿の酢物」シャクシャクとトロッのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...
生のカリフラワーを使うのがポイント!「いもフラワー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフレンチレストラン「Restaur...
彩り野菜と塩がうまさを引き立てる「鯛のカルパッチョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西区のイタリア料理店「トラットリアパッパ」...
ふわっとした食感に仕上がる「白子のバターしょうゆ焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の和食店「多に川」の阿部学さんに、軽い...
玉味噌の風味とナスが溶け合う「米ナスの田楽牛肉添え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉県・流山市の老舗割烹「割烹柳家」の青柳宏幸さ...
「きのこのマリネ 半熟卵添え」一晩寝かせてマイルドな味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
【パクチーえび餃子】パクラー集合! お好みで追いパクも♡
「仲良しメンバーで年末集まろ~!」「鍋パーティーしよ~!」などとワイワイごはん会の計画を立てている方に朗報です!(笑)今...
ぐっち夫婦 2020-01-15 14:57 フード
外はカリッと中はふわっふわ「ジャガイモとツナのフリコ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
砂肝の皮を使った「砂肝ポン酢」 コリコリ食感がやみつきに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
すし酢を使ってまろやかな味に「トマトとバジルのマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
「シュークルート」寒い夜は煮込み料理で体の芯から温まろう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...
「数の子の芋サラダ」定番のポテトサラダが“和”のおつまみに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
おなじみのスナック菓子が大変身!お手軽「ポテサラ明太」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
銀座の名店の味を自宅でも!ヘルシーな「季節野菜のマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアン...
肝を加えてコクを出す「サンマとクリームチーズのリエット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇のビストロ「Refuge」の大城忍さん...